イレコミ音楽
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一泊温泉旅行から帰宅した翌日の朝の事でした。朝の情報番組にて“高田渡”さんの訃報を知りました。まだ56歳、若過ぎるよな。お酒の飲み過ぎだったのかなぁ..なんて勝手なことを思って、生前のドキメンタリー番組での姿も思い出されるんですが。やっぱね、吟遊詩人と言われる人物の生き様はこれでいいのかもしれません。さびしいけど、きっとね。 でも、もう一方で「あぁ、これでまたひとつ昭和のともしびが消えてしまったんだなぁ。時代が変わってしまったんだなぁ」と実感させられてしまったのでありました。うぅ、これもさびしい。まぁでも、彼の音楽は確実に残っていくと思うから、若い世代でも高田さんのファンも沢山いるようですし、最近では「タカダワタル的」 という映画もあるようですし...見てみたいと思うのでありましたぁ。まだまだ知らない高田渡がそこにあるのかも^^そういえば後半のCD聞いてないものもあったしね。コツコツボツボツ集めて大切にひとつひとつ彼の唄を聞いて感じて行きたいな。 高田渡さんといえば、とにかく詩がよかったんですよ。詩人の歌詞を用いながらも「大正・昭和初期の演歌」を彷佛される演歌師のような社会派な部分もあったり、社会を見つめながらそれを皮肉とユーモアたっぷりで表現しちゃうあたりも好きだったなぁ。つぶやくように歌うというか、そっと語りかけるような独特のスタイルも魅力でしたよね。もちろん、牧歌的なやさしい曲もよかったのよね。 人間とか、人生とか、逃れられない性とか、矛盾まみれの世の中とか、何か無数な見えないのモノを唄から感じとることができたのって、彼を唄を通して学んだことなのかもしれません。 ここ数日は、ずっと彼に関連した様々な事を思い出しています。もちろん彼の唄のこと、取り巻きミュージシャンと絡んだ思い出とかなどもたくさんあるんですよね。 加川良さんの歌った「下宿屋」哀愁の詩人高田渡の真の姿が歌われててね。 中川イサトさんのインスト「漣」渡さんの息子の名の曲でね、軽快なリズムに乗せた息子への思いというか、取り巻きメンバーの祝福ムードが感じられるんですわ。(超個人的意見ですが) 渡さんの曲「コーヒーブルース」にて京都のイノダコーヒーを知って、京都に行く際には行つけにしてしまったこととか、「魚つりブルース」「生活の柄」「年齢・歯車」「私は私よ」「鉱夫の祈り」「系図」「夕暮れ」...曲をあげればきりがないっす。 そして、『ごあいさつ』『系図』『石』のアルバム3枚は私にとって永久保存版です。 (ちなみに昔「イレコミ音楽」にて 『ごあいさつ』のアルバムの事を書いてます。)中川イサトさんのサイト 一寸一服(日記)にて大塚まさじさんのサイト の掲示板にて。有山じゅんじさんのブログ にてそれぞれコメントが載っておりました。ほんとさびしいですよん。 渡さん、色々な見えないモノを分けて下さって、どうもありがとうございました。 どうぞ安らかにお眠り下さい。合掌
2004年09月30日(木)
『Studio 150』ポール・ウェラー
『Studio 150』ポール・ウェラー 2004年 すっかりご無沙汰してました。駆け込み9月の書込みで〜す!その間イデオロギーがどうとかこうとか紆余曲折ありまして...笑、ウソウソ単に忙しさにかまけてて、今日の書込みとなったわけで...ご登録の皆様方どーもすんまそん!m(_ _)m ワタクシ相変わらず音楽だけは好きですねん、愛してますねん、ご尊敬申し上げておりますねん、これは一生変わらないのねん!ということで、最近とってもいい新譜があったので書かせていただきまする♪ どう?ね?遥かイギリスの香りがするでしょ?心にガチンときます。後からフツフツと勇気が湧いてきます。喫煙者はきっと一服して遠くを眺めたくなるでしょう。そんな「Black Is The Colour」です。ニーナ・シモンをはじめ数々のフォーク系シンガーによって歌われてるトラディショナルソングです。 本題は「ブラック・イズ・ザ・カラー・オブ・マイ・トゥルー・ラヴズ・ヘアー」なんとなくニュアンスが解るよな...髪の毛の色...誇りって感じなのでしょうか。 