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2006年08月22日(火) 車は維持費がかかる。

艦長日誌 西暦2006年8月22日

 旅行で長距離走った車を労わるため?洗車へ。最近洗車の間隔がどんどん長くなるな。イカンですよ。スタンドのコイン洗車機でバリバリ洗って、車内もしっかり掃除して綺麗になりました。やっぱり綺麗な車のほうが乗っててきもちいいしね。

 その後、酷使したタイヤを交換に行く。もうかなり山が磨り減っていたし
、右前輪には金属片が刺さっててだましだまし乗っていた状態。何店か回って決めようと思ったのだが、最初に入った店で交換するタイヤがすぐに準備できるとの事でそこに決めてしまった。俺が乗ってる車、同じサイズ、同じ用途のタイヤを使用する車が少ないからあまり店に在庫っておいてないんだよね。幸いメーカー在庫があってすぐに取り寄せその日のうちに交換完了。それにしてもタイヤ四本も交換すると高い。でも車には日ごろからお世話になってるし、しっかりメンテナンスして長く乗らないとね。

 夜はアウトドアサークルの定例会。9月のイベントは簡単な山。残念ながら色々予定があって参加できそうにないな。


2006年08月21日(月) 片づけが待っている

艦長日誌 西暦2006年8月21日

 今週もリフレッシュ休暇でお休み。午前中から、旅行に持っていったカヤック道具一式、登山道具、折りたたみ自転車、その他もろもろを片付け。遊んだ後のこの方付けが大変なわけです。エッチラオッチラ。

 夜は会社の山の会の飲み会。Aさんの大分100山登頂達成記念と新人さん3名の歓迎会。大分100山、100名山じゃないところがミソなようです。このAさん、熊野古道の大峰奥駆道を歩いたことがあるとか。水場が少なくて苦労したとか。さすがです。
 山の会に新人が入るのは久しぶりかなぁ。しかも3人もいっぺんに。これからが楽しみですな。


2006年08月20日(日) カヌー体験教室 2回目

艦長日誌 西暦2006年8月20日

 大阪南港からフェリーで朝6時20分に別府観光港に到着。今日は某市カヌー協会の体験教室2回目なので、マックで朝食をとってから会場へ。

 台風が過ぎたばかりで生憎の空模様だが、カンカン照りよりはマシでしょう。体験者は15名。今回は中学生、高校生から大人まで幅広い。心配していたダム湖の水位も、台風がもたらした雨で満水。みな思い通りにならないカヤックに悪戦苦闘しながらも楽しんでいる様子。今回はちょっと奥のほうまで漕いでみる。ダム湖周辺の緑を眺めながら漕ぐのも意外といいもんだ。普段からこのダム湖でカヤックが楽しめたら良いのだが、残念ながら体験教室ということで特別に許可をもらっているので叶わない。

 体験の〆は前回も好評だったチームレース。今回は人数が多いので3チームに分けて対戦。折り返し地点としてカナディアンカヌーを浮かべてたのだが、乗っている人が素人なので風で流されどんどん遠くなる(^^; みんな必死で漕ぐ。こりゃきついわ。まぁ盛り上ったのでよし。今回も好評のうちに終わりました。

 艇の片づけを手伝って早めに帰宅。疲れたので旅行で持っていった道具の片付けは明日に回して、今日はゆっくり休もう。


2006年08月19日(土) 旅行最終日 満足と心残り

艦長日誌 西暦2006年8月19日

 旅行最終日の朝。相変わらず雨が降り、川は昨日よりもかなり増水。川湯も完全に水没している。



 朝食も部屋食で。食事後、お土産にとこの地方の名物「めはり寿司」をもらう。旅行中いつか食べようと思ってまだ食べていなかったのでこれは嬉しい。至れり尽くせり、宿を出るときも女将さんが見送りに出てきてくれて、本当に良い宿でした。


