イレコミ音楽
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2002年02月16日(土) 「サルビアの花」

サルビアの花

つい最近では井上陽水さんも歌っている「サルビアの花」
私はリアルタイムに聞いていた年代ではないのですが、
ある時「サルビアの花」のフレーズが耳から離れなくなりした。

それは、仙台のバンド仲間だったO氏が開店した時の事。
彼の友達Mさんが、酔いにまかせて過去の話を語りながら、
「サルビアの花」を強い調子で歌っていました。
ガナルように「い つも〜 い つも〜 思っていた〜〜♪」
と歌う姿にはとてもインパクトがあって、今でも思い出せる程(笑)
Mさんは元来明るくて面白い人だったので、最初面白くて大笑いしてたんですが
あまりにも一生懸命に泣きそうに歌う姿にMさんの人生の哀愁が見え隠れして
尚一層「サルビアの花」の印象が強くなったのでした。
歌詞の内容も強烈でしたもの。

東京に戻ってきてからは、その曲がずっと耳から離れずにいました。
そして『音故知新』というオムニバスCDで、念願の「サルビアの花」を
探し当てたのです。入っていたのは、繊細な哀愁の漂う、
岩淵リリさんの「サルビアの花」
聞いてみたら、たまら〜〜ん♪ 繰り返し、繰り返し聞いてしまう。
なんともいえない魅力の1曲なのでした。すごくいい。


Mさん、今もまだ「サルビアの花」歌ってるんかな・・・。
やっぱ、歌ってそうだよ(^ー^)


追記(2010/7/13):その後、早川さん本人の歌う「サルビアの花」も
聞き、そちらもえらくよかったのですが、でもね、早川さんって
「サルビアの花」より「◯HKの歌」の印象が強すぎて(苦笑)
結局私の一番はMさんの歌う「サルビアの花」だと気付きました。


2002年02月15日(金) 「ぼちぼちいこか」上田正樹と有山淳司

大阪の雑踏の中から軽快なリズムではじまるこのアルバム。
今日のイレコミはこのラグタイム・ジャグ・ブルースの一枚、
『ぼちぼちいこか』です。

「俺の借金全部でなんぼや」
これがすごいんです、誰それからいくら借りてきて、競馬やって、
勝ったから、だれそれになんぼか返して、飲みに行ってら、
足りなくなり、タクシー代を借りた〜なんていう歌詞なんです。
最後は、俺の借金全部でなんぼや〜ん♪ と歌いきる。

三上寛さんの歌詞なんですが・・・これがリズムにのって軽快で
上田正樹さんのボーカルが、小気味よく聞こえる。

“上田正樹とサウス・トゥー・サウス”も好きだったぁ。
「最終電車」や「むかでの錦三」などはめちゃくちゃなつかしい。
そもそも、このバンドが私のソウルミュージック魂に火をつけた!
のかな・・と推測しとりますです。

ラグタイム風のギターとピアノの音が心地いい。
ギターもコピーしたし、カズーもコピーした(笑)これ余談

「可愛い女と呼ばれたい」  おかまの唄やし・・・。
「とったらあかん」     聞いてると笑けてしまう、泥棒の唄やし。
「みんなの願いはただひとつ」お金はやっぱりあるほ〜がええ!

そんな可笑しい曲の合間には、スローで重い哀愁のブルースで、
アルバムを引き締めてるのさ、ぐっとひきしまるんよ〜。

「雨の降る夜は」      しびれるボーカル♪
「俺の家には朝がない」   これは絶品、すきやわ〜。

びっくりしたのは、金銭の話がそのまま歌になってること(笑)
でもな、お金は欲しい〜これ当たり前やし、きれいなお姉さんを
沢山呼んで思いきり飲みたい〜ちゅーのもわかるしな。
おかまさんが「可愛い女と呼ばれたい」というのも・・うなづける。

きれいな歌詞にきれいなメロディも、もちろん好きだけど。
きれいだけではもの足りない♪そんな時もあるもので、
たまには、おもしろくって、なけるよなブルースもええですよ〜(^ー^)

はっやはり4分の1 クオーター関西人の血がでてまう...(笑)


