イレコミ音楽
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2002年06月20日(木) 「あなただけを」あおい輝彦

「あなただけを」あおい輝彦 1976年

 小学生の私をとりこにしたのは、“あおい輝彦”さん歌う「あなただけを」でした。物心ついた頃からジャニーズ戦略にマンマとはまり、フォーリーブス、郷ひろみ、豊川誕、井上純一、JJS、に翻弄されながら、たまたま好きなった歌手は・・・元祖・ジャニーズ(笑)

 1970年代前半のこと、土曜日というと空腹限界で帰宅しチャーハン食べて、再放送ドラマを楽しんだものです。当時は木下恵介アワーの「おやじ太鼓」シリーズの「三人家族」など再放送されてて、若くて初々しいあおい君をワクワクしながら見入ったものです。相手役は、沢田雅美さんだったりして・・・子供ながら、ブラウン管の中の若くて甘いマスクの青年に恋をしていたのかも(赤面)しれませんが、ドラマに留まらずラジオ「あおい君とさとう君」も好んで聞くようになりました。爽やか&健全だったんですよ〜。

 それからしばらくして「あなただけを」がリリースされ、地元某デパート屋上ステージにてサイン会が行われるという情報を入手した私は、モーレツに母に頼み込んで出向くことに・・・歌を生で聞いて感動してから、レコードを買い、熱い握手をしてもらいました。小学生が来てるのが珍しかったのか、子供好きだったのか、あおいさんが気軽に声をかけてくれたんです!(涙目)さらりと優しい言葉で、えらく感動したのを今でも覚えております。一生ファンでいよう!と硬く心に誓った日でした!(笑)

 「あなただけを」はレコード擦り切れるほど、ずいぶんと聞込みましたよぅ。南国ムードが漂う、甘くさわやかなバラードで、すばらしくそろった女性コーラスにささえられながらも、あおいさんのねばりのある歌い方が実に色っぽいのでした。「あぁ〜ん、あなたを〜♪」と“あぁ〜ん”が決め手です!歌詞は大野真澄さん(“ガロ”のボーカルさん)、女性を「あなた」と敬い、その人を想い、甘えるような歌詞には今でもホワホワ♪してしまいます。それにあおいさんの声がイインデス。なんたって「あしたのジョー」のジョーの声だもの・・たまりましぇん♪

 先日もふたりのビックショーで「あなただけを」「二人の世界」をイキイキ歌われてて、思わずテレビに釘付けになってしまいました。見ている時は小学生のハートです(笑)トーク番組を見ていても垣間見える人柄はよく、温和で、好きなんだな〜、弱いんだな〜♪

 再びアルバムを購入して聞いてみると・・・やっぱ、興奮しまする(笑)クラクラきちゃいます(笑)小学生の頃に感じた思いはそのまま・・・これこそ元祖・マイ・フェバリット・スターなのかもしれません。年上好み、歌も甘い声も容姿も人柄もまるごと好みです。ははは♪

〈参考アルバム〉
「センチメンタル・カーニバル」あおい輝彦 TECA-15547 





2002年06月19日(水) 「春雨道中」ママレイド・ラグ

「春雨道中」ママレイド・ラグ

 テレビを見ていて、佐野史郎さんが“はっぴいえんど”のような風街系音楽として、最近のバンドも頑張ってますし・・・と、“ママレイド・ラグ”の名前を話されてて、「え、どんなグループなの?」と気になりました。そこで『喫茶ロックnow』の中に入っていた「春雨道中」という曲を聞いてみたのです。

 これが、なかなか!うーんいい雰囲気、ユラユラとした気分♪すっと胸に届いて、温かい気持ちになれました。聞き味バツグ〜ン♪歌詞の感じも、気長なスタンス、リラックス、風にまかせて〜♪と、力が抜けてて、気楽に聞けるのがいいですね。

