みやにっき
詩人を名乗ることにした。

2005年03月11日(金) 土の上からあなたを愛してるわ(3月21日補完)

『猫の名前』



指先くらいの痛みで
猫に名前をつける
花の咲く木の
名前をつける
四本の足は
僕よりも細かい刻みで
ふさふさと揺れる時間に
ぽっかりとしたあくびを落とす

花の咲いた土に
埋めるかもしれない
歩幅の小さな生きもの

膝のうえ
ゆっくりとも歩けない
から
先にいくものをそうっと
足のしたに
振り返るのだ

名前をつける
見上げる木の
花の咲く木の

ぽっかりとしたあくびが
膝のうえで

名付けられた
四本の足で
僕を追い越していく






4年前,そのにゃんこの名前を一緒に考えさせて貰った時に書いたもの。
何かしら直観があったのかしらんとか今は思いますが,
うちの弟は猫に好かれるタイプなので,
きっと仲良くしてくれると思うの。

新しいからだはなんも痛いことも苦しいこともなくて,
しかも四次元だからどの瞬間にもそばにいられるハイパーからだです。
先に行ったやさしいものたちはみんな,世界を何重にも何重にもくるんで抱きしめているんだ。

温暖化現象は,ぼくたちがきっと生きていくために。


 <なんだっけ?  まとめて  そんでどう?>


縞田みやぎ [ジコショウカイ] [ジコショウカイその2] [ひとこと] [メェル]

My追加