白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2007年07月29日(日) 投票と妄想


 


投票を、したときは、晴天でしたのに。


家で、選挙の特番を、確かめる頃には。


まるで、BGMのよう、空が、荒れました。





そして、小さな妄想の、嵐も吹きました――






「鷹通」

「はい」

「投票に、ゆくけれど、君は、家に居る?」

「いえ、友雅さん――

会場へ、着くまでは、ご一緒をしますよ。


――友雅さんは、そう云えば、
欠かさずに、投票に、おいでになりますね」

「…まぁ、一応出身が、あの学部であるし…

政治家に、なっている、友人も居るから」

「あぁ…そうでした。

友雅さんは、慶応の、法学部でしたね」

「ふふ、鷹通と…
ライバルになるかな?」





友雅は、内部生。(法学部は多い…)

明るい三田の、キャンパスが、よく、似合いそう。




一方の、鷹通は、
早稲田大学 政経が、より、似合いそう。


(そして、大隈講堂が、これも、似合うなあ……)





翌年に、鷹通が、成人になったら。

晴れて、会場内までも、共に、ゆくでしょう――


















  


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桂子 [HOMEPAGE]