2008年02月14日(木) |
「甘いです」 (翡翠×幸鷹) |
「あぁ、お帰り幸鷹。 雪で、冷えたろう」
「いえ、そこまでは――
小田急線も、珍しく、止まらずに動いて」
「おや、小田急かい? どこに、行ってたの」
「譲くんの家に。
あぁ、お前に土産です。あとで、食べなさい」
「って、もしかして… ……その、白い箱…」
「ええ、バレンタインなので、手製のケーキなど」
「――」
「…何ですか? …その、表情は…」
「いや、嬉しいよ? 嬉しいのだけれど…
…君、おかしな物なんて、入れてないだろうね」
「何を、云うんです! これは、わざわざ譲くんが、お前などのために――」
「あぁ、譲くん!
そうだねえ。君が、作ってくれる筈がないか。
じゃあ、あととは云わないで、早速頂こう」
「……幸鷹」
「?」
「……水!! 辛っ!!
何だいこのケーキ…!!」
「ええ、ですから譲くんの、チョコレートケーキに…
少し、私がアレンジを、加えたまでですよ」
Happy Valentine's Day! Dear Hisui & Yukitaka...!!!
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