イレコミ音楽
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2002年03月13日(水) |
「私は風」カルメン・マキ&OZ |
「私は風」カルメン・マキ&OZ 1975
昔のCMソングだったこの曲がラジオから流れてきた時、カッコイイ!と思いました。迫力があって激しく〜歌いきっている女性ボーカルの 印象が強く残っています。「私は風〜♪」と歌うと、コーラスが「チュチュチュチュゥチュ〜♪」このイメージが頭を埋めつくしてしまう曲です。
20年たって、初めてカルメン・マキ&OZのファースト・アルバムを手に入れ、じっくり聞いてみることにしました。とにかく11分の長い曲にはびっくり、こんな長かったっけ?そのことには全く記憶がなく、サビの部分だけがぽっかり浮かぶのでした。この曲ってまるで「歌曲」のような物語だったんだ〜と、あらためて気が付きました!
迫力の激しい演奏から、突如ピアノだけのスロー演奏へ変わり、長いイントロの末、静かなボーカルが入ってきます。そのボーカルは淡々と情景を歌い、しみじみしてしまうほど・・・、ところが、再びバックバンドが炸裂!今度はマキさんのボーカルも激しく高揚してゆきます♪例の「私は風♪チュチュチュチュゥチュ〜♪」が始まるです。その後演奏は続き、今度は無我の境地か!?心機一転のミディアムなリズムへ変化して行って、ボーカルは高い声でゆらゆらと・・・。薄紫のベール・ホワホワバージョンへ突入! 再び、高揚の演奏でフェイドアウト!
言葉で説明するには大変無理がある〜(笑)
これは或種の解放ソングではないのかな〜と曲を聞きながら思いました。70年代、自由や女性解放が叫ばれた時代背景も浮かび、この曲は女性パワーの一曲であり、非常に勇気づけられるのでした。
2002年03月12日(火) |
「さよならを教えて」フランソワーズ・アルディ |
「さよならを教えて」フランソワーズ・アルディ 「Comment Te Dire Adieu」Francoise Hardy 1973
フレンチ・ポップスの代表曲、1973年と1990年に日本でもヒットしているので、ご存知の方も多いかもしれません。この曲の魅力は・・・フランス語の持つ独特の雰囲気と、語りが入る部分です。1990年ドラマの挿入歌として流れてきた時、えらく感動し、思わずテレビ局に問い合わせをしてCDを探し歩いたものでした。アルディのアルバムは3枚程持っているのですが、彼女の持つ、神秘的で、アンニュイな雰囲気はとっても魅力的です。
ドラマ“恋のパラダイス”の中で、浅野ゆう子さんが、モックン扮するところの妹の恋人と恋に落ちるというイケナイ恋のストーリーで、そんなとき流れてくるアルディの曲が、ドキドキとせつなさを尚一層、引き立てておりました〜思い出すだけでブルブルきちゃいます。
さよならの言い方を教えて・・・ってうニュアンスの詞なんですが、 それにしても、フランス語のささやきって、たまらないのです。
2002年03月11日(月) |
「ミー&ミセス・ジョーンズ」ビリー・ポール |
「ミー&ミセス・ジョーンズ」ビリー・ポール Me & Mrs Jones / Billy Paul 1972
なにげなく聞いていたこの曲、スローでボーカルもセクシーで、だけど内容をよく理解してなかったのです。よくよく聞いてみると、あれ?これって・・・?・・・そーなんです“不倫の名曲”!
