一日後記

2008年12月21日(日) 無題。

たまにお会いする方のお母様が、つい最近交通事故に遭われた。
幸い・・・と書きたいところだが
自転車で走行中ダンプに接触し転倒した際
頭部を強打したため意識不明のまま病院へ運ばれ
今日、亡くなってしまった。

人づてに色々様子やら事故の状況などを聞いているけれど
つくづく加害者も被害者も悲しいことになるのだと、身に沁みている。
ご家族の方々には“お気の毒さまでした”と言う以外
他に言葉が見つからないだろう。


今日もぽつぽつその後分かってきたことなどを聞いている中で
ひとつだけ、思わず声を荒げてしまったことがある。

警察によると相手は無免許だったらしい。
もっとも、ハナから免許がないのか免停なのかまでは
(聞いた本人もそこまで深くは聞けなかったとのこと)分からないが
とにかく“運転免許が無効”だった。

当然保険など下りるわけもなく、まして相手は私の実父より齢上である。


* * * * * * * * * *


家がらみのことでもあるので、万一のことがあれば
私が相方の代わりに列席してほしいと再び義母からは言われている。
(事故に遭われた方との関係からすれば、一般的には相方にとっても
 近しい関係とは決して言えず忌引で休める続柄ではない。
 第一最後にご本人とお会いしたは10年前で
 そのお嬢さんとも、年1〜2回顔を合わせる程度でお互い携帯番号すら知らない)

こちらとしては二人でお通夜に行こうとは思っていたものの
その先まで出るつもりは、正直言ってなかったし
一度私らと義両親で話をした際もその線で終わりにしたはずだった。

しかしそれが義母としてはどうしても“合理的で冷たい”と感じたらしい。
昔から住んでらっしゃる隣近所の方が亡くなった時(家にご遺体が戻られた場合は)
私が朝イチの起き抜けのボサボサ頭にジャージ姿のままだろうが
その方と挨拶以上の付き合いがなかろうが
お線香をあげに連れて行く女性である。

今回も私らを病院へ行かせたかったようだが
そういう状態の時に行くべきではないと思い、行かなかった。
ここ毎日病院に行っていた彼女にしてみれば
“冷たい”と思うのも無理からぬことなのかもしれない。


結局、前回納得したはずの義両親と再度すったもんだの挙句
告別式まで出ることになった。
相方は仕事で出られないことがほぼ確定しているから
一人で超気まずい関係になった義両親と行動を共にしなきゃいけないわけで

・・・あぁ・・・orz





2008年12月20日(土) 冬の花火。

夕方から、立川の昭和記念公園まで。
最近ここのイルミネーションをテレビで見かけて
ちょっと行ってみようかという話になっていた。

18時前に駐車場に車を止め、一度駅前まで出て腹ごしらえを済ませ
公園に入ったのは19時過ぎ。
案の定すごい人出だったものの、場所柄だろう
息苦しく感じるようなこともなく。




たまたまこの日は、花火が上がる日だったらしい。
それを知ったのは園内に入った後のことで
しかもちょうど10分前にいた場所は、小高い丘の上。
どこで上がるのかは分からなかったが、ここならどの方向からでも見えそうだ。

10分後、突然“ドーン”という音が背後で響き
慌てて振り返ると今度は目の前で開く冬の花火。
こんなに近くで打ち上げ花火を見たのは初めてかもしれないと思う。




20回近くシャッターを切ったにも関わらず、まともに撮れたのはこの2枚くらい。

夜間だからシャッターのタイミングは合わないわ、手ブレしまくるわで

カメラに残ったのはヨレヨレの蜘蛛みたいな花火ばかり。






あちこちで人を整理してらした警備員さんの赤く点滅するベストと誘導棒さえも

イルミネーションと同化しているような感じがするのは、気のせいだろうか。




2008年12月13日(土) ずっしり布団。

ここ2〜3日、近所のホームセンターや大型スーパーで
へたへたになった私の掛布団を買い替えるべく探してはいるものの
なかなか好みのものが見つからない。

ずっしりとした重量感のある綿の布団なんて
正直なところ、すぐ見つかると思っていたのに。
ところが現実はそうもいかず、あるのは“軽さがウリ”の
羽毛やポリエステルのものが殆ど。
まあ羊毛のものは比較的近い感じがしたけれど、それでもちょっと違う。

子供の頃は今より気温も低かったせいか
かいまきに毛布、その上に掛布団というのが冬の寝具の定番だった。
中でもとりわけ綿のかいまきが好きで
あの重みが何ともいえない安心感になっていたと思う。

お蔭で今でも重みのある布団が好きなまま。

そんなことを今日、実家で母と話していたところ
やはり母も同じような布団が好みだったらしい。
ただ、年を重ねるごとにその重さが今度は仇となり
就寝中息苦しくなってきて、現在は羽毛布団の愛用者。


『使ってない綿の布団あるけど、持ってく?』

新品ではないが状態が悪いわけでもないので
そのまま車に積んで持って帰ることにした。


久しぶりにふかふかの重い布団に包まれて眠れるかと思うと
夜の冷え込みも、楽しみになりそうな冬の夜である。




2008年12月12日(金) 離脱症状。

離煙パイプというものがある。
31本あるパイプはそれぞれ3%ずつ
ニコチンとタールが減らせる仕組みになっていて、1日ずつパイプ1本を使い
31本目にはタバコに何もつけない状態の5%まで落とすことができる。
そうやって徐々に体を“タバコのいらない状態”へシフトしていき
最終的にタバコをやめる方向に持っていく。

