ウワベだけの付き合いとしか想えなくて 貴方自身は遠く本音は水面機の水の中 創者になれる貴方なら気付いているでしょう 哀しさは増せば増すほど言葉には出ないまま
痛みを和らげるための安定剤 どうかどうか 僕に眠りを与えてください 唯一の幸せの時間 何も知らない悪夢の中でも
空虚な言葉遊びと教えてくれた煙草 嘘の苦さも紛れない程吸った吸い殻 煙の輪でさえもみとれてしまう 何れは見えなくなる産物
砂で作ったお城 波で哀しすぎるくらい簡単に消える 木の枝で書いたあの約束も水に流される 深海までは届かない本音と云う願いよ「サヨウナラ」
求めてるのは僕じゃない 思い重なる幻影のままが欲しい
君になんて僕は頼る気を持てない 口実と嘘ばかりの虚言癖 狭間に居る僕には解らない
何故愛情などと言うものが既存するのか 何故あの子があれほどまでに欲するのか
静かに傍観し続けいずれは 僕であるときに君を寡黙へ導く そのときは僕と君の最期
唇も身体も僕のものじゃない だって僕は不感症だもの
赤いフィルター越しに見る浴室 浸かってる浴槽の中は赤い液まみれ
黄色いフィルター越しに見る昼間の空 雲の影しか確認出来ない程眩しい
蒼いフィルター越しに見る手 体温が伝わってこなさそうな色してる
紫のフィルター越しに見る木々 豹変した一面を見た気分
黒いフィルター越しに見る景色 光を閉ざされ 広がる盲目の世界
透明なフィルター越し見る今日(こんにち) 僕の視点でしか知らない秘密を含む脳裏
片手で数えられなくなりそうな月日 浸水しだす、ねつ造された過去とあたし 水面下で繰り広げられる言葉に耳を傾けれない
幼き日々を嘲笑いたい今 嘲笑えるほどの余力も無い 月明かりを忌み嫌うようになった日が昨日のように想える
決して大人ではなく子供でしか無かった 故に持ち合わせていた果断さが君を傷付けた 二度と呼ぶことの無い名前が全てを呼び戻してる
棘(いばら)の毒素は抜けず 血液と共に循環する新たな毒となる 降り注ぐ雨が消してくれるのなら月明かりの元でも雨に打たれよう
2004年12月04日(土) |
court card |
背景に隠される真偽の答え 所詮悦ばせるだけのゴシップ
負荊の意なんて無い 虚偽が導く結末は虚偽でしかない
冷たい鉄格子の中 見る景色は全て凍り付いてた
冤罪に導いた貴方たち 貼り付けにされたのは僕
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