さて、このアルバムかなり盛りだくさん!特に先行発売の日本盤ではボーナストラックが2曲プラスされてるんです。その1曲「Family Affair」に釣られて買ってしまったんですけどね(苦笑)もちろん文句なしによかったです、パンチ&迫力があって、スライの原曲と聞き比べても引けを取らないです、おもしろい♪ 元々スタイル・カウンシル好きなこともあり、このアルバムは非常に魅力的、しかもカバー曲集なので知った曲も沢山あるし、アレンジもよくってかなり聞き応えありました。同時にポール・ウェラーの背景にある音楽感を知ることができてそちらの方も大変興味深いものでした。 1発目の「If I Could Only Be Sure」偉いカッコイイんですよ。ソウルだもん!たまりませ〜ん。 そして「Wishing On A Star」美しいです。私は女性ボーカルのこの曲しか知らないので、男性声ではどーだろ!?と躊躇しましたが、いやいやこれがまた美しいメロディにポールのハスキーボイスがエラク合うんです、心にジ〜ンと染みいってきました。 「Close To You」はカーペンターズとはえらく違ってて渋くてこれまたカッコいいんだ♪ 「Thinking Of You」シスター・スレッジの曲です、古いようで新しく、ギターソロのムードも最高なんです、やさしく吹く風のよ〜♪ そのほかにもいい曲だらけ...きりがないのねん。 日曜の午後に聞き流すのに...夜の首都高ドライブにも最適なアルバムです♪ *追記* フジテレビ“とくダネ!”のオープニング・ソングはスタイル・カウンシル「シャウト・トゥ・ザ・トップ」でとても印象的なんですが、最近、お天気のコーナーのBGMにポールの「Close To You」がかかってるんですねぇ〜♪番組スタッフにポール・ウェラーのファンがいるのでしょうか?私としてはとってもうれしく思ってますです♪ (2004.10.4 追記) <参考アルバム> 『Studio 150』Paul Weller V2CP200 2004年
2004年06月11日(金)
「You And Me」キリンジ
「You And Me」キリンジ 2004年 「ねぇ どーよ? ねっ たのしでしょ♪」って言われてる感じがする“キリンジ”の「You And Me」です。5月12日にリリースされてからけっこう聞き込んでるんですが、私の好きな中間乗りの心地よいサウンドが魅力なんです。 軽快なリズムに乗っかって、例によって例のゴトク、堀込兄弟・弟の泰行さんの甘い歌声が聞こえてくるわけで...彼のいつもの真っ直ぐなイメージからすると幾分踊って歌ってるようにも感じられます。とてもわかりやすいバラードはソウルフルで広がりがあるからとても好感が持てるし、やはり聞いててしあわせな気分になるんですよね♪ 歌詞もとても面白くてネ、おおまかに言うと「携帯やネットでつながっているの世の中にいる君と僕、さあ外へ飛び出そうよ!」ってニュアンスなのかな、なんて解釈しています。前回書いたビートルズの「アクロス・ザ・ユニバース」に偶然にもサビ部分の「溢れるユニバース!つながるユニバース!」のところがつながってるようにも思えて・・。それにしてもユニバースという言葉、今の時代の象徴なのかもしれません。グローバルコミュニケーション時代なのか...うむうむ。キリンジから社会へとえらく発展してしまいましたけど(笑) さて、この曲はinterFMでも頻繁にかかってたらしいんですが、interでかかる日本のアーティストは限られてて、知ってるだけでもラブ サイケデリコ、白鳥マイカ、宇多田ヒカル、など数少なくて、その中にキリンジがかかるなんて!とファン魂がうづきニマニマになるのでした♪(笑) そうそう、キリンジは3ヶ月連続リリースをするらしく、今月は初のシングルベスト盤、来月にはニューシングルも出るそうです。それに加えてツアーもあるんだけど...^^ひとりじゃ、行ってもねぇ〜(笑)というわけで、ワタクシは手を打ちました。→実はこの曲をパートナーにカラオケで歌ってもらう約束になってるのです!キリンジの歌を歌うのはかなり難しいので歌えるのでしょうかね?ちと不安なのですが、後日談もお楽しみに♪ <参考Single> 「You And Me」キリンジ TOCJ-4719 2004年