2002年02月14日(木) 「Every 1's A Winner」ホット・チョコレート

飲み物のホット・チョコレートではありません(笑)。
“ホット・チョコレート”というソウル・グループがおりまして、
1970年代後半にディスコサウンドなど歌っていたんです。
イギリス出身のソウルグループというのは・・・珍しいかも。
日本でもヒットして、知ってる方も多いそうです。(^ー^)

「You Sexy Thing」はイギリス映画の挿入歌になった、とっても陽気で
軽快なリズムのディスコサウンドです。これ、ちょっと聞くと
パーカッションの音が“トラブル・ファンク”を彷佛させるんですが、
“ホットチョコレート”の方がやや古いんですね。踊りたくなるよう♪

「Every 1's A Winner」これはいいダンスに最適です。ちょこっと
ファンキーで、1970年代後半のけだるさも漂っている感じがしてきます。
すごくいいかも(^ー^)

“ホット・チョコレート”のアルバムは『20 Hottest Hits』という
1979年の物をもっております。
なぜ、このアルバムを買ったのか?と申しますと・・・ジャケット!
チョコレートをくわえているセクシーな唇の写真がジャケット一杯に!
とってもインパクトあったため、ついつい買ってしもうたわけです。
それだけの理由(笑) わからないときはえぃ〜と挑戦してみる。
これが、失敗すると悲しいのですが・・・(^ー^)

実は似たようなジャケットのアルバムがあるんですよね。
唇は一緒でもくわえているものは チェリー こちらの方が色っぽい。
こちらは「Play That Funky Music」でお馴染みの・・・
“ワイルドチェリー”のアルバムなのでした。

バレンタインディーのチョコレートは自分で自分に買う(笑)


2002年02月13日(水) 「悩んで学んで」奥田民生

奥田民生さんの音楽に聞くようになったのは、ここ数年の事。
友人から「民生に似てる」と言われた事から始まったのでした。(笑)
似てると言われると、一体相手がどんな人なのか?気になるものです。
自意識過剰な部分が騒いだのか「いったいどこが似てるんだろぅ」と
まず、シングルを聞いてみました。
ウンウン、コレいいかも・・・そして次々聞いてみる・・・。
『愛のために/愛する人へ』
『息子/BEEF』
『コーヒー/人の息子』
『悩んで学んで/Hey Bulldog』
『イージュ☆ライダー/ルパン三世主題歌?』
『ありがとう/侘助・ボッテイク』
『恋のかけら/ロボッチ(ライブ)』
『さすらい/雨男』・・・
気がつくと、シングルだけでしっかりはまってました。(笑)
これらをまとめて一枚のMDにして、陶芸の時に聞いていたんですが、
とくに「悩んで学んで」の感じが作陶に向いてたよぅな。

年令がほぼ一緒だと親近感が湧いて、時代を生きるのに感じたり、
思ったりする事など、なんとなくアルバムを聞いてうなづけてしまう
ことが多々あるものです。それと同時にビートルズやジョンレノンを
彷佛とさせる感覚も漂ってて、なんか興味をそそられるんですね。

彼には独特の音楽感があるようで、ロックでありながら、
昨日のイレコミで取り上げた“ガロ”のような神秘的なイメージ、
不思議な詩やコード進行の曲があったり、けだるさもあったり、
時にジャズやブルース、G.Sを感じたり・・・と、
今後も動向が気になるミュージシャンの一人です。

もちろん、アルバムにもそれぞれ思入れが存在するのですが、
『FAIL BOX』『Car Songs Of The Years』『29』『30』『GOLDBREND』
なが〜くなるので、それはまた後日!機会が有れば・・・(^ー^)

特に、アルバム『股旅』は何度聞いても飽きなくて・・・。
しかも微笑んでしまえるよな西部劇調な「股旅(ジョンと)」や
英語のような日本語で歌われた「リー!リー!リー!」など、
面白くて、「海猫」ののんびり感も好きなんですよね。

つい最近のこと、何気なく耳にした音楽で「あれ?民生さんの声っぽい」
と思った曲がありました。たまたま見ていた音楽番組に、
東京スカパラダイスのボーカルとして、民生さんが歌ってまして!!
あ、あの曲、そーだったんですね!!そら〜もぅびっくりまった!
スカパラの「美しく燃える森」は2/14に発売されるそうです。
そして、3月にはやっとニューシングル出るみたいですね。

