裏庭

日本とレバノン。(029)
2004年03月16日(火)

ももの花も、咲き始めました。

昨日のちょっとした家出っぽいことが、
なんだか我を忘れさせてくれたため、
今日になってもなかなか現実に戻ってくる事ができなかった。
(そりゃただ、仕事が手につかなかっただけということもあるけどさ)
家にじっとしていることがなかった週末。

別に、自分を追いつめるまで嫌な事があったわけでもなく、
嫌な事を言われた訳でもなく、
嫌なことをされたわけでもないのに、
生きていることを確認する作業を行ってしまった。
今までとちがって、割と冷静に出来た。
大丈夫、なんとか今は生きれるって思えた。
作業はきちんと終わった。
なので、帰りはサッカーを見て気分をすっきりさせることにした。
(というか、他人が見るというのに便乗した)
ささいなことで、激しく喜び過ぎ、勢いで奇声をあげてしまった。
その奇声に自分もびっくり。そんなに喜ぶところだったか?
思うより先に、鳴き声がでるとは。
それが自分に対して、ちょっとショック。




Today's life-report writing BGM
track029
『椎葉の春節』
zabadak(上野洋子)
尺八の音と、電子的な音が見事に組み合わさっていて、更に上野洋子氏の声がいい具合にのっています。宮崎県の椎葉村のおめでたいときに歌う民謡とのこと。この曲、桜がはらはらと、山間を舞っていく姿を想像してしまいます。
しかし、実際歌うとなると、難しい歌、だったりします。

春は花咲く
木かやも芽立つ
立たぬ名も立つ
立てらりょか

春になればぞ
うぐいす鳥も
山を見立てて
身をふける

春の宵は
見るまいものよ
見れば芽の毒
見ぬがよい



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東京、二日目。
2004年03月15日(月)

朝から、外に出る気持ちでいっぱいでした。

自分探しの旅にでてくださいと、昨日、職場のお兄さん?に言われたので、
自分をどこかに連れだそうと列車に乗る。
一日、何処までも行けるきっぷを手に入れて、無理矢理。
人混みを避けるように、両国に行ってみた。
残念ながら、昨日から春場所が大阪で始まったので、
相撲部屋付近はがらんとしてた。
来たことのない場所は、体中の五感が少し敏感になるせいか、
先週あった嫌なことや今にでも見捨てられそうな不安な気持ちを
思い出させてくれないから好き。
秋葉原でしばらく歩いて、池袋と渋谷で東急ハンズとロフトを巡る。

人の群れでごった返す夜の帳が下りたばかりの渋谷駅前で、ふと思ったこと。

いっぱいピアスつけて歩くじゃらじゃらお兄さんも、
黒人と一緒にからみながら歩く女の子も、
さっき電車の中で見た企業戦士たち?も、
ポケットティッシュを配る人も、
みんな不幸になるために生きているんじゃなくて、
幸せになる(維持するとも言うか)ために生きているんだ、みたいな。
ただ、生き方が不器用なだけで、迷ったり弱みにつけこまれたりするんだな、と。
単純だけど、
わかっていた気でいたかもしれんけど、
目の前で交差点を渡る沢山の人をみて、
漠然としつつもあっさりと、そう思ってしまった。

すれ違う人たちにはそれぞれの生きざまの軌跡ってのがあるんだろうなあ、と。
ちょっと重すぎて、目眩がしたけど、
あたしには今、必要で重要な思想だったから、
今日は本当、良かった。

自分は見つけられなかったけど、
それでも良かった。

(電車内で暇ついでに、メールに書いた文章をそのまま記載しています)


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品川。 (028)
2004年03月14日(日)

仕事が終わったあと、流れにのって、東へ東へ。

品川で友達を二人、拾う。
といってもあたしは便乗型。
合計5人が、都内を走り、大黒ふ頭を抜けて、横浜へ。

横浜、港あたりの風景はつらい。
なんだかんだで、みんなと一緒にいても、
どういうわけか辛い。
楽しい思い出を上から塗り重ねようにも、
思い出って日本画みたいに、下絵が反映されちゃうみたい。
心から楽しまなくちゃいけないのに、
いつまでもくよくよしてちゃいけないのに。
ここにいるあたしも、職場のあたしも、
わたしが勝手に依存している人たちの中のあたしも。
気を緩むと、一気に消されてしまいそう。
あそこにいる人たちの幸せに、殺られる。
それに、あの明かりのどこかに、
何か気配を感じてしまうあたり。
ここまでくるとヤマイダレ。

