旅から戻って間がない時というものは いつも頭の中には その「旅」が継続して存在するものである あの時の 今の時間ごろには あのあたりにいたのだ・・・とか 何を見て なにを感じていた・・・とか 体中の記憶細胞が あの時のあの時間を浮遊するもんである そのなかに身をゆだねまどろむことのなんと心地よきかな けれども悲しきことにそういう時間が持てぬまま日々時間との競争 職場の窓の外にめをやれば あの時見たであろう風景が走馬灯のごときに 浮かんでは消えてゆく しかし こういう現象をかなりの感覚で 私は 楽しむことにしている じつに楽しいものであるから・・・・ 今回の旅の記憶が消え去らぬまに 旅の思い出を残しておきたいと考えている 飾らない言葉で 自分の目で確かめたものを残せるならば それこそ今回の旅が生きてくるであろうから では 次回は のちほど・・・
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