期待度 ★★★★☆ 満足度 ★★☆☆☆
小人閑をして不善を為す、ともうします。 小人でなくとも、そもそも人ではない大国であろうと、歴史も長くなってくると不善とまで言わなくてもいろんな無駄なことを考えるものであるよなぁと思いました。 最初の太鼓を使った踊り。あれなんて、いかにも古代中国のひまな皇帝あたりが考えそうなものだよなぁ(偏見ですか? ^^; 中国にも歴史にも詳しくはないのですが、踊りなどの楽しみにしても、料理にしても、そして拷問にしても、中国は種類が多いです(と思う)。よくそんなことを思いつくなぁと思ってしまう。さすがは長い歴史を誇るというか、国土が広いと思考も広くなるのか。
剣術も大振りと言いますか、無駄な動きが多いといいますか(武術はよくわからないのですけど)、見栄えはそのぶんいいのですが、戦い終わった後に息切れしているのを見るにつけ「そりゃ、あんだけ動けば疲れるよ」と思ってしまう(^^; アクションシーン、あれこれ考えたのでしょうね。竹林でのアクションなんて、そこまでするか?? と思わず笑ってしまいました。いやぁ、中国の官史さんたちもあれじゃあ大変だ(笑 竹に登ったまま、その場で武器を作っているんだもんなぁ(大笑)←けっして笑いを取るシーンではないのですけど。 ただ、わりとワンパターン的で、最後の方は飽きてしまいました。 楽しみにしていた映像は噂に違わず、美しいものがたくさんありました。が、こちらもちょっとワンパターン的、だったかな。 リアリティのなさは許す(偉そうな奴)。そもそも、最初から制作者の辞書にリアリティの文字はなかったでしょうし(笑)。なんたって、途中で雪が降ってくるんだもんなぁ。。。
チャン・ツィイー、綺麗です。が、じつはあまりわたしの好みではなくて(汗 金城も同じく。 なので、人物的には見ていてちょっと退屈だったです。 大好きな綺麗なおべべも出てきたのは最初だけだったし、、、 陰謀ものならやはり宮廷を舞台にしたもののほうが楽しいな。 って、これは陰謀ものではないですね? だって、タイトルは「恋人達」ですものね? 陰謀ものだと思っていたわたしが間違っていたのですね? 内容はと言いますと。 あなたたたち、映像とアクションを考えるのに必死でストーリーやセリフを考え忘れ、そこらのあり合わせですませたでしょ?? と、言いたくなるものでございました(笑 映像を見せるためだけに一応は作られたストーリー、とでももうしましょうか。 べつにそれはそれでいいのですが、そういう映画は間をあけちゃだめよ。映像&アクションを次から次へと連発して観客から考える暇を奪わなきゃ。 見ているこちらとしては、どんな形であろうと圧倒してくれさえすればいいんだから。圧倒させて欲しいんだから。
「謀」というわりには「謀」でないような?? だって、あんなの最初からばればれじゃん? こちらとしてはそれ以上の「謀」を期待していたのですが……単なる三角関係のもつれで終わってしまった、、、しかも、典型的な吊り橋効果恋愛だし、、、 頭目が誰か、がキーになると思っていただけに、正体不明のままに終わってしまって、拍子抜けでしたわ(^^;
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