これから先も横浜がつらい場所になってしまわぬよう。
横浜が楽しい場所になって欲しいよ。




Today's life-report writing BGM
track028
『あなたへの月』
cocco
どうしようもなく、ふとしたきっかけでオッこっちゃった夜、キューキューしているときはcocco。どうしようもなく説破詰まった感情を余計に煽ってくれます。堕ちるときは、とことん墜ちちゃった方がいい。立ち直った時そう快だから。大黒ふ頭の工場地帯を見下ろしながら、首都高速のどこか高い場所に腰かけて、BOSEのヘッドフォンで聞きたいな。

月が遠くで泣いている
暗闇の中 泣いている

過ちは消せない罪と罰
祈りは朝を招いて
何度 犯されることでしょう
葵の芽ぶいた吐息はもう白く
蜉蝣(かげろう)ゆらゆら つめたく落ちた灯(あかし)

月が遠くで泣いている
乾涸びていく手を伸ばし

月が遠くで呼んでる
朝陽(ひかり)に負けても ここに居ると

月が遠くで呼んでいる
私を抱いてと ちぎれながら




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それでも、習慣だから向かう。
2004年03月13日(土)

野良猫、散歩コースは守る。

午前中、14時半まで祖父母の病院送迎。
15時半、居着いた場所に車でやってくる。
ニコニコして、あたしを手なずけた人が駐車場にやってきた。
嬉しくて、あたしも上手ではないけれど笑う。

その人と、花粉症の話と火葬の話をした。
知らなかった。火葬ってお骨になったらくだくんだって。
例えるなら、野良猫が猫じゃらしでかまってもらったような気分。

事務所に入って30分程話して、外に出る。
最後にあたしたちがサンクチュアリと呼ぶ、
職場の建物の外のとある場所で、
春の麗らかな空気を堪能しながら、またその人に会って「じゃあね」を言う。

ほら、あたしはこんなにも大丈夫だ。


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拒絶みたいなもの。
2004年03月12日(金)

今日、あたしが良く思うとある人に、
「早く帰んな」
と促された。
(サンクチュアリにて。)

野良猫が、居着いた場所を
懐いた人に追い出される。
そんな感じ。
うしろ髪ひかれるっぽい。

ちょっと、気持ちが墜ちていきそう。
懐いた人に拒絶される恐怖って、
こんな感じだったかも。


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週末の再来 (027)
2004年03月10日(水)

墜ちていく気持ちを止めるには、どうしたらいい?

あたしの周囲の人たちが病んでいく。
精神を蝕まれていってるんです。
対人関係のストレスであったり、
仕事の量であったり、
孤独感であったり。

そういった空気に、ずるずると引きづり込まれそうになる。
何もかも投げ出して、
考える事一切がっさい、やめてしまいたくなる。

夜、孤独感と先行き不安な環境に追い込まれそうといった
内容の話を電話でする。かれこれ、3時間半する。
この人がこんなにも弱気になってしまったのは、
あたしの責任だと思い知る。いろいろと。
結果、あたし自身の首も絞めているんだ。
話を聞く事しかできないけれど、
あたしも吸い込まれそうになってしまうけれど、
それでも支えになれていれればサイワイ。
眠ったのは2時。




Today's life-report writing BGM
track027
『Joga』
Bjork

アルバム『HOMOGENIC』収録。1997年リリース。
アイスランド出身のbjorkの代表曲。歌い方にとても特徴のある人。編曲がまた良い。jogaってブラジル語で「プレイする」って意味らしい。間違ってたらごめんなさい。悲壮感漂う編曲にどっぷり浸れます。
they puzzle me(それらはあたしを惑わす)、まさに今日の気分。is where I want to be...と繋がっていけばいいのに。


all the accidents that happen
follow the dot
coincidence makes sense
only with you
you don't have to speak
I feel
emotional landscapes
they puzzle me

then the riddle gets solved
and you push me up to this

state of emergency
how beautiful to be!
state of emergency
is where I want to be




独りで過ごすのは辛いですか?
誰かにそっぽを向かれるのは怖いですか?
仕事がたくさんあることって辛いですか?