 大分への帰りはフェリーだが、台風の影響が心配だ。一昨日問い合わせたが、当日出航直前まで分からないと言われ(そりゃそうか)、とにかくフェリーターミナルまで行くしかない。中辺路をたどって田辺、みなべまで来て高速で大阪へ向かう。途中サービスエリアに立ち寄って土産物を見たり、食事したり。紀ノ川サービスエリアでは宿でもらっためはり寿司と共に和歌山ラーメンを食べる。めはり寿司は素朴な味で美味しかった。和歌山ラーメンは・・・まぁ高速のサービスエリアだからこんなもんか。

 出航時刻よりもかなり早く大阪南港へ到着。台風は日本海側へ抜け影響はほぼないそうだ。一安心。早めに乗船手続きを済ませ気長に待つ。フェリーに乗り込んで、明日の朝には大分だ。長い1週間の旅行も今日で終わり。存分に楽しんだ感もある反面、やり残したこと、残念なところも多々。熊野の地はまだまだ見て歩いて楽しみたい場所が沢山だ。カヤックで下れる良い川もいっぱい有るな。う〜ん南紀はかなり魅力的なエリアですぞ。またきっとこの地に来よう。いつになるかは分からないが。

 フェリーは定刻に大阪南港を出航。行きの船よりも多少ゆれるし音も気になる。予約した2等寝台に見知らぬオッサンが寝てて部屋を変えてもらうなどのハプニングはあったが、おおむね快適な船旅。


2006年08月18日(金) 本宮周辺の温泉と歴史

艦長日誌 西暦2006年8月18日

 朝から雨。う〜ん、またずぶ濡れになって歩くのは嫌だしなぁ・・・膝も不安なことだし今日は歩くのは見送るか。はい僕ヘタレ。
 まず向かうのは道の駅奥熊野古道ほんぐう。ここで色々お土産など購入。熊野古道に関するコーナーもあり、熊野御幸記を記した藤原定家の即席などが紹介されている。ここで古道の地図が載った見やすいパンフレットがあった。計四種類。なんだ、こんないい物があったんだ。古道を歩く方はこれお勧めです。

 お土産を買った後は湯峰温泉へ。ここは鎌倉後期から文献に登場し、ここのお湯で身を清め本宮に向かう湯垢離の場として知られている。この温泉に浸かることで目も耳も利かず歩けない状態から回復した小栗判官の伝説が残り、難病や皮膚病に効くと遠くから訪れる方も多かったそうだ。



 温泉街を流れる川には湯筒というものがあって、ここで卵や野菜を茹でて楽しむことができる。早速前の商店で卵を購入して温泉卵作り。熱々のウマウマ。


 湯筒の目の前には東光寺という立派なお寺がある。この裏手の坂を登っていくと湯峰王子。本宮への古道歩きはパスしたが、一応ここも大日越えという古道ルートの一つということで参拝。元は東光寺の境内にあったそうだが、明治時代に火災で焼失、その後東光寺裏の高台に移されたとか。


 せっかく来たから温泉にも入ろうと思い、小栗判官が浸かって傷を癒したと伝えられる「つぼ湯」に入ろうと思い行ってみるとなんと750円。川に面して掘っ立て小屋があるだけの温泉でこれは高いんでないの?狭いなか先客も居るようなのでパス。(後で調べたら、以前は260円だったらしい。世界遺産に登録後、特製手ぬぐいと湯筒で茹でる卵、共同温泉入浴も込みで750円になったんだとか。いわゆる「便乗ボッタクリ商法」ですか?



 共同温泉のほうへ入浴する。こちらは250円。中々落ち着いた雰囲気で、これぞ共同温泉といった風情。少し硫黄のにおいがする、気持ちのいい湯。


 その後、本日の宿泊地川湯へ。ここは河原に温泉が涌き、着いたときも水着姿で川湯を楽しむお客さんが大勢いた。雨降ってるのにみんなよく浸かるな・・・少し増水している。皆さん、雨の日の川は怖いよ。

 今日泊まる宿は江戸末期からの老舗「亀屋」。本館は昭和3年に建てられた木造の建物で歴史を感じます。部屋からは川が目の前に見渡せる。こちらの宿の専用川湯もあるようだが増水でほぼ水中に沈んでます。残念。仕方なく旅館内の内風呂へ。でもここも中々良い雰囲気でGOOD。

