本 第1回 星の大地 - 2004年05月14日(金) DATE タイトル 星の大地 全3巻 著者 冴木忍 出版社名 角川書店 角川スニーカー文庫 出版年月 1993年7月 税込価格 \504 頁数 223P ※DATEは全て1巻のもの (要旨)「BOOK」データベースより 砂漠を隔てて対峙する大国レーンドラとユハリシュ。大陸制覇を求める二国の戦いは長く続いていた。レーンドラの王女サウラに仕える侍女アゼルは、王女の身にたてつづけに起こった出来事にただ驚くばかりだった。突然の自殺、秘術を尽くした蘇生、甦った姫の別人のような変貌ぶり、そのうえ予見の力も死ぬ前の記憶もなくしたというのだ。唯一の手掛かりである男を探すため、こっそり城を抜け出した二人だが、わがまま王女と世間しらずの少女の旅が、もちろん無事ですむわけはなく…。待望のコミカル新ファンタジー、痛快娯楽活劇、開幕。 (東柴@管理人REVIEW) 今回がブックレビュー第1回ということで、東柴@管理人が本を読むきっかけ になった本を紹介します。 この本を初めて読んだのは中学一年生の頃でした。確か友人からこの本を別の友人 に返しておいて欲しいと頼まれて預かっていた時に読んだような記憶があります。 それまで活字系の本はあまり読まなかった僕に、以後図書館通いをさせるまでに 至ったのですから、人との出会いと同じく本との出会いも不思議なものです。 僕と同じ様に、小学校高学年から中学生の頃にこういったファンタジー系小説 から活字の世界にハマっていく人は多いんじゃないでしょうか。 この本を僕に読ませるきっかけを作ってくれた中学校時代の友人に感謝ですね。 (ここのサイト見てくれてるのかな?) レビューを書くにあたって、シバcafe書庫の奥から出して久々に読んでみました。 正直、もう20代半ばですし結末を知っているので、読むのはちょっと辛いかなと あまり期待していませんでしたが、何年かぶりに再びどっぷりとハマリました。 いまさらファンタジー文庫なんて…と驕っていた自分に喝! 要旨にはコミカルと書いてありますが、2巻、3巻と進むにつれ話はシリアスに 変わっていき、そしてラストは!…それを書く野暮なことはしません。 只々、切なすぎるとだけ(どのように切ないかは自分自身で確かめてください)。 比較的文字も大きいのでサクサク読めますし、 特に今まで活字にあまり触れてこなかった人に読んでもらいたい一冊。 第0回にも書いた通り、この本が僕と同じように本を読むきっかけになれば幸いです。 残念ながら、現在は絶版になっており書店で注文は出来ませんが、BOOK OFF辺りの \100コーナーで見かけるので是非とも探してでも読んで欲しいなぁ。 読みながら聴く音楽は、サイトのトップページで流れている♪Jupiterで決まり!(特に3巻) 冴木忍さんの本はそれから、『卵王子カイルロッド』シリーズ『空見て歩こう』等 色々読み、どれも面白かったのですが、僕の中ではやはり『星の大地』が1番の オススメです。にもかかわらず★四つの訳は第1回から★満点を与えるのはどうか? と思ったため。限りなく★五つに近い★四つと理解してください。 オススメ度 ★★★★☆ シバcafe在庫○ ...
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