 益々興味を持ち、彼等のミニ・アルバム『春雨道中』を注文してみました。そしたら・・・やっぱ、アタリ!やさしくけだるいボーカルはスピッツの草野さんを彷佛させながらも神秘的で、その裏声はムーンチャイルドを彷佛させながらもソフトで決してくどくない、どーにも好み♪ なにげなく流しておくと、ジワジワと来る♪って感じのサウンドです。歌あり、インストルメンタルあり、強制的な音楽でないので、ユラユラとした時間に流しとくといいかも。さりげなく酔えますょ♪

 さらにジャケットもフラットな絵で(ポスターカラーで描いたような感じ)窓辺の雨とコーヒーカップがホっと表現されてて、彼等の音楽とぴったりかもしれません。

 “ママレイド・ラグ”は3人組(ギター&ボーカル、ベース、ドラム)最近出たばかりの新しいバンドです。ポップス、ロック、ジャズ&フュージョンなどの切り口が見えかくれしてて、曲の完成度も高く、今後も注目したいもの♪ なんと今日!新マキシ・シングル「目抜き通り」が出てるらしい、こちらも是非聞いてみたいものですね。

追加日誌(7/10)
6/19に発売されたマキシシングル「目抜き通り」を買って聞いてみました。ゆったりした感じのグーな2曲です。この方達の曲には心地いいそよ風が吹いてます。聞き込めば尚一層味わえる〜、聞いているうち癒されます。

〈参考ミニ・アルバム〉
『春雨道中』ママレイド・ラグ AICL 1368 2002




2002年06月15日(土) 『ワインライト』グローヴァー・ワシントンJr.

『ワインライト』グローヴァー・ワシントンJr.
「WINE LIGHT」GROVER WASHINGTON,JR. 1980


 ひさびさに手にしたアルバム・・・といってもCDになってしまったのですが、相変わらず、大人っぽいジャケットなのねん♪ゴールドに輝き横たわるサックス♪それに溶け込むワイングラスがなんとも言えないの・・・もちろんグラスの中身はこちらも金色に輝く白ワイン♪・・・うーん、ムードはニューヨークのナイトクラブかな。

 1980年、高校に入った頃、ナベサダの「カリフォルニア・シャワー」が発端で、大人っぽい音楽(ジャズ・フュージョン・クロスオーバー)への関心が高まりつつありました。仙台駅そばのボロボロ木造の2階にあったレンタルレコード屋へ出向いては、そんな香りがするアルバムを物色する日々。たまたま借りたアルバムが“グローヴァー・ワシントンJr.”「ワインライト」とにかく気にいったグーなアルバムで、私の中ではこの上なく上質なテープ(TDK・SR・ハイポジション)に落として、夜長、よくよく聞き入ったものでした。ボンビーゆえ、メタルテープは買えなかったの(笑)

 今、久々に聞いたみましたけど、アルバム丸ごと懐かしいですぅ〜。とにかくグローヴァー・ワシントンJr.のサックスの音色がたまらんのですょ。そして名曲として名高い「クリスタルの恋人達/Just The Two Of Us 」なんてイントロだけで倒れる程(笑) グローヴァー・ワシントンJRの華麗なサックスと、ビル・ウェザーズの歌の掛け合いが最高にグーなのよね〜。うーんと唸りたくなります。

 先日、3つ上の女友達と1980年頃の話題になって、やはり彼女もグローバー・ワシントンJr.を聞いてて、その話題で一晩盛り上がってしまいました。やはりこのアルバムは丸ごと流して聞くのがいいんですよネ。

 幻想的でシックな夜によく似合いそう♪飲まなくても、酔える一枚です。


〈参考アルバム〉
GROVER WASHINGTON,JR.「WINELIGHT」 20P2-2447 1980





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2002年06月14日(金) 「むかでの錦三」上田正樹&サウス・トゥ・サウス

「むかでの錦三」上田正樹&サウス・トゥ・サウス


 あれはいつやったろ?夏の暑い晩やった〜(「とったらあかん」の冒頭台詞)←いやいや、あれは小学生の頃でした。“上田正樹&サウス・トゥ・サウス”のR&Bをヘッドフォーンで首を小刻みに降りながら、熱心に聞きいっていたものです(笑)その辺にあるテープ、レコードなどなどを片っ端から聞いた中でも“上田正樹&サウス・トゥ・サウス”だけは妙に覚えているんです。

