2004年04月15日(木) |
ミュージックフェスティバル |
今まで、何度と無く訪れていた東京ディズニーランドでしたが、 たまに、学生さんたちが、広場で演奏していたり姿を見かけたことがありました。 「へ〜、こんなところで演奏できるんだ〜」なんて人事だったのですが、 まさか自分の息子たちが出るなんて、思いもよらないこと。 それがとうとう実現したので、そのお話をしてみたいと思います。
去年の冬に、TDLの出演が決まったと学校の音楽の先生から連絡が入り、 子供たちの意欲はますます盛んで、毎朝の練習はいつもに増して活気がありました。 親の私たちにしてみれば、自分の子供が出られるんだから、 たいしたことでもなく、申請すればやれるんだ、くらいにしか思っていなかったんです。 それが、同級生の仲良しお母さんが、TDL関係の知合いから聞いたところ、 厳しい審査で、誰もは出られない事だということが判明。 聞けば、ビデオ取りして送って、実際に審査の方が学校まで来て、 演奏を見たりなど、かなり本格的なオーディションがあったらしいんです。 知らぬは親ばかり^^;;;とでもいいますか。
わが息子の4年生の管メンバーは、本当にレベルが高くて、 入部一年目なのに運動会の初舞台でも立派に演奏していましたから、 それよりも格段に上達していたようです。 そして5、6年生がいるんですから層は厚いです。 パーカッション担当の息子は、やっぱりマイペース。 出演できるのかどうかもわかりませんでした。 ま、うちのことはどうでもいいんですが。笑。 なにはともあれ、息子も参加できることにはなったようです。
ある日の事、息子が「僕、海賊になったよ〜」と言って帰ってきた日がありました。 どうやら、5,6年生の演奏の際、出演しない4年生が、 ピーターパンの登場人物に扮装して、舞台を盛り上げることになったとか。 最初は特に何かやるわけでもなかったそうですが、 ピーターパン始め、ウェンディ、ジョン、ティンカーベル役の 4人の女の子たちが大変なタレントで、お芝居も踊りも上手。 そこで寸劇仕立てに先生が脚本を作りあげたらしく、 立派なミュージカルが出来上がりました。 息子たちふんする海賊もダンスありで、いったいどんな舞台になるのかしら。
ピーターパンたちは、衣装も本格的で可愛い姿。女の子の男の子役って可愛いんですよねぇ・・・♪ クック船長の男の子も帽子や鍵手が格好良い。 それなのに、息子に聞くと6人の海賊は、 (学校の)掃除の時の三角巾をつけるだけとか。 @@??うーん、いいのだろうかぁ・・・・・いや、良くないでそ。 思い切って先生に相談してみると、 「(有志が)作ってもらえるのだったら大歓迎」というお言葉に、 言いだしっぺの私はサテン地を使って、裁縫に挑戦。 家庭科なんてひどい成績だった私のくせに、 しかもそんなこと申し出るのもでしゃばりだということは重々承知。 案の定出来上がりはひどいものです。 糸はその辺ぼろぼろ出てるわ、縫製はぎざぎざだわ、 それはそれは見るも無残なんですが、遠目ならわからない!と、 開き直った私。たまたま見つけたどくろのついたベルトを利用して、 どくろマーク印の海賊の帽子とベルトをなんとか完成。 赤に緑に紫に、と男っぽい6つのセットが出来上がりました。 思いのほか子供たちは喜んでくれて、ほっと胸をなでおろした私でした。 と、そんなことを自慢してても仕方ありませんね。 自己満足とはこういうことを言うんです。 夜なべしていた私に、呆れていた旦那様でしたし。あはははは。
さあ、本番当日になりました。 この日ばかりは、子供たちは東京ディズニーランドのキャスト。 親たちも今日はただの観客として観なくてはなりません。 舞台は、カリブの海賊アトラクションの右となりにあるステージ。 度胸の良い子供たちは、ほぼノーミスで、立派に演奏をこなしました。 30分の舞台を、堂々と存分に披露した子供たちは、きっと大きな自信を 養ったに違いありません。 終わったあとの抑揚した子供たちの顔が、今でも思い出されます。 このような機会はこの先卒業までにあるかわからないけど、 あったらもっと頑張るんだろうね、と親同士も感動してお開きになりました。 入り口で配布される3月のパンフレットに、 「○○小学校」と印刷されていたので、子供たちはうれしかったみたいです。 思いがけない春休みの記念でした。
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