2007年08月24日(金) |
旅日記3 山の、レストラン (中編) |
目も、食事して
テーブルに、鎮座する、美しい丸皿。
そのそばに、本日の、料理のお品書き。
座る、わたくしの気分は、 まるで、譲くんの部屋に、招かれた景時…
わくわくと、期待する、気持ちが高まります。
やがて、食前酒に続き、届く、白ワイン。
そして、現れましたのは、 イグレックの、ケーキのよう、お美しいキッシュ…!!
…と、トマトちゃん。
面長で、愛らしい、 小さなトマトちゃん。
「…わぁ、このトマト… 可愛いらしいですね!」
「ええ、こちらのミニトマト、 このそばの、農家での、オリジナルなんです。
ちゃんと、名前もありまして、 「あいこ」ちゃんと云って……」
これが、あいこちゃん。
…あ、合い過ぎる…!!
あまりにも、愛らしい、トマトであった上。
名前まで、伺うと、情が、わいてきて。
その皿の、最後まで、置いていたのですが…
いざ、お口へ入れますと、これが、美味しくて…!!
おかわりを、したいほど、気に入ったのでした……
もし、器用な景さんが、野菜を作ったら。
「これは、優しい味だから、鷹ちゃんがいいかな?
これは、最初にピリリッと、刺激がくるけれど… よく噛むと、甘いから、うん、幸ちゃんだ。
そして、この味は…
あ、あはははは〜〜」
景さんは、お野菜に、毎日話しかけ。
そこで、一等気に入りの、大切な野菜に。
「ゆずちゃん」と、名を付けて、育てていそうです……
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