―No,―

2004年08月21日(土) 非業

何度も見る身を軋ます夢
繰り返し出てくるのは君だった
穢れの見えない君

本質的な部分を直視してたのは
目隠しされた僕だったのか

涙することも無く無言で訴えるまま
何も変わったことなんて無かった
初めから何も変わって無かった

笑えないよ 
何処かでひかかった状態でしがみつく
哀しそうな目の君が見えたいるのに

小刻みに目覚めさせるのは現実を痛感させるかのようで
プラスティックで出来た人形に面影さえ求めてた



2004年08月16日(月) close room

置き去りにされたのに
最初は気付無くってずっと待ってた

蕩々見放されたみたいだね
おかしくって笑いが零れてた

あまりに自分が惨めで滑稽で
また人肌を求めだしてた

いつもの繰り返しのサイクル
あざ笑うかのように朝日は毎日昇る

無情に冷たい床が
やけに気持ち良く感じてた



2004年08月09日(月)

もう一度 あの浮游感を得たい
何もかも投げ出して水中を彷徨うような
ただ脱力しただけのような感覚を

また哀しむのなら
僕は其処で哀しみたい
貴方さえ来れない処だから

今は身体に残る痕だけが魅力的に思えて
まとわりつく過去に入り込んでることも気づけない
愛し愛せなかった日々へ



2004年08月01日(日) 銃口

どんなに酷いことが起こっていても
どんなに楽しいことが起こっていても
身の回りにしか気づけなくって

他人事だと、ブラウン管のスピーカーが告げる
想いの無い言葉が無常利に吐き出される

日々 生まれ死んでいくね
永遠を欲するわけではないが
望まない死は哀しすぎるものだと想う

解って欲しくても話すのは第三者
当事者の一人にはなれないから

所詮共有しか出来ない
ささやかな愛情表現が嬉しかったのを覚えてる
心理が既存する以上 何らかの愛情を欲するのが人間だから



2004年07月28日(水) tremor

震えてること 気付かれた
自分でも気付いていなかったのに
肩から腕にかけて触れたら微動してる

泣きそうで泣けなくって
ただじっとしてた
他に頭が回らなかった

妙な安堵感をくれるのは君じゃなくて
気にもとめていなかった他人

裏切られるか裏切るか
所詮他動詞か自動詞の狭い世界で
そうならないことが幾つ転がってるのだろう


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まじゅ

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