 
 この宿、この時期では比較的安かったので選んだのだが、予想に反してかなり良い。食事もなんと部屋食。料理も美味しかった(^^) ビールも飲んでいい気分になり早めに寝てしまった。


2006年08月17日(木) 熊野古道 滝尻から近露まで歩く

艦長日誌 西暦2006年8月17日

 昨晩から降り始めた雨は、朝になって弱い雨が降ったり止んだりの天気に変わる。このくらいの天気なら、カンカン照りで暑いよりは歩きやすいはずだ。早めの朝食をとって宿を出る。近露のなかへち美術館横にあるグラウンドの駐車場に車を留めて滝尻行きのバスに乗り込む。

 滝尻に近づくに連れて天気は良くなり晴れ間も見え出した。バスは30分ほどで滝尻に到着。バスなら30分のところを、これから歩いて移動するわけだ。だいたい6時間ぐらいかな。早速滝尻王子に参ってから古道歩きに出発だ!



 滝尻王子の裏手から古道へ。いきなり急登の山道で、汗が一気に出てくる。バテないように、ゆっくりと登る。乳岩、胎内くぐりなどの史跡を過ぎて不寝(ねず)王子跡につく。ここは石碑のみ。


 急登はなおも続き、経塚跡を過ぎてようやく緩やかな尾根道に変わる。途中、車道を跨ぎ再び山道に入り、地藏様を過ぎるとテレビ塔、続いて民家が現れて集落に出る。舗装路を進むと高原熊野神社だ。桧皮葺、朱塗りの春日造の社殿は室町前期の様式で中辺路最古の建築物だとか。

 他では見られないような可愛らしい狛犬も印象的。


 高原の集落から旧旅籠通りの急坂を登ると道は石畳になり、集落を離れ山道へ。このころから少し雨が降ってくる。足元が滑りやすくて恐る恐る進む。途中廃屋なども現れ、かつてはこの辺まで人が住んでいたことを想わせる。


 石畳が途切れ再び尾根道へ。高原池の横を過ぎると大門王子。ここには朱塗りの小さな祠がある。


 なおも進むと雨が強くなってきた。雷も鳴り出し、山の上なので少々不安になる。どうか雷が落ちませんようにと祈りながら先を急ぐ。途中東屋で休憩、坂を登ると十丈王子跡。ここは石碑のみ。


 雨は更に強くなる。ずっと杉林の中なので直接雨が当たるよりはだいぶマシな筈だが、それでも既にずぶぬれだ。夏場で寒くないのが幸いだ。悪四郎屋敷跡、上田和茶屋跡を過ぎ、なお尾根道ながらも下りが多くなる。

 ようやく雨が止み、木々の間から光が差してきた。雨が降っている間の道は終始勾配がなだらかで歩きやすかったので助かった。杉林から広葉樹へと変わり、徐々に標高も下がってくる。三体月伝説の説明板まできて昼食にする。


 昼食後、道は急な下りへ。石畳の下り道が恐ろしく滑りやすい。一歩一歩慎重に進む。坂の途中で道が少し開け、石碑と笠塔婆がある大坂本王子が現れる。昔の人も、この急坂の途中にある王子で一息ついたのだろうか。


 なおも道は急な下り。一気に標高を下げ、車の音が聞こえ出したら古道は国道と連絡。目の前には道の駅がありトイレに立ち寄る。

 古道に戻り少し登ると牛馬童子像や宝篋印塔のある箸折峠。この地で熊野御幸中の花山法皇が昼食の際に萱を折って箸にしたことが名前の由来らしい。牛馬童子の像は花山法皇の姿であるとも言われる。


 箸折峠を過ぎると東屋。近露の集落が見渡せる。今日の旅ももうすぐ終点だ。またも滑りやすい石畳の下りを慎重に下る。乾いていればどうということはないのだろうが、濡れた石畳は本当に滑りやすくて困る。昔の人は草鞋だっただろうから滑らずに歩けたんだろうなぁ。