2004年04月23日(金)
「アクロス・ザ・ユニバース」ビートルズ
「アクロス・ザ・ユニバース」ビートルズ 1969年 前回のCMで使用されてた「アクロス・ザ・ユニバース」を 追求をしてみました。すべてはなにげなくテレビから流れてきた CMソングに心をうばわれたことにはじまります。 今はもう流れていないけど、SMAPの5人が出演していた NTT東日本のCMで一時期集中して流れていたのでした。 歌っているのは「speech」とだけ。彼はヒップホップのDJで 日本へもチョクチョク来日されてる方でした。 でも、どこ探してもCMソングに使われてカバー曲は見つからない のです。CD化されてないのかもしれません・・不明ですm(_ _)m ここまでしかわかりませんでした。 というわけで、改めて原曲を聞くべくThe Beatles『Let It Be』 を レンタルしてきました。昔、兄の部屋に壁にかざってあった 青いリンゴマークのアルバムを懐かしく思い出します♪ 当時は何も意味もわからず耳にしていたものです。 そのアルバムの背景にあるグループの解散なども知らずに。 ひさびさにじっくり聞いてみたらば・・やっぱエエデスね♪ 私はジョン派なので「アクロス・ザ・ユニバース」はまさにツボ!! また過去の歌に魅了されてしまいました。 素朴・・ぼくとつ、浮遊感、インドっぽい仏教的ムードは一部の インド語の歌詞とシタール?かと思えるトレモロのせいなのかな。 しかし生音感がたまらない・・是非ヘッドフォーンで聞いとくれ。 コーラスの重なりが雄大な宇宙を想像させ、淡々とした生ギターと 真っ直ぐなボーカルがジョンだけの存在を強く主張しているよう。 トレモロのかかったギターはなつかしかぁ〜^^ しかもくり返しフェイドアウトして終わってるのもね、 あの時代を感じさせてくれました。 やはりCMソングに使用するにはジョンのボーカルは強すぎたのかも しれませんね^^ 当時、兄はアルバムを買いこみ『Let It Be』の映画を見て、自室の 壁にポスターを張り、きっと何回もレコードに針を落としていたの でしょう。でも、そのうちに一番大切なレコードを自ら割っちゃった んですよ。「もうオレのビートルズは終わってしまった!(涙)」 と言ったかどうかは実際の所は不明ですけど(笑) そんなニュアンスの心境だったのかな・・・推測の域ですね。 一時心奪われしもの・・時代と共に去る・・のが世の常なんだけど もっと時間が経つと、美しいくらい愛おしく思えるものです。 ジョンの「アクロス・ザ・ユニバース」はまさに それ だわ♪ 私的には サブタイトル「脱皮」としましょうか(笑) <参考アルバム> 『Let It Be』The Beatles CP32-5333 1969年
2004年02月17日(火)
「ACROSS THE UNIVERSE」
「ACROSS THE UNIVERSE」 非常にヒサビサの更新なので〜す!よろしく!m(_ _)m ここんとこNTT東日本のCMがよく流れてるんですが、SMAP5人の空想的素顔のような〜ここちよいCMがとても気になっています♪特にバックに流れるアコースティックサウンドの洗いざらし感がより一層CMを引き立ててる感じ♪それは「ACROSS THE UNIVERSE」ビートルズのカバー曲なのですが、一体誰が歌っているのでしょ??発音がたどたどしいからてっきり日本のアーティストだと思ったんですが^^不明いうことで・・アーティスト名は「スピーチ」らしいです。(追って書き足しますです)素朴で癒されるんですよね。 さて「ACROSS THE UNIVERSE」子供の頃から聞き覚えがあったのに、こんな歌詞だったとは知りませんでした。しかも大好きなジョン・レノンの作品。この曲には精神世界的な意味が隠されていて、宇宙を行き交う言葉を通して、宇宙と自分(個)との関係を歌になっているのではないかと思われます。(ジョン派の私としてはこの曲をもっと深く追求したいので後々調べて行きたいわん^^) 中でも「Nothing's gonna change my world」というの言葉〜何ものも 私の世界を変えることはできない〜のような意味なのですが、とても大事な言葉のように思えて、ズシンと胸に響いちゃいました。SMAPの「世界でたったひとつの花」とも通じるところがあるのかな、個性を大事にする現在にドンピシャなのかも。自分の世界を持つことの大事さってあるように思うのです。今の世の中って個人と社会との関わりが難しくて、心っていう意味では粗悪になってしまいがち、そんな中で自分を見失わない勇気を与えてくれるように思んですよね、シュールな気分、小雨の午後3時に最適な曲なのかも♪ 一説にはジョン・レノンが松尾芭蕉にインスパイアされ作った曲とか。ますます興味津々です^^↑エンピツ投票ボタン