 先日、久々に聞きたくなりテープを探してみても・・・ない(困)きっと引越しのドサクサで捨ててしまったらしい、そこで早速通販でアルバムを注文してみることに、ところが1ヵ月しても届かない。終いには品切れ♪(呆)半分諦めつつも、再びH○Vで注文すると・・・・届きましたヨ!も〜〜〜感涙です!やった〜やった〜やったーまん。(紅白旗ふりふり)

 なにしろ、ファンキーなんですよ。R&Bで最初に影響を受けた日本のミュージシャンはこの方々です。「我が心のジョージア」や「お前を離さない」知らない間にレイ・チャールズやサム&ディブをここから学んでたようで、後で知ってびっくらしたものです。それだけではない“サウス・トゥ・サウス”のオープニングはかなりかっこいい!今聞いてみても実もグ〜です。JBのようなラッパも入ってて、いけてます。「最終電車」もファンキーでいいんだな〜これが。

 その中でも「むかでの錦三」はかなり印象的な曲です。極道お兄さんの歌で、小学生には反ってわかりやすかったのかもしれません。「こわいもの知らずのおれだが、女の涙にゃ弱い〜♪」なんて歌詞がリフレーンしちゃうんですょ。音的にはR&B、歌詞的には近所の話題になりそな話の内容なのよね。そんな取り合わせが妙に好きになってしまった理由なのかもしれません。有山じゅんじさんとのアルバム『ぼちぼちいこか』とも歌詞の感覚がダブリますネ〜。それにしてもかなり懐かしくってワクワクしちゃいました!

 あ、ちなみに上田正樹さんはこの頃からのファンで、彼が私と同じ誕生日であることはつい最近になって気が付きました。ぎょ!っとしましたよ、うれしい一致でむふふふ♪とファン心を刺激されたのですが、上田正樹さんの話はまだまだあるので、ソロになってからのこともそのうちまた書くことにいたしましょう。今夜はこのアルバムに浸ってR&Bナイトだな〜♪


〈参考アルバム〉
「この熱い魂を伝えたいんや」上田正樹&サウス・トゥ・サウス TKCA-71789 1975
「8.8 ROCK DAYの軌跡〜ソウル・R&B篇」25JC-422 1989






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2002年06月13日(木) 「エイリアンズ」キリンジ

「エイリアンズ」キリンジ 2000


 この曲を聞きぬいて・・かれこれ2週間以上(笑)まぁ、そのくらいひさびさにイレコンで聞いておりま〜す。兄弟でやってるユニット、古い言い方だとデュオ!?の“キリンジ”の歌う「エイリアンズ」は聞かせてくれるんですょ。実に胸を打つサウンドなんです・・くくぅ〜。

 何回も繰り返し同じ曲を聞いてたら普通は飽きるんですが、コノ曲は飽きないのでした。なぜ?って曲にベタボレ状態だから・・・(赤面中)昨日待望のアルバムが届いて大喜びしておりました。あけてびっくり!ジャケットの強烈さはジョージ・ベンソンの目張りに匹敵するほどだったのです。兄弟真顔ドアップなため・・一瞬引きそうになりましたが(笑)アルバムを聞いてみると、やはり私の好みのサウンドなので、益々興味をそそられてました。“キリンジ”は今後も全アルバム聞いて追求する予定です。

 さてこの曲、イントロのアコースチックのギターのせつないメロディが実にグーなのです。そして、弟・堀込泰行さんの高い声がすぅ〜っと心に響いてきます。歌詞も微妙に感覚的で不思議でコレマタいいんですよ、意味などあるようでなくてネ。声も曲の感じもやさしくて、ハーモニーも解け合い、曲の完成度はかなり高いものと思われます。