 舗装路に出てテクテク下り橋を渡ると、昨日訪れた近露王子に到着。ふぅ〜。晴れあり、雨あり、雷ありと、ある意味盛りだくさんで歩きの旅が凝縮されたような行程だった。約6時間、ほぼ予定通りだ。心配していた膝の具合も良好で一安心。時間はまだ14時過ぎだが、雨と汗でずぶ濡れになったので早めに宿へ。風呂に入ってさっぱりし、洗濯もさせてもらう。

 夕食後、テレビで天気予報を確認すると明日も雨。また明日もずぶ濡れになるのか・・・膝もまだ多少不安だし・・・う〜んどうしよう? 


2006年08月16日(水) 熊野詣 本宮大社 そしてプチ古道歩き

艦長日誌 西暦2006年8月16日

 今日は朝から雨模様。新宮から車で本宮を目指す。国道168号は熊野川に沿って本宮に続く。熊野川も水はかなり綺麗だ。途中の道の駅ではカヤックが盛んであることも紹介されていた。かつて熊野川は水上の参拝道として、本宮から川を下って新宮に至るのが一般的だったようだ。いつかカヤックで本宮から新宮まで下ってみたいものだ。

 本宮に到着。まず目に付くのは熊野のシンボル八咫烏を描いた巨大な幟。



鳥居をくぐると、杉並木の参拝道、そして石段が神聖な雰囲気を醸し出す。


 石段を上り詰めると、立派な桧皮葺屋根の門がドッシリ構え、その奥に本殿が立ち並ぶ。本殿は門から先が撮影禁止なので、門の外から撮影。那智、新宮が朱塗りの派手な社殿だったのに対し、本宮は朱塗りはなく歴史を感じる重厚ないでたち。かつては朱塗りだったのか、それとも昔から塗られていなかったのかは分からないが、こういう色合いのほうが味があって良いと思う。


 本宮参拝後は大斎原へ。巨大な鳥居をくぐると旧社地。


 ここはかつて川の中州で本宮大社が鎮座していた場所。明治22年の洪水で社殿が流され、幸い被害を免れた上四座が現在の地に遷座された。この中州に会った当時は、今よりも規模も大きくさぞ荘厳であっただろう。今は中四社、下四社の石祠が鎮座している。


 本宮を後にし中辺路へ向かう。まずは継桜王子を見学。ここの野中の一方杉は見事。枝が南の方角だけに突き出ているから一方杉。巨大な杉に取り囲まれた鳥居の景観がまた素晴らしい。


 継桜王子に参拝、奥州の藤原秀衡に縁のある秀衡桜、野中の清水などを見学。継桜王子のすぐ隣には、とがの木茶屋があり昔の茶屋の雰囲気を醸し出している。


 宿に行くにはまだ時間がかなり余ったので、明日の古道歩きを少しでも楽にするために近露〜継桜の間を歩くことにする。車は継桜に留めておいて、近露には自転車で坂を下り移動。近露王子跡から歩く。


 相変わらず膝が悪く、歩くのに苦労する。この区間はほぼ舗装路なのでなお辛い。近野神社に参拝し、さらに坂を登っていくと旧道に出る。このころになると、あれだけ痛んでいた左膝が奇跡的に痛まなくなった!たぶん関節に挟まった半月板の破片などが取れたからだろうが、明日の古道歩きを目前に膝が良くなってくれたのは非常にうれしい。

 比曽原王子跡を過ぎ、なおも旧道を歩いて1時間ほどで継桜王子に到着。その後車で近露まで行って自転車を回収し、本日の宿へ。温泉が併設されているのでゆったり浸かり、夜は宿自慢の料理に舌鼓。温泉鍋に鮎の塩焼き、アマゴの天婦羅、そして鮎飯!これが絶品。食事後は宿の主人が詳細に古道歩きのアドバイスをしてくれて助かった。今日の宿は大当たりでした。