最近よく見ている海外ドラマ「アリー・myラブ3」の中でもこの曲が流れていました。しかもファラ・フォーセット・メジャーがミセス・ジョーンズ役で出演してて、セクシー年上女性を演じてたのです。
ファラ・フォーセット・メジャーといえば、元祖チャ−リーズ・エンジェル!30代以上の皆さんには忘れられない女優さんのひとり。歳をとられていましたが、相変わらず美しかったです(かなりの余談)
さて、この「ミー&ミセス・ジョーンズ」先日のミュージックフェアで若いソウルミュージシャン中川晃教くんと鈴木雅之さんも歌ってたほど、ソウルの定番、名曲のひとつです。ギターのフレーズも色っぽく、スローにはじまって♪ 僕とジョーンズ夫人〜2人は秘密を持っている〜毎日カフェで6時半〜♪サビにはミセス・ジョーンズ、ミセス・ジョーンズと繰り返し歌われていて・・・感情の盛り上がりが、曲の盛り上がりになっています。
こんなきれいな曲になるのなら、不倫もいいかもって思えてきますが(笑)如何せん不倫はタブー(笑)不倫の世界は曲に留めておきたいですね。叶わないものや、手の届かないものへの愛は、自然と哀愁が漂っくるのかもしれません。
2002年03月10日(日) |
「君の音が聴こえる場所へ」bird |
「君の音が聴こえる場所へ」bird 1999
ソウルっぽい歌手は、日本でも何人も出てきているのですが、その中でも音楽性が好きなのが『bird』です。2、3年前クルマのCMで流れていた「空の瞳」を聞いて、あ〜この曲いいな〜って思っておりました。でも歌手名すら覚えてないという有り様で・・・(笑)
ところが、夜中の番組で誰かのライブ風景の映像が流れてきまして、あれなんかくるな〜♪って感じ、この音楽好き!って思ったのが、はじめてみた“bird”のライブ姿でした。
その後同年代の友人と話をしている時、彼女も密かに興味を持っていたことを聞いて、増々やっぱ、私の感性に触れる音楽なのだと実感。70年代ソウルを思い出させる雰囲気、ジャズっぽさ、それに新しいものも感じるし・・・、知れば知るほどとりこになっていったのです。
“bird”の曲の中で1曲を選ぶとしたら・・・かなり悩むんですが、この曲かなぁ・・・「君の音が聴こえる場所へ」心に染入る感じする。このマキシシングルの中の2曲目に入っている、Space.Time&Life Mixもなかなかいいアレンジで好みなのです。
もちろん「BEATS」「Souls」もいいし、「マインドトラベル」はプロモーションビデオでみんな踊ってて面白かったよね。アルバム『Mind Travel』の中の「4 PM」はいいわ〜グッとくる。最近のアルバムやシングルはご無沙汰しているので、ちょっと変わった最近の彼女の音楽も、ちゃんと聞いてみようかな♪
2002年03月08日(金) |
『シェイク』サム・クック |
『シェイク』サム・クック Shake / SAM COCKE RCA-6275
学生時代、日曜の朝などよくFENを掛けっぱなしにして、知らない間に、ロックンロール・リメンバーなる番組を聞いてました。すると、流れてくるのは懐かしい50〜70年代のサウンド♪次第にアメリカの音楽に触れていったのでした。
そんな頃、代々木公園のフリーマーケットが盛んになりはじめ、散歩がてらに毎月ウロウロしていたのです。見て歩くだけでも楽しいけど、お目当ては、SPやLPレコード!その中で、サムクックのLPに出会いました。まさに当時聞いていたFENでも流れていたサウンドだったのです。
サム・クックは、私が生まれた1964年に29才の若さで亡くなってます。 ゴスペル出身で、R&B、ソウル・ミュージックの中にゴスペルを取り入れた“アーリー・ソウル”のスタンダードと言うのかな?壮大で、とても聞きやすく、まっすぐで・・・いいんですよ♪