 この曲を聞いてると、せつなくてきゅんとなるのだけど、決して落ち込むことなく、曲に含まれたポジティブな気持ちと、ユラユラとした非常に心地よい感覚に襲われます。空虚な世の中、暗いニュース、生きてるだけでも空しく悲しい・・・だけど「キミが好きだよ〜♪」っていう気持ちやが、悲しいものを全て救ってしまう感じがします。なんたって彼等が哀愁を残しながら、さらりとクールに歌いきってしまっているところも魅力です。

 この曲はいろいろな要素が重なってできているようでして、聞き手の心をよく写す鏡なのかもと思いました。悲しければ、思いっきり泣けるラブソングになり、元気になりたきゃ励ましソングになったり、癒されたいのなら癒しの音楽に聞こえたり、異星人を想像すれば、そのようなストーリーの歌に聞こえたり・・・とね。(笑)

 でも、なんと言っても「愛のポジティブ感」があるのがミソです。そして安らぎも得られる・・・まるで「うーん、寝てみたい〜by.三船」(笑)と唸りたくなる、そんな感じネ。


〈参考アルバム〉
「北青山的13曲1000円」WPC6-10149 2001
「キリンジ★3」キリンジ WPC6-10109 2000






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2002年06月06日(木) 「祭りばやしが聞こえる」のテーマ/柳ジョージ

「祭りばやしが聞こえる」のテーマ/柳ジョージ 1977

 とくかくかっこいいんですよ〜、聞いたとたん好きになってました。ドラマ「祭りばやしが聞こえる」では、ショーケン(萩原健一さん)が朴訥な競輪選手を演じてて、その姿とこの曲と重なってとても印象的でした。

 この曲、柳ジョージさんの渋い歌声もさることながら、歌の旋律を引き立てるキーボードのサブ・メロディが実にグ〜でして、ベースもほどほど主張してるし・・なんて〜のかしら、シンプルなのに全体的にゆったりしてて、じっくり聞かせてくれる〜って感じなのです。なんか雰囲気かっちょいいのよね。そして歌詞は「しあわせとはお前のことさ、おーベィベェ」ときちゃうんだもの(笑)「幸せ=おまえ」ということで究極のラブソングなのかもしれませんよ。作詞作曲は柳ジョージさんではないんですが、ドラマために作られ、その背景にもぴたりと合ってた気がします。

 今でもこの曲を聞くと、1本道の遥か彼方から競輪選手のショーケンが必死にペダルをこいで近付いてくる、というイメージが浮かんできます。負傷し心まで傷付いた競輪選手が田舎の鉱泉旅館へ一人やって来て、再起をかけてリハビリに励みながら、旅館の女将に恋をして癒されてゆく・・・という地味な物語りでしたが、なぜかこの曲と共によーくその場面場面が思い出されてしまうんです。青々とした道路傍の草〜♪なんて感じまでも・・・。

 柳ジョージさんの曲では「雨に泣いている」も泣く程好きなんですが、その他にも「酔って候」などの名曲が数々あるんですよね。でも、個人的には彼の歌う、サム・クックの「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」や「ツイストで踊りあかそう」のカバー曲がもの凄く好みでして、決してサム・クックに負けてない歌唱力とハスキーな声が魅力なのでした。なんか柳さんって感性が日本人離れしてる気がしちゃうんですよね。

 やっぱ、彼の曲には辛目のバ−ボンが似合うのかな・・・しぶぅ。

〈参考アルバム〉
柳ジョージ&レイニーウッド「軌跡1」30BTC-163






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2002年06月03日(月) 「愛のためいき」ロバータ・フラック VS ジョージ・ベンソン

「愛のためいき」ロバータ・フラック VS ジョージ・ベンソン

「Feel Like Making Love」Roberta Flack 1974
「Feel Like Making Love」George Benson 1983


 この曲を最初に知ったのは、ジョージ・ベンソンの歌う「Feel Like Making Love」でした。ラジオ番組に応募してもらったLP『ユア・アイズ』の1曲目だったこともあり、とびっきり印象に残っていたのです。てっきり彼の曲と思い込んでいたのですが、ある日流れてきた曲にびっくるぅ!?あれ?どーして・・? そーなんです、実は10年も前にロバータ・フラックが「愛のためいき」なる邦題でヒットさせていたんですね。全くの無知でした(大汗)