2006年08月15日(火) 熊野詣 那智大社と速玉大社

艦長日誌 西暦2006年8月15日

 キャンプ地の古座川を出て海沿いに那智方面へ。今日は那智大社と速玉大社へ参拝の予定。那智駅前から坂を上り詰める。途中、那智大社へ続く大門坂があり、ここは石畳の階段がしっかり保存されているので往時の雰囲気を味わいながら歩いて参拝できるのだが、旅行出発の日から左ひざを痛めていしまっているので泣く泣くパス。那智の滝前から少し下の車道脇空き地に車を停めてまずは那智の滝へ。



 鳥居をくぐって石段を下り飛瀧神社へ。ここから真正面に那智の滝が見られる。那智の滝は落差133mと日本一だそうな。たしかに、はるか上から流れ落ちる滝は勇壮だ。滝の直下まで行ってみたいが、ここは滝そのものが御神体になっているので近寄れません。もう少し近くで見られる展望所があるので行ってみるが、なんと300円必要です。さらに展望所にいく途中に延命長寿の水が涌いているのだが、これを飲むのにも100円必要。まぁお金を出してでも近くで見る価値はあるかと。


 次はいよいよ那智大社へ。長い階段を登っていきます。天気が良いので暑い!汗をかきつつ登る。


 境内まで登りつくと朱塗りの立派な社殿がある。拝殿の前には護摩符が売られ、拝殿の右手奥には青岸渡寺と、かつての神仏習合の名残が色濃く見られる。


 その他、山門や宿坊、再建された三重塔などなどが立ち並び、かつての繁栄を物語っている。おそらく熊野三山の中で一番昔の姿をとどめているのではないだろうか。それだけにもっとじっくり歩き回って見たかったのだが、いかんせん膝が悪くあまり歩き回れない。かなり心残りである。


 下りは鎌倉時代の石段が残る滝道から。これも古を偲ばせる良い道だ。


 さて次は新宮方面へ車を走らせ、少し足を伸ばして道の駅紀宝町ウミガメ公園にて昼食をとってから速玉大社へ向かう。速玉大社は市街地にあるので、山の上の那智に比べると領地が街に侵食されて狭くなっているように感じる。


 ここで興味を引かれたのは、神社で参拝するときに鳴らす鈴である。一般的には「ガランガラン」と鳴る大きな鈴だと思うが、ここでは「シャランシャラン」と涼しげな音を鳴らす鈴である。形も音も、神楽舞で使うような鈴に近い。この手の鈴を見たのは初めてだ。なにか理由があるのだろうか?各社殿を順番に参拝する。


 その後、敷地内にある熊野神宝館へ。国宝のお宝を含め神社所有の宝物が展示されている。長々と見物してしまった。

 一通り巡って今日の宿へ向かう。本当は元宮の神倉神社にも行きたかったし、周辺には浮島の森や徐福公園など見所多数だったのだが、いかんせん膝が悪いのを理由に行かなかった。正直、後になってかなり後悔である。多少無理してでも行くべきだったかな。

 さて明日はいよいよ本宮参拝だ。
 


2006年08月14日(月) 清流古座川ツーリング

艦長日誌 西暦2006年8月14日

 旅行3日目。宿泊地の白浜から海岸線に進路を東に取る。南紀に来て感じるのは海がすごく綺麗だということ。大分などと色が違い、南国の海を思わせるマリンブルー。海を眺めながらの快適ドライブだ。



 さて、目指すのは古座川。今回カヤックを積んできたのは、古座川ツーリングするためである。古座川は日本でも有数の清流。海も綺麗なので河口付近でもかなりの透明度。そしてすごいのは古座観光協会がカヤックのレンタルをしていて、手ぶらで来てもカヤックを楽しめることだ。河口近くの艇庫でカヤックをレンタルし、キャリア付きのタクシーで出発地点まで送迎、川下を楽しんで、河口の艇庫でゴールというスタイル。町を揚げて川を守り、そのなかでもカヤックが観光の一約を担っているのだ。
☆古座観光協会 http://www.kokoza.com/