最近ではウルフルズが「ワンダフル・ワールド」を、ちょっと昔では柳ジョージさんが「A CHANGE IS GONNA COME」を、もっと昔には、オーティス・レディングが彼の曲を歌っており、多くの人々に彼の音楽は愛され続けているんだな〜と思われました。
『シェイク』のアルバムの中には、「シェイク」「ユー・センド・ミー」 「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」「恋の気分に」などなど、もうぅ〜たまらない曲が盛沢山に入っております。
ひさしぶりにプレイヤーのフタをあけ、このレコードに針を落とすと、 何とも言えない郷愁と共に、感動の嵐がやってきましたよ(涙目)
2002年03月07日(木) |
「イッツ・ア・シェイム」スピーナーズ |
「イッツ・ア・シェイム」スピーナーズ It's A Shame / The Spinners 1976
この曲を聞くと、震えます(笑) ま、そのくらい感動を覚えるのですが、そうそう♪この曲も、ソウル・バーのジュークボックスから流れてたものなのでありました。まさか、プロデュースをスティービー・ワンダーがしていたとは!今日まで知りませんでした。これでまた発見がありました。
軽いギターソロからはじまって・・・ドラムの音が心臓の鼓動の如く胸打つ感じ・・・それで「イッツ・ア・シェ〜〜〜〜ゥム♪」とGC.キャメロンのボーカルが入ってきます。これがまたいいんだな〜。聞いてると高揚してきます、サビのフォルセットは特にキマすよ〜。
スピーナーズはベスト盤を買ってよく聞いていました。好きな曲が多くて、この曲とはまた別に、「Games People Play」「I'll Be Around」「Mighty Love」「Ghetto Child」「Then Came You [With Dionne Warwick]」「Could It Be I'm Falling In Love」 フィラデルフィアより愛をこめてなどなど、落ち着いたムードがあったり♪洗練されてて、グー! スタンダードのようで、聞いててここちよいのです。
それにしても「イッツ・ア・シェイム」直訳すると“それははすかし い〜♪”だとばかり思ってましたが、どうやら“それは残念〜♪”という意味で歌ってるようです(^−^)英語って奥深いのね。
〈参考アルバム〉 The Spinners「THE BEST OF THE SPINNERS」MCD09008MD(1973~) The Spinners「The Best of Spinners」ATLANTIC19179-2(1973~78)
2002年03月06日(水) |
「横浜ホンキートンク・ブルース」エディ藩 |
「横浜ホンキートンク・ブルース」エディ藩
グループサウンドというのはどんなのなの?と興味を持った時、たまたま「ゴールデン・カップス」のアルバムに出会って、そくイカレました!もっと早くに生まれてたら・・・(この話はまた後日!)
そして「ゴールデン・カップス」のメンバーの中に、エディ藩さんがいることを知りました。そーいえば、横浜在住のイトコの姉さんが、遊びに行く度、エディ藩さんがかっこいい!とか、店が中華街にあるから〜とか、聞かされて潜在意識に組み込まれてしまった!?のか(笑)エディさんがどんな音楽やるのかな?とアルバムを見つけた時、何の気無しに買ってみたのでした。
エディ藩「BLUE JADE/Neon City」1982 東芝EMI
確かに!彼のソフトな声には魅了されます、それにブルースがいいですね。アルバムに写る横顔も素敵だし(^−^)イトコが夢中になるのもわかる。アルバムの中で「MISSY BLUES」や「YOKOHAMA」もよくて、聞くと横浜へ行きたくなる〜感じがしてきます。でもでも、やっぱこの曲!
