青い蒼い毎日
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仕事の終業のベルのあと、彼から携帯電話に着信がある。 明日の予定の確認。 彼と会うのは17年ぶり。
相変わらず私をとりこにしてしまう彼の声。 何年ぶりでもすぐわかる。
背中合わせでも 私は貴方を感じることができる。
瑠璃姫は考える。 彼のことを。 近くて遠い彼。 私に触れることなく でも 至近距離にいる彼。
私のボスは彼以外にいないのだけれど。 このハードな任務は彼がボスであればこそ。
戦線離脱する彼は。
スーツは戦闘服。
後方支援がなくては玉砕。 これは私の任務ではないのに。
つぶす? どうする?
全部あなた次第。
逃げることだけは許さない。
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