 この曲を比較するとすごいのですが、ロバータ・フラックは、ささやくように、穏やかにしっとりと歌い上げていて、スローな中にも気品と色気を感じさせてしまうのです。やはり名曲ですネ〜、ちょっとエコー掛かり過ぎでないかしらん♪と思わせる魅惑の世界なのです。

 片や、ジョージ・ベンソンは、これでもか!と端切れよく、小気味よく、リズムを刻んで踊れそうなほどに(笑)全く別種類のアレンジ。力強い色気で、はじけきってしまってるんです。アップテンポのわりに演奏時間がロバータより1分半も長いのは、例のハモリ♪(笑)そーなんです、間奏部分でギターの旋律に添ってハモってるんですネ。実にすんばらしい!自分の曲(モノ)にしちゃってますよ、グレイト!こんなに違ってたら、反ってどちらも好きになりますよ、Qoo〜。

 余談ですが、1991年頃にソウルをレゲエで歌う特集CDがありまして、レゲエなこの曲を聞くことができるのですが、ま、これはとっても変な感じの短調に仕上がってしまってます。雰囲気はもわ〜っと暑い地方に来た感じ・・・(笑)余談デシタ。

 ロバータ・フラックは、1972年に「やさしく歌って」をヒットさせ、ネスカフェのCMソングで有名でした。彼女はクラシックの勉強をしていたこともあり、あまりR&Bのミュージシャンぽくないのかもしれませんが、正統派歌手(アーティスト)の貫禄はたっぷり。日本では「やさしく歌って」の方がずっと有名ですけど、聞込むと「愛のためいき」もナカナカどーしてクールでグ〜です。それにジョージ・ベンソンとの比較も面白いので、時間とお金と余裕のある方は是非聞き比べてみてネ。


〈参考アルバム〉
『IN YOUR EYES』George Benson P-11265(1983)
『Midnight Moods』George Benson WPCP-4577(1991)
『SUPER SOUL VOL,5 Female』FCD-05
『I Shall Sing(ソウルをレゲエで)』CDTRL 289(1991)






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2002年06月02日(日) 「風に乗って」岡崎友紀

「風に乗って」岡崎友紀 1973年

 おてんば少女はドラマ好き♪ってことで、幼い頃の私は、そこいら中飛び回って路地裏で缶蹴りしたり、50歩100歩を真剣に取り組んでいたのでした。そして夜になるとドラマを見ながら夢見てたんですネ・・・。当時から相当なお気楽者だったようです(笑)

 70年代初頭にはラブ・コメディドラマが盛んで、岡崎友紀さんの、『おくさまは18歳』『なんたって18歳』『小さな恋のものがたり』『ママはライバル』『ラブラブ・ライバル』・・・などをワクワクドキドキしながらよーく見入っておりました。

 その中でも『ラブラブ・ライバル』の主題歌である「風に乗って」は特に大好きな1曲でした。実はこの曲、フィフス・ディメンションの「Up-Up And Away」のイントロにクリソツ!?なんですが、もっともっと明るくアップテンポにした感じで、歌詞の内容はまさにギラギラに明るい夢見る少女の世界でした。

 最近、手に入れたCDの中にこの曲が入ってて、ほぼ30年ぶりに聞いたのですが、そりゃもぅ〜飛び上がるほどの歓喜なのでした!当時の少女漫画の女の子の如く、首を15℃ほど傾けてしてキラキラな目になってますよぅ(笑)

 とにかくドラマもドタバタで明るく楽しいものでした。なので、今でもこの曲を聞くだけでかなり高揚してしまいます。気持ちはすっかり小学生に逆戻りしてウキウキしてしまう♪遠足でうれしいのとおんなじ感じがするのでした(笑) さあ飛びましょ〜!いくぞ〜って感じナノネン。