2003年10月16日(木)
「オレンジの雨」野口五郎
「オレンジの雨」野口五郎 1973年 秋の夜長に歌謡曲はいかがですか? 「そんなこと〜どうでもいいじゃなぁ〜い♪ いつだって〜愛してるじゃない♪」 そうそうこの歌詞でしたね、たまりませんわん! 燃えるような恋につきまとうのは決まって別れの予感や不安です。 そんな恋だからこそ、燃えちゃうんでしょうけど(笑) ちょっと危なげなムードが歌詞からにじみ出てるんですよね♪ しかも、短いのにまとまってて的を得ている…この曲の歌詞には 納得させられてしまいました。昔の歌詞は実に面白いのね。 「二人なら火遊びと言われていい♪」 「狂うほど愛するもいい♪」 なるほど、恋は盲目なものだから〜そそられます。 最近恋をしてる友人もこの曲を聞いて、しみじみと たまらないわ〜♪と申しておりました(笑) もちろんこの曲をリアルタイムで聞いていた私です。 9歳でしたから、一部意味不明で聞いてたんでしょけど、 大人の恋愛って!凄いみたいな甘酸っぱくイケナイものを 連想していたものでしたよぅ(しみじみ) イントロはこの時代の歌謡曲特有の新鮮で弾けるパンチ風♪ エレキとラッパのコラボレーションなんだなぁ〜♪ しかも「オレンジの雨」というタイトルも憎いです。 オレンジは欲望を表す色、欲望のままの恋を感覚的に表現してる のかもしれません。最後の歌詞「恋はいつもきまぐれ〜♪」 再びイントロ同様のエレキとラッパのコラボレーションでしっかり 締めくくられるんですよ。なんたって作曲は筒美京平さんですしネ♪ わずか2分40秒の中にロマンあり、切なさあり、哀愁あり・・ 70年代の歌謡曲って、本当に素敵です!ラブリー♪ そうそう最近の五郎さんですが、再び筒美京平さんで 「Sweet Rain」という曲を出しましたよね♪ ソウルフルな曲の仕上がりでなかなかグーでしたよん! 中年のくたびれた感じがたまりませんねぇ〜♪ <参考アルバム> 『A side collection』野口五郎 07TR-1190 1989年
2003年07月25日(金)
「オールド・ファッションド・ラブ・ソング」スリー・ドッグ・ナイト
「オールド・ファッションド・ラブ・ソング」スリー・ドッグ・ナイト 「Old Fashioned Love Song」Three Dog Night 1971年 なかなか梅雨が開けないですねぇ、じめじめしちゃってイヤンなっちゃう!こんな時は懐かしい洋楽がここちよく響いてきます♪ 先日スリー・ドッグ・ナイトのベスト盤を手に入れて聞いていたのですがびっくりしました!おお!この曲!懐かしいじゃん!というわけで、すっかり「オールド・ファッションド・ラブ・ソング」に魅了されてしまいました。当時小学生だった私の心に刻まれた哀愁のサウンドだったんですよね♪もちろん「喜びの世界(Joy To The World)」もファンキーでいいのですけど、私はこちらの方が好きなんです^^ わずか3分24秒しかないのにこの貫禄!どうですか!!特にイントロ部分、哀愁のオルガンで始まるあたりなんざぁ鳥肌モノであります。そして、ささやくようなボーカルが「ジャストノオーファションラ〜ヴソン プレンノォンザレディオ〜♪(Just An Old Fashioned Love Song Playin' on the radio)」 とぶ〜ん、ぶ〜ん、ぶ〜んという腹に響くベース音と共に入ってきて・・・くぅ〜!憎いよぅ。