「横浜ホンキートンク・ブルース」は特にもぅ〜たまりません!歌詞を書いてるのが、俳優の藤竜也さんというのは驚きでした。作曲はエディ藩さんで、もちろん藤竜也さんもこの曲を歌っていますし、その他、原田芳雄さんや、故・松田優作さんなどもこの曲を歌っています。
エディさんのやさしくて、ソフトな声で歌われる「横浜ホンキートンク・ブルース」は、いいですよ〜!歌詞もすごいいいし、聞いててぐっときます。これは・・・・哀愁のナンバーです。
そりゃぁ、ひとり飲む酒はわびしくて〜♪ ですよね。
2002年03月05日(火) |
「アイ・サンキュー」サム&デイヴ |
「アイ・サンキュー」サム&デイヴ I Thank You / SAM & DAVE 1967
サム&デイヴといえば「ホールド・オン」や「ソウル・マン」「ソウル・シスター、ブラウン・シュガー」様々なノリノリ〜の名曲があるのですが、私はこの“ちょいのり”感覚も好きなんです。サム&デイヴの「アイ・サンキュー」はそんな曲。
歌に入る前に「えぶりばでぃ〜ほにゃほにゃ〜」とリズムに乗って語ってるあたりは・・・皆!立ち上がって手拍手よろしく〜!って感じのこと言ってるらしく・・・(笑)なんかうれしくなります。
それに、この曲は語呂がとてもよくて、リズムに刻まれ繰り返される You didという言葉という感じもおもしろいんです。そしてとにかく「アイ・サンキュー」っていうのは気持ちいいですよね!この曲を聞いていると、拍手しながらと軽く踊りたくなる♪しかもアイ・サンキューの時には両手ぶりをつけたくなるんです(^−^)
R&Bを語りだしたらきりがないんですが、サム&デイヴはかっこいい! 聞いていると、どーしても踊りたくなるよな力強さのあるサウンドです。 この時代もR&Bは好きなんだなぁ〜。
2002年03月04日(月) |
「霧の浅瀬」カール・ジェンキンズ |
「霧の浅瀬」カール・ジェンキンズ Palus Nebularum / Karl Jenkins 『イマージュ』emotional & relaxing 2000 より
リラックスしてみたくなったので、この1曲を・・・。今日は難問がひも解けて、急にポカン♪となったの夜なのでした。今までずっと気が張り詰めていたこともあり、今夜はどーも癒されたいモードのようです。このような時に求めるのは、違う世界へ入っていく感じのこの曲。
この曲を聞くと脳がぐわぁ〜っと上がって行く感じになってきて、特にコーラスの部分の繰り返しは違った意味で頭が高揚してきて、でも精神的には落ち着いてくる・・・とても奇妙な感覚に陥ります。
この癒し系、こういう音楽には何か潜んでいるような気がしてならないのです。でもそれが何?なのかは不明なのですが、目に見えないけど存在している息吹きのようなものがあるように思えてきます。
私のiMac+ハ−マン・カードンスピーカーでこの曲を流しながら、画面上にビジュアル(音楽に反応して様々な色や模様になるもの)を出していると、もっと更に楽しさ倍増します♪
目をつぶって聞き入ったとしても、更にリラックスできそう♪です。
2002年03月03日(日) |
「裏切り者のテーマ」オージェイズ |
「裏切り者のテーマ」オージェイズ Back Stabbers / The O'Jays 1972
この曲で思い出すことは、六本木の防衛庁の一角にある「Geoge's」というソウル・バーのこと。古いセガ製のジュークボックスからは、いつもソウルミュージックが流れてました。インテリアは1950年代あたりの雰囲気、カウンター席しかないのに、週末となると満員電車の如く、人であふれてしまう、それでも、皆 踊ったりしながらお酒を戴く。私にソウルミュージックの師匠がいるとしたら、あのジュークボックスなのかもしれないです。相当100円玉をつぎ込みましたんで・・・(笑)
その店で覚えたのがこの曲、ピアノの振動音から始る・・・リズムの感じといいグ〜〜なんです!力強い二人の掛け合いボーカルもいいし、ぐっとくるようなファンキーさがお気に入りです。聞いているだけで高揚しそう♪ この曲が流行った当時、ステップを踏む踊り方も同様に流行ったそうで、その世代の方々の踊りはカッコイイんですよね、私もその世代の方々からちょっとだけ、教わって踊ったことがありました、(拍手と手振り付きでね)でも、ステップは意外に難しかしく足がこんがらがりそうにまりましたよ(笑)
昨年10月、友人から店のママが突然亡くなったと連絡が入りました。 この店には歴史があるので多くの著名人や有名人も訪れていたらしいです。 ネットで調べていると細野晴臣さんや松本隆さんも行かれてた時期あったとか、なんと奇遇!うれしいかぎり、皆、ハマってたのかな!?謎ですが。
遠い空からシルビア似のママのご冥福をお祈りして、今でも、店のジュークボックスからは変わらずこの曲が流れていることを、望んでいたいものであります。
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