携帯着うた配信の大手のドワンゴが「初音ミク」を歌手欄の場所にＪＡＳＲＡＣ登録したそうな。ありえません。


カラオケでの楽曲使用のために歌手も登録という事務的手続きでそうなってしまったのかも知れませんが、基本的にその手のことを知っている人にとってはそうではないのです。
歌い手は著作隣接権者となります。そのおかげでカラオケで歌うことで収入が入ります。
しかし初音ミクは著作隣接権者ではないと思います。サンプリングボイス、あるいはシンセサイザーそのものです。あえて言うなら声優の権利というものはあると思います。しかしボーカロイドに限っては作品を作るという目的で「初音ミクソフトの購入」の過程でその承諾を得たことになります。もちろんカラオケの自動演奏で初音ミクが勝手に歌うとかいうことになればボーカルエンジンの特許侵害になるので販売元や開発元とのライセンスが必要なのですが。

結局のところ初音ミクは著作隣接権者ではなく、それを認めたＪＡＳＲＡＣも問題です。初音ミクはドワンゴ所属のアーティストではありません。


とりあえず状況が随時変化されると思うのでここで書いたことも今後変わるかもしれませんが引き続き注目していこうと思います。

参考ＵＲＬ
http://blog.crypton.co.jp/mp/2007/12/vocaloid2_cv02_4.html#comments
http://blogs.itmedia.co.jp/closebox/2007/12/jasrac_3adb.html
http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2007/11/post_bc8f.html