|
|
■■■
■■
■ 己の無力さ
私の子供殺された
「・・復讐してやる・・・っ!」
遺影を見ながら拳を握る私の頭に、ポンと夫の手が置かれる。
「その前に、今はやることがあるだろう?」
夫も憔悴しきった顔で。 とても寂しそうに、表情に影を落とす。
「今は、悼んでやろう・・・」
旅立つ我が子を見送ろう。と、
私達は無力だ
泣いて、それでも笑顔で送り出すことしかできない。
「復讐なら、手伝うから」
子供を宥めるよな・・・あの子に良くそうしていたように、優しい口調で言う夫に、私はあの子がしてたように、必死にしがみ付いた。
私達は無力だ
復讐したって、すぐに捕まってしまう。 復讐には、大きな後ろ盾が必要なので、 なにの、私達の後ろには何も無い。
先にも、何も見えていない。 未来を照らしていた、あの子の輝きが消えてしまったから・・・。
私達は無力だった
今となっては、あの子にきちんと愛情を与えることができたのかさえ分からない。
私達は無力だから
復讐と言う名の果たされぬ夢を 闇を深める黒い焔として ただ、進んで行くしかないのだ・・・―――――。
++++++++++++++++++++++++++++
あんた、何書いてんの!? と言う突っ込みは止めて下さい(土下座) 元は、恋人殺された彼女の話だったのに・・。 最近、子供が殺されたニュースとか多いし、何となく書いてみたかった。 復讐は後ろ盾が無いと果たせないのでは? と言うのは管理人の意見です。何となく、そう思いました。
因みに、書いたのは家庭科(テスト)の時間。 テストの内容は、出産とか、その辺の保健体育にありそうなやつです(汗)
2004年01月30日(金)
|
|
|