アルバムやシングルの様々な民生さんの曲を聞きながら、コレ書いてて
ふと思ったんですが、無条件にどのアルバムも曲もそれぞれが
好きなんだな〜。やっぱ思入れがありすぎて(笑)
これはまた次回に続きそうだわ〜。


2002年02月12日(火) 「地球はメリーゴーランド」ガロ

“ガロ”と言えば、マンガ本ではありません(^^;;
「学生街の喫茶店」のヒットを持つ“ガロ”について、あれこれイレコム。

小学生の頃、“ガロ”のテープがそこにあったので聞いてました。
たぶん、兄が友人からもらったテープだったのかな?
今はテープすら残ってないのですが、歌詞をノートに書いていて、
当時ギターを弾きながら唄っていたこともあり、今でも
鮮明に覚えているのでありました。

あれは、一言で言うと・・・『神秘的な世界』だった・・・。
繊細できれいな歌声、イギリスっていうか、ヨーロッパの香りがして、
ロマンチックで、素朴で、斬新でね〜。
きっと当時の時代背景も関係しているかもしれませんが、
「学生街の喫茶店」のイメージではないものが、アルバムには
沢山つまっていたように思いました。

そういうイメージが漂う曲はこんな感じ・・・。
「たんぽぽ」「二人の世界」「小さな恋」「地球はメリーゴーランド」
「美しすぎて」「四葉のクローバー」「水車は唄うけど」「蝶が飛ぶ日」
おそらく、『ガロ1』と『ガロ2』のアルバムを聞いていたんだろうと
思われますが、定かでないんですよね。
「地球はメリーゴーランド」って曲。小学生にはたまらんかったの
です。夢のようなの歌でしたから(^ー^)

CDで見つけられたら、再び聞いてみたいな・・・(^-^)

〈付け加えです〉
2002年4月末日、念願叶い「地球はメリーゴーランド」の曲をゲット
しました!これはもうサイコウに感動です!そうそうこのメロディ♪
まわっちゃってください!もうかまいませ〜ん♪
うーん、やっぱ夢のような曲のままです、ハミングの部分など
たまらないのよぅ、ギターのストロークの荒っぽい感じなども、
今聞いても実に新鮮です。

〈参考アルバム〉
『喫茶ロック〜地球はメリーゴーランド〜ソニー・ミュージック編』
「地球はメリーゴーランド」ガロ 1971


2002年02月11日(月) 『High Winds White Sky』Bruce Cockburn

『High Winds White Sky』Bruce Cockburn 1971
「雪の世界」ブルース・コバーン

中川イサトさんと競演したつながりで知ったカナダの「ブルース・コバーン」というミュージシャンがおります。彼はバークリー音楽院出身でヨーロッパを放浪しながら、ストリートで歌っていたとか…そしてソロでアルバムを出しました。
初期はジャズ、カントリーブルースや、ラグタイムなど弾き語り、次第にロックからパンクへ、メッセージ性が強くなっていったようで、今の現役、とにかくカナダではとても有名なミュージシャンなのであります。

私は、70年代初期の頃の彼の音楽がかなり好きなのです。
小学4年で東京から札幌へ引越したこともあってが、札幌の雪の世界がカナダと共通するようでした。
昼の光にキラキラ反射する雪、雪の陰影、吹雪くとすべてが白くなり、おまけに指先が凍る、ものすごいピュアな世界でした。札幌で、ブルース・コバーンの「雪の世界」というアルバムに
出会ったためか、雪と重なって一層思い出深いかもしれません。

特に「High Wind White Sky」雪を感じる1曲でこれなしでは生きられんほどってか。

1992年、カナダのバンクーバーからかなり離れた田舎町へ、兄の友人夫妻を訪ねたことがありました。広大な敷地に住んでるのを目の当たりにしたり、ウィスラーのスキー場のパウダースノーや大自然に触れ、コバーンの音楽は、このような背景から生まれたんだな〜なんて思ったりしました。もちろん、兄の友人夫妻もブルース・コバーンを知っていましたよ(^ー^)

