レポートの材料には「ほしのこえ」をチョイスしました。 選択肢としてはほかに同じく新海誠の「雲のむこう、約束の場所」と千と千尋の神隠しがありましたが、後者はイマイチ好きになれない作品なので最初に切り捨て、雲の向こう〜のが本命だったんですが、いかんせんレンタルできたのがほしのこえだったのでという理由。 どうもね、絵柄がね、肌に合わないんですよ…>ほしのこえ まぁでも25分なんでさくっと見れるのはありがたい。
ただ、以前授業で大雑把なスクリーンで見たときより、少し噛みしめられたと思います。 うかつにもキュンとしてしまいましたよ。キュンて!このトシでキュンて!みたいな。 以下話の核心に触れます。これから見ようとお考えの方はきっと避けたほうが良いと思います。でも一度見た方にはぜひご意見いただきたい。
正直SFモノは率先して見たいと思ったことはないんで、これも正直宇宙の云々みたいのはスポーンと抜いて観賞していましたが、究極の三角関係、男と女と時間っていう、ふつうじゃない状況、でもそこにあるのはありふれた三角関係っていうシチュエーションがたまらないですね。 あとわたし、どうにも時間に阻まれるみたいな設定にMOEらしい。テイルズ(P)しかりタイムレンジャーしかり。人智の及ばない世界ってのが(と言いつつ上記2作品は人智による時間移動ですが)、こう、やるせないぜ!って感じで、すき。
さすがにぎゅっとつめこんだ感は否めないので、唐突過ぎるなぁと思うところもありますが、まぁまぁ。 ただわたし、雰囲気で読み取ったりとかいうことにひどくにぶいので、最後の自分自身からの問いかけみたいなシーンを、どの程度の感覚でつかんだらいいのかがよくわからないす…。あと3回くらい見ればいいかな。
ただミカコに感情移入できるかどうかは微妙。わたしはむしろもっと不安定な性格だし、ノボルとの間に明らかに確かなものが築けていない場合、8年後に届くメールに「ずっとずっと大好き」なんて言葉を贈る勇気がない。 だってあーた、8年間ですよ。8年間、相手がこちらを思い返してくれるなんて保障はないわけだし、その間こちらからなんらかのアピールもできない。そうして8年なんて遠い時間を過ごしたある日、遠い昔の女からのメールが突然届いて、しかもそれも告白ですよ。そう考えたらわたしは絶対ためらってしまう。 そのときに想いが高まって、逢いたい逢いたいと思っても、きっと「久しぶりだね、わたしは今16歳のミカコです」なーんつって当たり障りのないメールしか送れないだろうなー。最後の一歩で、いらぬ理性が邪魔をする。そうして押し込め続けるわけですよ、ずっとね…。
ちなみにこの作品における一番の不思議は、ふたりの時間差がどうやって埋まるんだろうってとこですね。8年の時間を30秒で行き来できても、もう一度そこへ30秒で戻っても、それは8年後の地球ってことになっちゃうの??でもそれだと自分の時間の帳尻が合わないですよね。 うーん、ここらへんのシステムがよくわからなーい。
てか今頃知ったんですが、製作過程ほとんどしんかいさんひとりでやってたんですってね。動きがなービミョーとか、背景が美しいだけに無機物が…とかケチつけてすんませんと謝りたい。おまい自分でできてからケチつけろや!
レポートは文字数1500字。現在700字。決して多くはない量なんだけど、あと800字詰めるのって案外苦痛…。
ついでに。
しんかいまことに感化されて描きたくなったものの撃沈…。そもそも影がアレ。 なんていうか、こう、「すき」があふれる風景みたいなものが描けたら…いい…な…。
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