〈参考アルバム〉
「70'sTVヒッツ・コレクション〜ステージ101〜」TECD-25464 2002






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2002年05月30日(木) 「カフェ・ブリュ」ザ・スタイル・カウンシル

「カフェ・ブリュ」ザ・スタイル・カウンシル
「CAFE BLEU」THE STYLE COUNCIL 1984

 さっき中古CD屋さんでたまたま見つけた一枚のアルバム、なつかしい名前につられて買って来てしまいました。学生〜社会人になる頃、よく聞いていた“ザ・スタイル・カウンシル”です。ちょっと都会的でシンプルでジャジーで、なにかあの時代にはこのくらいの感じがあってたようにも思えてくるのでした。「CAFE BLEU」なんて流れてくると、時の流れが止りそうです。

 大学の友人のお姉さんがレコード会社に勤めてて、デモテープがゴロゴロあるよ、と友人からもらったのでした。“RUN-DMC”(当時ラップの走り)と、“ザ・スタイル・カウンシル”共にミュージック・テープでもらって、ウォークマンで繰り返しよ〜く聞いてました。でも当時もらったのはこの「カフェ・ブリュ」のアルバムではないみたい・・・聞き覚えのある「You're The Best Thing」も、この録音ではなかったよな?ジャケットから、たぶんベスト盤だったのかもしれません・・しかも、このミュージックテープは人に貸したまま〜誰に貸したさえも、もう不明!?(笑)

 当時はよくラジオからも彼らの音楽が流れていました。都心にあった叔母の家に下宿していた為、どーしても都会的なイメージが結びついてしまうんですよ。246と首都高の重なったあたりの夜景とか、東京タワーとか、ネオンとか、クールな街・・♪様々な記憶が音楽によって引き出されてきます・・・全くおかしなものですネ。

〈参考アルバム〉
「CAFE BLEU」THE STYLE COUNCIL  POCP-1866






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2002年05月25日(土) 「サイド・ショー」ブルー・マジック

「サイド・ショー」ブルー・マジック
「Sideshow」Blue Magic 1974

 そよ風のやさしさ♪・・・そんなブルー・マジックの「サイドショー」です。

 ブルー・マジックのアルバムを買ったのは実はジャケ買い(笑)ジャケットに惚れて買い求めたのです。青いバックに“BLUE MAGIC”のゴシックの白文字が目立ち、黒っぽいクラシックカーに乗ったり、寄り掛かったり、前に座ってたりするアフロ黒人5人組の写真がありました。5人組はこちらをさらり見つめ「どうよ?聞いてみるかぃ」と語りかけているようで・・・!?思わず買ってしまったわけですネ・・・(笑)

 聞いてみると・・・とにかくやさしい♪フォルセットのコーラスグループの中でも、スタイリスティックスに比べてみても、このブルー・マジックはボーカルの声とコーラスがやさしいように感じます。今風に言う癒し系なソウルなのかもしれませんが、聞いてると穏やかな気持ちになれます・・・。ゆっくりと流れる時間の中で流れでる音、そんなアルバムに「サイド・ショー」は、最初に入っているやさしいお伽話のような曲に感じてしまいます。

 イントロの一部に、あるフレーズが入ってて・・・あれ、聞いた事あるよな?と思ったら、サーカスの曲のワンフレーズが♪思わず微笑んでしまいました。Sideshowとはサーカスなどの出しモノ、ショーの事で、「ハリーハリー!ショーが始まるから、チケット売り場に並ぼうよ♪」などと歌ってる模様です(笑)実に楽しそうなのネ。

 更にこの曲をやさしくソフラン仕上げしているのは、鉄琴とハープの音です。さりげなく鳴っているオルゴールのようにムードを盛り上げています。フィリーソウル(フィラデルフィア・ソウル)は私にとって大好き♪ 

 まさに、澄きった空の青さの魔法のような・・・洗剤系のさわやかさかも(笑)


〈参考アルバム〉
「BLUE MAGIC」Blue Magic 1974 AMCY-74






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