星の行方(レックナート視点2プレイ記)
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2002年04月16日(火) 小さな亀裂

戦いが終わった。
戦果。ぼくらの勝ち。傭兵ギルバートも仲間になった。
青騎士団はやっぱり強い。特にマイクロトフの率いる軍には世話になった。
途中で引き返したのは残念だったが、あれだけ活躍したのなら良いとぼくは思う。もうこちらの優勢はゆるぎないものになってたし。
ほかのメンバーはそうは思ってなかったみたいだけど。

特にジョウイの不満は強そうだった。
ぼくに言わせりゃ、せっかく貰った黒き刃の紋章を、戦場で使わない君のほうが不満なんだけどな、なあジョウイ。

宿に帰り、部屋に戻ると、ナナミの様子がおかしい。
ナナミ「ねぇ、きくまる…話があるの。聞いてくれる?」
きくまる「?いいよ」
どうしたのかな。いつもより歯切れが悪い。
ナナミ「ありがとう…あのね…きくまる…きくまるは、この戦い…」
…。
ナナミ「いや…やっぱりやめとく。今は戦わなきゃね…自分の命を守るためでもあるし…」
ナナミは無理に笑う。そして、おやすみを言った。




あら?ジョウイの所にカゲがいるわ。


ジョウイ「…では、そのように伝えてください」
カゲ「承知。それでは、これにて失礼いたす」



どこにでも出てくる奴よねえ。仕事選ばないっていうか。まあそういうの、嫌いじゃないんだけど。
ルック「…」←寝ている


ピリカ「…?」
ジョウイ「ピリカ…大丈夫だよ。夜風にあたっていただけだよ」
ピリカ「…」

ジョウイ「ぼくは…正しい道を選び取れるだろうか…」



きくまるくーん、ジョウイってば、こんなになってるのよー。気付いたほうが良いわよー?でも今はナナミのことで頭いっぱいか。あーあ、残念ねえ。


2002年04月15日(月) 参戦

会議が終わってすぐレオナさんの酒場に戻る。
すると、そこにはアナベルさんがいた。
傭兵隊に出撃要請に来たのだ。

アナベル「これ以上、あなた達が戦う必要は無いよ。ここから先は、大人たちの問題だ」
好戦的なジョウイに、優しく諭すアナベルさん。
ジョウイ「ぼくらも戦いたいんです。王国軍を止める手伝いがしたいんです」

ジョウイ「きくまる、君もいっしょに戦ってくれるだろう?」



見てあのきくまるの嫌な顔!


ジョウイ「お願いだ…きくまる。確かめたいんだ…」
何を確かめるつもりなんだろう。まただ。何かがひっかかる。

結局引き受ける。
アナベル「きくまる、ジョウイ、ナナミ。…死ぬんじゃないよ。
それから、戦いが終わったら、私のところにおいで。そのときに、ゲンカク老師の話をする」
うん。じゃあ、聞くまでは死ねないね。頑張ろう。



きくまるくんったら、そんなことしなくっても、いつでも私が教えてあげるのにー。
て言うかそこ、ルック!何でそこで引くのよ。


苔田 |MAIL