ブルース・コバーンの音楽は、なんといってもアコースチックギターです、軽快なギター、ブルース、ジャズ、フォーク、インストの世界・・と様々です。それに、歌詞から、敬虔なクリスチャンということや、魂の故郷ウェールズのことなども伺えて大変興味深いのでありました。

アルバム『雪の世界』の他にも『Night Vision』『Salt, Sun and Time』...
聞いているのもいいけど、弾いてみたくなる魅力もある。
アルバム『Night Vision』の「Islands In A Black Sky」という曲を耳コピーだけで曲を弾いていた兄友がおりました。かなり難しくて、複雑な曲で、。その後、その方は調律師になられ…やっぱね!耳が違うんだから(羨)私も幾度となく挑戦したのですが、挫折したまま今日に・・・(笑)
いつか弾けるといいなぁ、タブ譜探すぞ!



『High Winds White Sky』Bruce Cockburn 1971


2002年02月10日(日) 「鼻歌とお月さん」中川イサト

中川イサトというミュージシャンについて語らせてください〜!。
有名じゃないけど、そんりゃギターの上手い方なのであります。
知らぬ間にCMソングやTV番組のBGMなどで、中川イサトさんの
アコースチックギターの音楽を聞いているかもしれません。

間合いが独特で、しかも音色にも特徴があるため、
ギターの音を聞いただけで、「あ、イサトさん?」と感じる瞬間が
あったりします。好きならばこその嗅ぎ分けかもしれませんが、
爪で叩く感じとか、独特で好きなんですよ、とっても。

中川イサトさんの音楽は、私の基盤になっているのです。
そして尊敬しているアコースチックギタリスト&歌い手です。

彼のアルバムの中でトリワケ印象に残る一枚がありまして、
『鼻歌とお月さん』というライブアルバムです。
加川良、金森幸介、大塚まさじ、シバ、いとうたかお、長田タコヤキ
と言ったミュージシャンがイサトさんの曲を歌う集いで、いろいろな
ミュージシャンと息のあった感じも読み取れるのです。
そして、この「鼻歌とお月さん」という曲。これが好きなんだな〜。
しみじみこころに響く感じがして、頑張ろっかなと思える歌です。

イサトさんは『五つの赤い風船』を経て、ソロになってからは、
朴訥に歌を歌い、ラグタイムのインストルメンタル曲などを作り、
演奏して沢山のアルバムを出されています。その傍らギタースクール
を開校して13年間、ギタリストを育てられたとか・・・。
時代の流れの中でも、ずっと音楽を続けてらっしゃって、
近年では、CDがドイツで発売されるなど、国を越えて音楽活動を
されているので、ファンにとっては大変嬉しい限りです。

ある時、新幹線で隣りに座っていたサラリーマンの方と言葉を交わす
ことがあり、ウォークマンを聞いていたことから、音楽の話で
盛り上がった経験がありました。
その方もイサトさんのギターをコピーされてて、友人の結婚式で
弾かれたことがあるとか!それはまったく私も同様(笑)
お名前もご住所も伺わなかったのですが、どこかの空の下で
今も変わらず、イサトさんの音楽を聞いてらっしゃるのかしら・・・。

言葉があってもいい音楽。
言葉がなくても、いい音楽。
ラグタイムを聞きながら、ティータイムもたまりません。
癒し系ミュージックが流行る昨今、彼のギターには心から癒されます。


2002年02月09日(土) “風” 音楽は人との出会いだね。

中学生の頃、友人がテープをくれました。
この曲を聞いて欲しい・・・。うーん、なんだろ?
その曲は「おもかげ色の空」と「置き手紙」
彼女はテープと共に歌詞を便せんに書いてきてくれました。
彼女が感動した曲を聞いて、歌詞を読み、分かち合いながら、
彼女と同じ時間、同じ音楽を共有したのでした、なつかしいなぁ。
そんなきっかけで“かぐや姫”や“風”を知り、自然と聞くように
なったのです。じょじょに記憶が蘇ってくるなぁ・・・。

今日のイレコミは“風”
中学生の頃、私の周りにはたくさんの「伊勢正三」ファンがおりまして
(もちろん密かに大久保くんのファンもいましたよ!)
アルバムを買わなくても、誰かがテープを作ってくれた・・・
たいへん幸せな環境に暮らしておりました。いやいやラッキー!
しょーやんの音楽は“かぐや姫”“風”を経て、“伊勢正三”ソロに
なってからも聞いておりました。

