東柴屋古書店出納帳...東柴

 

 

本 第3回 ノルウェイの森 - 2004年05月16日(日)

DATE
タイトル ノルウェイの森 上、下巻
著者   村上春樹
出版社名 講談社 講談社文庫
出版年月 1991年4月 (書籍版は1987年9月)
税込価格 各巻\490
頁数   上巻269P、下巻262P
※1988年 第23回 254−新風賞受賞

(要旨)
暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。僕は1969年、もうすぐ20歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱していた。あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと―。あたらしい僕の大学生活はこうして始まった。自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同級生の緑。等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた作品。―限りない喪失と再成を描き新境地を拓いた最編小説。

(東柴@管理人REVIEW)
第2回にも書いた通り、この本が僕にとってナンバーワンである。
主人公ワタナベ君がスコット・フィッツジェラルドの『グレイト・ギャツビー』を何度も読み返してその度に新しい発見があった様に、僕もこの本を何度も読み返しその度に新たな発見、感動があった。僕の人生に一番影響を与えた本であり、
おそらく読み返した回数も間違いなくナンバーワンのはずだ。

有名作品だから多くの人が読んでいるであろうが、もし未読の人がいるなら
今すぐにでも読み始めて欲しい。個人的には二十歳になるまでに
必ず読んでおかなければならない小説だと思う。最後の方で主人公がレイコさんに
「大人になりなさい」と優しく言われるシーンが特に印象に残っている。


オススメ度 ★★★★★ シバcafe在庫○



僕は親しくなった友達の誕生日に気に入った友達と同じ名前の登場人物が出てくる小説をプレゼント(気障?)しており、この本を渡すと某ワタナベ君はとても喜んでくれました。某ナオコさんには渡せずじまい。ミドリは僕の周りの友達にはいませんでした。
ただ同じ村上春樹さんの『神の子供たちはみな踊る(かえるくん、東京を救う)』を某カタギリ君に渡しましたが、不評というか読んでくれなかったみたいです。
うーむ…。


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