2005年03月30日(水) |
(5/5補完 6) 間に合う |
世の中には,今度こそ間に合わなくちゃいけないものが, たくさんたくさんあって。 今度こそハッピーエンドにならなくちゃいけないものが, そりゃもうたくさんあって。 かみさまにおいのりしたりするわけです。 家族や,何かしたいと思っている人々の手を, どうか間に合わせてください。 どうか間に合わせてください。 何もできなかったって泣くのはもうたくさんです。 どうか役に立ててください。 どうか間に合わせてください。 今度こそハッピーエンドにならなくちゃいけないんだ。
行方不明の子供が無事に帰ったというニュースに, 朝からほとほとと泣いていました。 よかった。 よかったなあ。 ほら間に合うこともあるじゃないか。 今度こそハッピーエンドだ。 ハッピーエンドだってこの世界には存在するんだ。
うちの一番偉い人が「私の信条は『時が解決する』です」と言った。 みんなの前で,異動する最後のあいさつとして言った。 そんな失礼な話があるかよ。 僕たちがどんだけ必死になっていると思うんだよ。 せめて『人事を尽くして天命を待つ』て言っておくれよ。 どんだけ,どんだけ必死になっても,間に合わなかったことが, いっぱいいっぱいあっていっぱいあって, でも僕たちは今度こそ,今度こそ間に合えって, 間に合えって,今度こそ今度こそって, そりゃもう必死になっているんだ。 それを,そんな風に言っていいもんじゃないと思うよ。 必死さをまるで若さのように揶揄していいもんじゃ,ないと思うよ。
失ったことがある人は,祈る人になるんだと思う。 今度こそ間に合えっていうのはとってもとってもお祈りだ。 今度こそ間に合わせてください。 役に立ててください。 どうか役に立ててください。
どうか間に合って。
なんで朝にこんなこと書いているかというと, 昨夜は後輩主催の送別会に行ってきたからです。 図らずも毒吐き大会になってしまったけれども。
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