“風”の曲に関して、最初は歌詞に興味を持ったのでした。
恋愛が複雑だと気付いたのは、しょーやんの歌詞が原因かも(笑)
いやいやそれは言い過ぎですが、たとえば「ほおづえをつく女」
♪振り向きもせずに男は去った〜♪女は半年泣き続けた〜〜♪
なんじゃ〜〜ですよ、中学生にはとっても刺激的な内容でした。
え〜っ、恋愛をするとそうなるの?ってちょっと恐かったな。

“風”の曲にはそれぞれ思入れがあります、思い出してみましょ。

「22才の別れ」名曲です。アルペジオを覚えたきっかけね。
「あの唄はもう唄わないのですか」けさ〜しんぶんの片隅に、ぽつんと。
「海岸通り」あなたが船を選んだのは〜♪ 思いやりだよ、いいね〜。
「3号線を左に折れ」(湘南をクルマでかけぬけたくなるイメージね)
「海風」う〜みがぜ〜ふぅいてた〜〜あのころいつのときも〜♪
「おまえだけが」たとえ〜この世界で一番きれいな♪ く〜泣けるね。
「あいつ」雪の中〜ひとりの男が〜♪
「北国列車」るん〜るるん♪るん〜るるん♪るるるるぅるるるるる〜ん♪
「星空」星がきれいねとっても〜♪ うーんロマンチック
「夜の国道」よるのこ〜くど〜あめまじりの〜きりのなかを〜♪
「そんな暮しの中で」歩きはじめた〜こどもの〜笑い声響いてる〜♪
「ふっと気がつきゃ」ふっと気が付きゃ夜更けにぃ〜酒を飲んでいたよぅ♪
「ささやかな人生」はなびらが〜ちったあとの〜桜がとても冷たく〜♪
「Bye Bye」人は誰でも〜みなぁ〜愛し愛されて〜悲しい恋の終り〜♪

恐ろしいことに、曲名だけで歌詞が次々出てくるんですよぅ。
よく覚えてました(^^;;当時、よっぽど聞き込んでたみたいです。
羅列となってしまいましたが、その中でも一番思い出深い曲は、
「あの唄はもう唄わないのですか」です。
この曲に関しては切ない思いを残しております。
好きだった先輩が唄った1曲として・・・(;-;)う〜淡いねぇ〜。


2002年02月08日(金) 「もうすぐ春が」加川良

フォークという言葉はこの人のためにあるような・・・。私にとって、フォーク=加川良さんそのもののようにも感じてしまいます。

中学〜高校時代にかけて『教訓』『親愛なるQに捧ぐ』『やぁ。』『アウト・オブ・マインド』『駒沢あたりで』『南行きハイウェイ』『プロポーズ』などのアルバムの彼の唄に夢中になりました。

中学生の時(1978、9年頃)札幌のライブハウスに友達と、加川良さんのライブをはじめて見に行ってえらく感動したことを覚えています。なんせライブハウス初体験だったし、会場につくと兄と兄の友人達も沢山いたのでちょっときはずかしくも安心したり・・・でも、騒いでましたよ兄達は「あの娘に乾杯」が歌われはじめたら「ひゅーひゅー」と五月蝿いほど・・(苦笑)ライブとは・・・こういうものか?と思った瞬間でした。当時は金銭面で厳しい中学生、こずかいを貯めて『アウト・オブ・マインド』のLPを中古で買い、擦り切れる程聞いておりました。だからなおさら、ライブで良さんの唄を聞けることは夢のようだったのですね。
その後高校生になって、仙台でのライブの時には、ちゃっかりレコード持参で行って握手とサインまでしてもらいました。実にミーハー(汗)
『教訓』のレコードには、男達よ限り無く愛してあげなさい 女達よ果てしなく生きてあげなさい 
『親愛なるQに捧ぐ』のレコードには、君は君のことが好きでありますように 僕は僕のことが好きでありますように・・・1982.4.20 加川良・村上律

