木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2008年09月09日(火) 「トゥース・フェアリー―妖精さん、わたしの歯をどうするの?」

今夜は久しぶりに妖精さんがやってくる予定です…♪



2008年09月07日(日) 「くまとやまねこ」

「死」と、そして「再生」。
湯本さんの物語のテーマが
酒井駒子さんの絵によって表現されている絵本。
やまねこがバイオリンを弾くページでは、
本当の音色が聴こえてきそうです。




2008年09月06日(土) 「神さまがくれた漢字たち (よりみちパン!セ)」

そもそもどのようにして漢字というものが生まれて来たのか…
そこに遡ることによって、漢字が単なる文字ではなく、
三千三百年前の物語を語るものであることに気づく。



2008年09月05日(金) 「イグアナくんのおじゃまな毎日」

ある日突然、「招かざるペット」が家にやってきたら…!
イグアナくん、けっこうデリケートな生き物なんですね。



2008年09月02日(火) 「きつねのフォスとうさぎのハース」

「きつねのフォスとうさぎのハース」を読みました。
ベルギー生まれの絵物語です。
ムスメが「おっかしな話〜♪」と言う通り、
クスッとおかしくて楽しいお話です。
(それでいて、ちょっとほろっとするところもあり。)

文章中に何度も言葉遊びが出てくるんですが、
そこは訳者の野坂悦子さんのご苦労の賜物だと思います。
だってそこの言葉遊びこそが、
ムスメが「おっかしな話♪」と感じる部分なのですものね。
それとともに、原文では一体全体どんな言葉遊びだったのだろう…と、
興味をひかれます。(でも原文はオランダ語だそう。読めません…(^-^;)

おまけ 
きつねのフォスは、我が家では「メタボフォス」と呼ばれています、笑。



2008年08月31日(日) 「それゆけ小学生! ボクたちの世界一周」

「それゆけ小学生!ボクたちの世界一周」を読みました。
小学5年生のボク、3年生の弟、それにパパとお母さん(なぜかこういう呼び方)で出かけた世界一周、1年間の旅の記録です。
小学生のたかゆき君が書いているので、ムスメもすぐに引き込まれたようです。
(私が読んでいたら、途中で奪われた…。)

世界一周のルートは中米→南米→アフリカ→中東→アジア。
(ちなみに私が行ったことあるのは、マレーシアだけでした。)
旅の途中、強盗に出会ったり、荷物がなくなったり、高熱を出したり、
いろんなアクシデントもあったようですが、
いろんな経験が彼を大きくしたことでしょう。
(旅先で出会った親切、戦争の傷跡、現地の子ども達との交流…などなど。)

また、テレビや写真で見たことがあっても、
自然というのはそのアングルではおさまりきれないものです。
(これはカナダに行った時に、思い知りました。)
それゆえ、山や滝などのスケールの大きさは
実際に行かないと体験出来ないものだと思います。
いつか行ってみたいなぁ…と思う場所もありますが、
小心者の私には、無理な旅ですね、きっと。(^^;

日本では当たり前だと思っていること(治安や電気水道など)も、
ひとたび日本の外に出たら当たり前ではない…
ふだんは忘れていますが、読んでいてそれをあらためて感じました。

この1年間の旅行をしてきたたかゆき君とひかる君、
きっとたくましい大人になるだろうなぁと思います。



2008年08月25日(月) 「かはたれ」「たそかれ」

「かはたれ 」「たそかれ 」2冊、一気に読み終えました。
よかったです。
とても上質の作品を久々に読んだ満足感に浸っています。

「かはたれ」のカヴァーには、
「かはたれとは夜明けがたの薄明。
おぼろげな光のなかで、かれはだれか見分け難いとき、の意。」とあります。

一方、「たそかれ」のカヴァーには、
「たそかれは夕暮れどき。薄暮のなかで、かれはだれか見分け難くて
「誰そ彼」と問うとき、の意。」とあります。

月の光の中に浮かぶ河童猫、
月を背にした美しい銀色の河童。
どちらの作品も月の光の中の情景が美しいのです。

そして、そのやわらかな月の光を浴びた後のような読後感。

私は果たして「耳に聞こえない音楽」と「目に見えない絵」を
感じることが出来るたちの人間だろうか…、
読み終わった余韻に浸りながらそんなことを考えています。


「耳に聞こえない音楽」を感じる感性を持ちたいと思う


「かはたれ」から四年後の物語。「かはたれ」から続く物語は、やがて読む者を時の流れの旅へと連れて行く。



2008年08月24日(日) 「グーグーだって猫である」



グーグーを(紙上で)飼うことになりそうな我が家…笑。



2008年08月22日(金) 「窓ぎわのトットちゃん」

ムスメが突然、「お母さん、トットちゃんって知ってる?」と尋ねるので
「うちに確かあるよ。なんで?」と聞くと、
きのう、塾でトットちゃんが出て来たらしいのですが、
どうやらムスメだけが知らなかったようなんです。
(ごめんよ〜。家にあったのに、今まで目につくところに置いてなかった。)
そんな訳で久しぶりに本棚から
「窓ぎわのトットちゃん (講談社文庫)」を取り出しました。



2008年08月21日(木) 「本を読むわたし」

華恵ちゃんの「本を読むわたし―My Book Report」を読みました。
彼女の文章は人を惹き付ける力を持っています。
そして15歳(これを書いた当時)とは思えない深い洞察。
この本は4歳から14歳の時に出会った本と、
それにまつわる彼女自身と彼女のまわりの人のお話です。
そのひとつ、ひとつのお話に引き込まれました。
印象深いのはグランマとのエピソードの
「デピティ・ダン」「Goodnight moon」。
そして校長先生だったというおじいちゃんのことを語った「卒業」。
それから「はせがわくんきらいや」、「非色」…。
彼女のエッセイを読んでから、
久しぶりに「はせがわくんきらいや」を本棚から取り出しました。

ムスメにも読んで欲しい華恵ちゃんの本です。




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スズ [木陰でひと休み]

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