前に努めていた大手タクシー会社。 もともと、自社保険でやっていたところだったが、事故担の離脱が続き、本来の運行管理に徹するため、保険会社の人間を内部に雇い入れ、処理をさせるとのこと。
その話はもともと聞いていたが、先日の事故担講習で、ひさしぶりに本社渉外課長(現部長??)にあった。 保険屋介入の話を聞いたから、その話をぶつけてみたら、「そうなんだよ。体制は変わるよ。俺も抜けるしね」 さらりという。 え、どういう意味?営業所に行くの? 「辞めるんだよ。本当は先月でやめてたんだけどさ」 びっくり。 前の会社は彼の知識でもっていたようなもの。 その知識に勝る人はそうはいないはず。 それが背景か……。そうではないと言ってたけどね。
彼は部外者となったオイラに、内密に、と言ってた。 けど、語るということは聞いて欲しかったんだろうな。
もう疲れた。 しばらくボーっとするよ。
彼の言葉は響いた。 確かに、無くならない事故、上からの締め上げ、下からの突き上げ。 来れば嫌にもなるわな。
彼は相当おいらを買ってくれていた人。NASVAの上級活用講座を一緒に受けようといってくれた人。彼とオイラ以外、元の会社ではその資格はとっていないはず。 辞めるときも「なんでやめちゃうんだよ」といってくれた人。
その彼がやめちゃうのは、何とも言えない気持ち。 さみしいとか悲しいとかではなく。 なんだろうね、この感覚。
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