山の、オーベルジュ。標高1600メートル。涼しくも眩しい―― 清里を、出発し、車は蓼科へ。日は、次第に傾いて、刺すような、夏の陽の、色は、柔らかに。窓からの、風たちも、より、涼やかに。やがて、夕方5時半に、オーベルジュに到着。荷ほどきを、済ませたら、夕食の、時間まで、窓の、向こうを眺めつつ、足を、休ませる。6時半、電話にて、夕食の案内。部屋を出て、うきうきと、レストランへ向かう。 (続く)