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何か歌ってた? 9
2004年03月07日(日)

酷く寒い一日。

職場では少し、雪がちらついたそうな。

凍えたり、震えたりすること云々以前に、
目の前に手を伸ばせば届いてしまうものに
こう、奪われてしまっていて、
そういった感覚も麻痺している、やも。

薬も効かないし、
アルコールも効かない。
安心してしまえば、その安心がいつか
崩されてしまうかもしれないと不安になり、
不安になってしまえば、その不安は当然の
ことであって、それを自覚している自分は正常なんだと
安心してしまい。つじつまのあわない、ジレンマに陥る。

月曜日の真昼に、いつもの場所で、
昨日と同じ人たちで、
正々堂々と笑いあえて幸せ。


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悔やむ一日
2004年02月29日(日)

今日は悔やんでばかり。

明日の月曜日の昼の予定、
先週から既に叔父にあたる人と約束を入れていた。
で、今日22時くらいに妹(こっちに帰って来ている)と
母が「月曜日の午前中、買い物行こうよ」
そして23時頃に電話があって、
「明日、お昼一緒に食べない?」
…なぜ、明日に限ってこんなにオファーが!
1か月分のオファーが一日で来たっぽい。
最後のオファーに飛びつきたい自分が
いたけれど、(だって、こんなこと、めったにない)(笑)
ここはググっと我慢して、
1番目の約束を優先させてもらいました。
2番目もかろうじて執行する予定。
3番目は、来週に回してもらえたら…と期待している予定。

それと今日。初めて銀座に行った。
人が多いところは、動けなくなる。
のまれそう。
Appleの店はなかなか良かった。BOSEのヘッドホン、
すっっごい良かったけど、値段みたら20000円以上してた。
価格と音質って比例するな、と思った。


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だらりとした猫。
2004年02月27日(金)

風は冷たかったけれど、着々と春は訪れているようです。

773ちゃんの後任の人が今日、職場に面接にきた。
ネガティブに、どういう人かを想像する。

肩をこらないという人がいて、
試しに肩をもんだら「気持ちい〜」
それってこってるってこと?
肩や頭を揉んであげたら、
猫みたいにぐんにゃりなって、どうにでもして〜状態。
ちょっとsadisticな気分になった。
無防備な人間は、ときに忘れてた本能をくすぐってくれる。
にやり。

それと、猫がだらりとなって高い高いされる気持ちが、
少しわかった気がする。

そうだね、猫撫で声で労ってあげればいいかもね。


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どうか、波風たてずに。
2004年02月25日(水)

一つの不安におし潰されそうで、
満足のいく睡眠がとれずに、結局5時45分起床。
普段の1時間45分早起き(先週のあたし比)。

とある相手に、半ば脅迫のような発言をしてみる。
回りの人がいなくなったことを見計らって、
メモを渡す。少し、強張る相手。
メモの内容も、発言も、まとめて簡単にいうなら
「条件次第では、あたしのかわりはいくらでもいるから発言」
すると予想外にも、
というより予想以上にダメージを食らってしまった相手。
そこで相手から手に入れた情報は、
あたしには悪くない情報だった。
規定やら、当たり前のことやら。
それらを小さな小さな声で、やり取りする。
誰にも言わない約束なので、
こればかりは誰にも言っていないし、
誰に言うつもりもない。
けれど、それを信じていいものかどうか、疑っている自分がいる。
今までなら、素直に信じて喜べるところだけれど、
最近、その相手に限らず、男の人の嘘過敏症なんだ、あたしゃ。
慎重に大人しく、生活していこう。

ひとりごと。
帰りの暖かな場所では、時間だけゆっくり過ぎて、
居心地が良過ぎて、いろいろいっぱいだったものが、
きちんと浄化されていくようでした。
何度も同じことをしても、飽きない。
きゅーきゅー鳴る感じだな。


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