そしてジョジョに哀愁を漂わせながらも高揚してくるあたりもたまりません♪マイナーコードからメジャーに変わって陽気になって、そしてまたひとりぼっちのような〜哀愁のメロディに戻るのよね〜♪最後は繰り返しながらフェイド・アウトする・・・お決まりのパターンにも安心してしまうんだな♪ この曲を聞いているうち、当時流行った西部劇のイメージも出てきて「う〜マンダム」のブロンソンのCMとか思い出されました(笑)そういえばこの頃ってCMも映画も音楽も全部ごちゃ混ぜで輸入されてた感じでしたよね。特に洋楽のくくりは、ロックもポップスもソウルというジャンルもなかったしね^^ 更に色々記憶が蘇って参ります。当時の時代背景♪北向き窓の薄暗い四畳半のラジオからギンギンに流れてくる〜「オールド・ファッションド・ラブ・ソング」というムードです。長髪で痩せてギターケース持った団塊の兄さん達って感じも漂うのです♪ しかし今聞いても充分イケテマスねえ♪この混迷の時代にも、はっきりしない気候、ぼんやりした空模様にもなぜだかピッタシしっくりきてしまいます!この頃のサウンドは実にシンプルでエエデスワ〜♪胸に染入りながらも元気にさせてくれるのね♪ <参考アルバム> 『The Best Of Three Dog Night』 WMC5-19 1989年
2003年06月15日(日)
「スウィートソウル」キリンジ
「スウィートソウル」キリンジ 2003年 「余裕がない時って・・ほんとないのよね」 ご無沙汰しておりました、やっと余裕で好きな音楽を楽しめるようになりましたよぅ。ということで、3月末発売だった“キリンジ”のニュー・シングルをようやく買うことができたのでした。久々にリアルな音楽にふれるのは新鮮でいいね。 何気なく流して聞いていると聞き逃してしまう♪そんなイメージの「スウィートソウル」です。たまたま雨が降り出した朝、ちょっと贅沢をしてタクシーで仕事場へ向かった時の事、フロントガラスにポツポツ落ちてくる水滴をなまけものモードのワイパーがシャカ・・・シャカ・・・ラジオから流れてきたのがこの曲でした。歌声を聞いただけで、そく“キリンジ”じゃん!と解って感動ひとしお!そして忙しい朝のワサワサしてた気持ちが一瞬にして穏やかになってしまったのでした。そうそう、タクシー中ホワホワなくつろぎムード♪へ・・・(笑) いつも思うのだけど「無条件にやさしい♪」感覚って好きなんです。疲れて元気のでない時など、ちょっと人様からやさしくされたくなるものです。誰かのなにげない一言で救われたり、笑顔で救われることもあったりするんですよね。そんな何気ないやさしさのエキスが含まれているのがこの曲です。聞いてるだけでどんどん癒されてほわほわ〜っとなってくる♪キリンジの歌声を聞くとほっと安心するのね〜これって一種の魔法かもしれませんね。 やさしさのエキス入り「スウィートソウル」でしあわせを満喫したら、今度は私からやさしさのエキスださなきゃ・・♪とチェルシーを食べたときと同じ感覚になるのでした。 「チェルシーあなたにもわけてあげたい♪」(笑) やっぱ題名通り「スウィートソウル」はチト甘めで疲れた魂に効く音楽だね^^ <参考アルバム> 『スウィートソウル EP』キリンジ TOCT 25002 2003年
2003年03月08日(土)
「Angel」萩原健一
「Angel」萩原健一 1988年 銀座通りを晴海に向かって、勝鬨橋を渡った次の交差点の角に小さな豆腐屋さんがありました・・・そうドラマ「豆腐屋直次郎の裏の顔」の舞台になったお豆腐屋さんなのです。思わずドラマの中に出てきた店を見に行ってしまった事があったのですが、ミーハーです(笑)既に閉店になったお豆腐屋さんでロケしてた様でした♪ やっぱ、ショーケンといえば子供の頃から「太陽にほえろ!」「くるくるくるり」「傷だらけの天使」で慣れ親しんでいたので、特にこのドラマは昔のような感覚で本当にハマってみておりましたよぅ。普段は普通のお豆腐屋さんをやっているのに、色々な人の絡みでどうしても泥棒をしなければならなくなって・・そして任務遂行♪するわけなんですね。佐藤B作さんとセットでね(笑)しかも奥様役は渡辺えり子さんだもんね♪ そのドラマのエンディングテーマがこの「Angel」という曲だったのですが、カッコいいんだわ。ショーケンって独特の感性を持っていると思うんですよ。