 さてこちらはカヤックを積んでいるのでもちろん自分の艇で下る。通常なら車2台でスタート地点、ゴール地点に分けて止めるのだが今回は車一台。では艇の運搬、スタート地点への移動をどうするか・・・ここで折りたたみ自転車の登場である。今回折りたたみ自転車も車に積んできたので、まずスタート地点に艇を下ろして車でゴール地点に移動、そこから自転車でスタート地点に戻り、カヤックツーリング開始、ゴール後は車で自転車回収という流れ。

 スタート地点を鶴川橋、ゴールをぼたん荘下流の河川敷に設定。短い距離だが清流を楽しみながらのんびり下ろう。まずは自転車でスタート地点まで。天気は上々、気温も高いが、南の海上に発生した台風の影響で風が強く、自転車を扱ぐ分には涼しくてよい。川と併走する道路を、景色を眺めながらゆっくりサイクリング。河原には水遊びやキャンプする人が多い。日高川でもそういう人たちが多かったが、こちらはそれ以上かも。

 30分もかからずスタート地点に到着。早速澄んだ水に艇を浮かべ、カヤックツーリング開始だ。


 自然の護岸が多いので漕いでいてとても気持ちよい。ただ流れはおだやか、しかも台風の影響の向かい風で漕ぐのは結構疲れる。夏休みそしてお盆休みの時期ということもあり、川遊びの人が多いと同時にカヤックを楽しんでいる人たちもかなり多い。レンタル艇のカップルや親子、団体、一人で下るフリースタイルカヤッカー、ダッキー(エア式のカヌー)で下る二人組みなどなど、これまでこれほど多くのカヤッカー、パドラーと出会うことはなかった。こちらのほうはカヤックは結構一般的なんだろうか。みな思い思いに清流古座川を楽しんでいる。古座川は特に難しい瀬などはなくのんびり下れる。ツーリングは3時間ほどで終了。


 艇を片付ける際、同じ場所でゴールした、一人で漕いでいたフリースタイルカヤッカーとちょっとお話。神戸ナンバーの車に乗っていた彼は、今後奈良吉野川に向かうそうだ。さすが。

 片付け後、自転車を回収して河原にキャンプ。夕食はレトルトもので簡単に済ませる。暗くなり空は満点の星。頭上に広がる光の海を眺めいい気分だったのに、「パーン!!」とロケット花火の音。対岸のキャンパーたちだ。近くには民家もあるのにお構いなし。打ち上げ花火までやり出して迷惑この上ない。花火の光で喜ぶよりも、夜空の光を愛でなさいよ。迷惑キャンパーの花火も1時間ほどで終了し再び静かな夜。川の音を聞きながら早めに就寝。


2006年08月13日(日) ちょっとだけでも川遊び

艦長日誌 西暦2006年8月13日

旅行2日目。大阪難波のホテルを出て和歌山へ向かう。大阪東から高速に乗って、途中日高川で川遊びする計画だが、高速は和歌山ICの手前で16kmの渋滞との情報。仕方なく一般道で渋滞を回避する作戦に切り替え、国道、県道を乗り継いで和歌山県に入る。

 海南ICから高速に乗り川辺ICで下り、15分も走れば日高川の澄んだ流れで遊ぶ人たちが目立ちはじめる。これだけ川遊びをする人が多いのは良い川だという証拠だ。こちらも橋のたもとの良さげな川原を見つけてカヤックを下ろして遊ぶ。



 水はきれいだが、折りからの気候で水温は高く生温い。流れは穏やかなので一つ上流の橋まで漕ぎあがってみる。のんびりツーリングするには良さそうな川だな。淵でロールの練習などし、一時間ほど川で遊び終了。渋滞がなければ、もっと日高川を満喫できたのになぁ。でもお盆の入りだから仕方ない。というか、渋滞を想定していなかった自分が甘かったダス。

 今日の宿泊は白浜温泉。白浜は海が綺麗でマリンレジャーと温泉を楽しむ人がほとんどだと思うが、こちらは海には目もくれず。てかその時間がない。とりあえず宿の温泉は満喫。料理は・・・まぁこんなもんでしょう。やっぱり大分の魚介が美味いということを再認識しました。


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