と加川良さんと村上律さんが書いて下さって、感動したのをよく思い出されます。再びレコードを手にするとやはりこれは宝物と思えてしまう・・・良さんの歌詞の一節が心にずしりとくるのでした。

OLの時、下北沢のライブを見に行くチャンスがありました。加川良さんは、昔と変わらずにいて唄っていて、実にうれしかった〜そんな記憶も蘇ってきます。友人に貸した『駒沢あたりで』のアルバムは、今では友人の物に(笑)たぶん友人が大事に聞いているのだろうと思います。だってね、加川良さんを縁に結婚したんだから、まじに。私の方は、再びこのアルバムを手に入れて、ゆっくり聞いてみたいと思うのであります..しみじみ、自分の世界へ...(笑)

この季節になると思い出す良さんの曲が2曲あります。ひとつは「北風によせて」♪君がいないで〜さびしいよぅ♪ため息が出るようなせつなさがたまらんのです。もうひとつは「もうすぐ春が」♪雪の白さに負けないように、みんながもっと白くなれば♪ 歩いてても、ふっとフレーズが浮かぶ時があるのです。


〈参考アルバム〉
加川良「教訓」(LP/1971)
加川良「やあ。」(LP/1973)
加川良「親愛なるQに捧ぐ」(LP/1972)
加川良「アウト・オブ・マインド」(LP/1974)
加川良「南行きハイウェイ」(LP/1976)
加川良「プロポーズ」(LP/1981)


2002年02月07日(木) 『アイノウタ』大塚まさじ

大塚まさじさんの『アイノウタ』というアルバムに出会わなければ、人生が変わっていたかもしれない、いやいや、言い過ぎではないのですよ。

まさじさんの音楽に最初に出会ったのは私がまだ12、3才の頃、5つ上の兄が『遠い昔、ぼくは・・・』のアルバムを聞いていて、その影響で、まさじさんの世界を知りました。高校生でバンド活動している時、知りあった先輩が、東京のまさじさんの連絡先“ムーンライトクラブ”を教えてくれたのに、受験・就職で音楽と無縁の生活の中、すっかり忘れてておりました。だけど不思議『アイノウタ』のアルバムを手にした時、再び“ムーンライトクラブ”の存在を知る事となり、すかざずファンクラブに入会することに・・・これも何かの縁なのでしょうね。

そして、まさじさんのエッセイやライブ活動など書かれた“ムーンライトニュース”が季節毎に届くようになりました。その後数年・・・『風のがっこう』や『一輪の花』や『昼の月・夜の魚』のアルバムを聞きながら、まさじさんファンを続けている私です。

先日、“ムーンライトニュース”と共に「ライブへおいで まさじ」と書かれたメモが一緒に届いて驚きました。ファンひとりひとりに言葉をかけてくれたまさじさんに感動ひとしおなのでした。実はもう何十年もファンでありながら、一度もライブへ出向いたことのない私ゆえ、申し訳なく思うばかり・・・(涙目)まさじさん、ありがとうございます!今年は是非ライブへ参ります!

この『アイノウタ』という思い出深いアルバムに収められている「シャバダバBaby」という曲があります、好きなんだな〜。繊細で、ちょっと明るく、スマートな感じなのですが、これ、歌詞が友部正人さん。軽快なリズムとハーモニー♪聞いてるだけで「ごきげんよう」な気分です。それと、ちょっとセンチな明るさの『五月』にイレコミました。好みなんですよね〜。なぜ、好きか?うーん、なんでだろぅ。空間が澄んでいるんですよ〜、なのに歌詞は青年のようにセンチでね。こういう感覚が好きなんだ、哀愁ある軽快さ、かな(^-^)何度も繰り返し聞いた思入れの1曲です。そしてスタンダードジャズの名曲「Star Dast」も入ってるんですが、まさじさんの日本語でやさしく唄われていて、これもいいですよ。

大塚まさじさんのアルバム『アイノウタ』は、やさしく風が吹くように、語りかける感じです。私の中の“自然に対するピアな気持ち”の部分が騒ぐんですよね。

『風のがっこう』や他のアルバムについてはまた今度話しましょう。
大塚まさじさんへのイレコミはまだまだあるので、第2段へと続く・・・。

〈参考アルバム〉
大塚まさじ「アイノウタ」ML-001(1991)


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