テンプターズの頃から「前略おふくろさま」のあたりまでは至って素直に歌われてたんだけど、或時期から崩して歌う感じになって・・・それが少しイッテしまっててカッコよかったんだよねぇ。友人が昔、ショーケンのコンサートへ行ったそうなのですが、横見ても、前見ても、後ろみても・・・バンダナ&サングラス、といったショーケンのようなカッコしか人ばかりだったとか!?この現象って多々あるでしょ。実は原田芳雄さんのライブの時にもそうだったんですが・・まま、この話はいずれしますね(笑) それにしても、曲の始まり方としてもファンキーでかっこいい!「踊ろうよ〜ベイビベイビベベベベベイべエェ〜〜♪」感性の人ショーケンというイメージで独特の歌い方をなさるのがたまらないのです。じょじょに高揚していって〜歌も演技の如く演出されてる感じがするんですよ。ここまでフラフラっと持ち上がってゆく感覚はショーケンの独特なものかもしれません。引き上げといてフラフラ♪と、とても自由な歌い方ですよん^^たまらん! ちなみに私の手持ちはシングルCDでして、カップリングの「Ma いいかァ I Love You」もスローでじっくり、しんみりとよかったりするんです。 最近ではヤンチャなショーケンもすっかり落ちつかれて、NHK大河ドラマでの活躍は頷くばかりの好演でありましたよ。その他にも番組で四国巡礼などなされたり・・・歳を重ねられたらそれなりに変化してゆくショーケンの姿を見ていて、それもまたいいかもって思えるのでありました。まだまだいいドラマでの活躍を期待したいです。また歌ってください♪ <参考アルバム> 「Angel」萩原健一(SCD)1988年
2003年03月03日(月)
「相合傘」はっぴいえんど
「相合傘」はっぴいえんど 1973年 今日はどしゃぶり、ひさびさに靴まで濡れる大雨でした。 どしゃぶりといえば「降ればどしゃぶり」なんて曲を亀渕友香さんが歌ってましたね(笑)あ、これは余談ですぅ。どしゃぶりでコンビニで傘を買ったんですが、傘を開いたとたん骨が曲がってしまって・・・さすが380円だよって思ってしまいました。しかも傘をさしてもずぶ濡れじゃ無意味なのでありましたぁ♪ そんなわけで今日の雨、ふ〜っと思い出してしまったのが、はっぴいえんどの「相合傘」なのです。さりげない生ギターのイントロがいいでしょ♪しかも「相合傘」っていう表現が粋なんですよね〜♪20年を経た今聞いてみても、実にラブリーなので〜す♪ それは昨年のことでした、初めて“はっぴいえんど”を聞きました。中学生の頃からその存在&名前だけは知ってたのに、アルバムを聞いた事は無かったのです。音楽面で私に影響を与えた方々の中にも、なぜか?“はっぴいえんど”を聞いている人はいなくてね。ところがHPを始めてから知り合った方から影響を受けまして、突如、聞こう!と思い立ったのでありました。(ありがとうございます!!)聞いてみたら・・・・あら!!!ってかなり驚きましたよぅ♪もぅ〜これはかなり大好きな路線♪すっかりドツボにはまってしまったのでした。うーん、なんか似てる・・・私の音楽箪笥の引き出しにあるもの。自分なりに探ってみるとそれは細野晴臣さんと関係があるようなのでした。 私の好きなミュージシャンの多くのアルバムには、ことごとく細野さんが参加されているのでありました。これにはたまげましたぁよぅ♪中川イサト、加川良、ユーミン、高田渡、遠藤賢司、友部正人、ガロ、ブレッド&バター・・・まだまだ、切りがないほど・・・だもの、細野さん抜きでは日本の音楽は語れない程なのかもしれませんよね。 さて、この曲「相合傘」はアコースティックで明るくて軽快でいいんです♪単純な歌詞というのもとても気楽で好みです(笑)もしかして細野さんがラブラブモードの時にでもこさえた曲なんでないかな^^(想像中)細かいですが「路地はひっそり閑(カン)♪」と歌われてまして、この“閑”っていう言葉の使い方に「しかり〜♪」と思ってしまいました。 楽しい事を考えてる、かなりポジティブな曲でして、ラフなのも好み♪相合傘で彼女といちゃつけるのと、明日が休みでうれしい〜♪という単純明解な姿勢。このスタンスって、なんかうなづけます。ウンウン♪私も同感ですよ、人間は単純な方が楽ですから・・ね(笑) <参考アルバム> はっぴいえんど『HAPPY END』KICS 8801 1973年