全ては過去で未来は観れないものでしかないのに 温もりがあれば何でもいけると思ってた そんな浅はかな私ももう終わろう
行き先の決まらない希望を ねじ込むほどの欲望も この手から産むものも 決して綺麗じゃない それだけは云えるよ 心から
静かに見つけたのは快楽と奈落の底 墜ちて 落ちて やがては朽ち果てていくんだろう 輪廻転生の説が真実だとしたら
今宵 手付かずの夢を夢見て 君の世界脅(おびや)かして帰ろうじゃないか 其れが出来たなら僕も安堵して眠ることが出来るんだろう また君が居なくなる そんな不安を抱えなくていいから
静かに絡みついてた手が解けた お陰で愉しくて愉しくて堪らない
時折夢に出てくる君がずっと前より遠い存在なこと 安堵感より君が居ない寂しさが こんなちっぽけだったなんて笑えるよ
容易く切れた糸が戻らなくとも 生きていける僕が居るから
僕はトランプ兵で 君はすべてを操るジョーカー 愉しそうに並べ替えて遊んでる
王様よりも偉い君 独裁主義に彩った世界 やはり愉しそうに不敵に笑ってる
本当に操っているのは君じゃない そのことに気づけば幾分愉しいだろう ほら もう僕らが笑う番が来たよ
一歩の重みが恐れてるのは 君が受け入れれなかったものを見ていたから
足掻いてもいないんだ 愛らしく芽出てたはずだけど 戻らないものは戻らない
嗚呼 次は赦せないなんて囁かないでよ ますます赦せないままじゃない
禁忌は何も産めない 悪循環ばかりで薄汚れて 誰かが尻拭いに受けとめるだけじゃない
|