なぜ3%なのかといえば、“いつもと同じタバコだ”と
脳をごまかせる限界が3%なのだそうである。
但し、途中でパイプをつけないタバコ(拙宅では“生タバコ”と呼ぶ)を
吸ってしまったら、それがどれほど軽かろうが、またイチからやり直し。

先々月末、勤務先にたまたまそれが一箱
サンプルとして入ってきたのを、許可を得てもらってきた相方。
サンプルとして配るより、使った経験者がいた方が
売る側としては色々と説得力もあって都合がいいから、会社もすんなりOKした。
(お蔭で“失敗しました”とはいかなくなったわけで)

ちなみに相方が20年以上愛煙しているのはセブンスターで
これの場合、5%まで落としてもニコチンは0.06mg。
ニコチン依存をなくすためには、ここから一番軽いタバコに切り替え
0.005mgまで落とすことが必要らしい。

31本目までは、結構順調に進んでいき
朝咳き込むことや、何度も痰を吐き出すこともなくなった。
その後軽いタバコにしたら『まずい』と言っていて
気づいたら、煙草盆にあった相方の灰皿も消えていた。


ところが、完全にタバコをやめた5日後の昨夜のこと。
食欲はないわ眠れないわで、ここ3〜4日調子がおかしかったという。
私も確かに少々様子がおかしかったのは気づいていた。
おそらくタバコをやめたことによる離脱症状だと思うのだが
珍しく自分で離煙を言い出した手前、私にも言い出しづらく
同僚にも(サンプルをもらってきたわけなので)相談できなかったらしい。


かなり思いつめた様子だったので、逆に軽く流すことにした。
『生タバコを吸ったわけでもないんだから、31番のパイプつけて
 また吸えばいいじゃない。これで自分の離脱症状がどんなのだか
 分かったんだし、それに31番まで落とせたこと自体がすごいと思うよ。』

そう言ったら『気が楽になった』と、立て続けに4本(パイプをつけて)吸い
ものすごくほっとした表情になった。

私の取った行動は、間違いだったかもしれない。


・・・だけど、ね。(苦笑)




2008年12月08日(月) 臭いものを喰らうオフ おまけ。

■くさやを焼きながら鮒寿司の蓋をあけていると
 どこからともなく小指の先ほど大きい蝿が2〜3匹。
 12月なのに、よくこんな蝿がと驚いた。

■匂いにつられてか、単に賑やかさにつられてかは分からないが
 ノーリードのイタリアン・グレーハウンドの子犬が
 ものすごい勢いで土手を駆け下り、テーブルをグルグルグルグル。
 鮒寿司の蓋の隙間に鼻先を寄せて匂いを嗅いだり
 しているうちに、飼い主さんが慌てて捕まえに来た。
 しかし元来が敏捷な犬種だからか、なかなか捕まらず、逃げ回ること数分。
 リードをつけられたらおとなしくなったが、匂いにつられたのかが気になるところである。

■匂いの強いものばかりのお蔭で、思いのほか
 付け合わせに用意した野菜やスクランブルエッグが大人気。
 シュールストレミング開缶前に、既に半分近くを食べてしまった。
 一番おかしかったのは誰かが言い出した
 『あ〜、卵食べるとほっとするー・・・』としみじみ言った一言。
 大したものは用意できなかったけれど、お粗末さまでした。(苦笑)

■昨日の後記に少し書いたが
 コップに入れた鮒寿司に、おすぎ夫妻がお湯割り用に持ってきていた
 お湯を少し入れて手で蓋をし、待つこと1〜2分。
 そのままだと若干トゲトゲしく感じる酸味の角が取れて
 (薄まったせいもあるだろう)幾分食べやすくなる。
 風邪をひいた時にそうやって鮒寿司を食べたあと、布団をかぶって寝ると
 汗がたくさん出て治りが早くなるという話を聞いたことがある。
 くさや汁も昔は十分な医療が受けられない離島で
 傷に塗って治したということもあったらしい。
 ただし、シュールストレミングにそういった薬食いの効果があるのかどうかは不明。

■帰宅して驚いたのは、まず自分自身がくさく感じたこと。
 よくニンニクを大量に食べると同じようなことになるが
 その匂いが今回はシュールっぽい匂いだからたまらない。
 あと髪についた、くさやを焼いた匂いとか。
 もっと驚いたのは、変な話、翌朝自分から出たものさえも
 すごくくさかったということだった。
 その代わり、発酵食品ばかりだったおかげからか
 お通じがすこぶる快調。

■参考までに、臭気測定器による匂いの数値は以下の通りらしい。
  ・シュールストレミング  8070
  ・くさや(焼く前の状態)  447
      (焼きたてのもの)1267
  ・鮒寿司          486
 納豆の数値が352というから、シュール缶はその約23倍ということになる。

■最後に耳寄りなお買い得情報。
 12月7日23時現在、川口貿易でシュール缶が入荷中の様子。
 数量限定のようなので、買っておくなら今のうち!!
 たぶんこれを逃すと、次は下手をすれば来年の解禁日になってしまうと思う。


 < 過去  INDEX  未来 >


Haruki [MAIL] [HOMEPAGE]