初めて 触れられる距離で見た 母の塔は今まで彼のどの作品にも 惹きつけられることはなかったのにどうしてだか 惹きつけられた懐かしいような不思議な気持ちひんやりとした塔に頬をつけてゆっくりと 深呼吸を繰り返す何かに迷ったり泣きたくなったときにまた来よう