管理人の想いの付くままに
瑳絵



 己の無力さ

私の子供殺された

「・・復讐してやる・・・っ!」

遺影を見ながら拳を握る私の頭に、ポンと夫の手が置かれる。

「その前に、今はやることがあるだろう?」

夫も憔悴しきった顔で。
とても寂しそうに、表情に影を落とす。

「今は、悼んでやろう・・・」

旅立つ我が子を見送ろう。と、


私達は無力だ

泣いて、それでも笑顔で送り出すことしかできない。

「復讐なら、手伝うから」

子供を宥めるよな・・・あの子に良くそうしていたように、優しい口調で言う夫に、私はあの子がしてたように、必死にしがみ付いた。


私達は無力だ

復讐したって、すぐに捕まってしまう。
復讐には、大きな後ろ盾が必要なので、
なにの、私達の後ろには何も無い。

先にも、何も見えていない。
未来を照らしていた、あの子の輝きが消えてしまったから・・・。


私達は無力だった

今となっては、あの子にきちんと愛情を与えることができたのかさえ分からない。


私達は無力だから


復讐と言う名の果たされぬ夢を
闇を深める黒い焔として
ただ、進んで行くしかないのだ・・・―――――。


++++++++++++++++++++++++++++

あんた、何書いてんの!?
と言う突っ込みは止めて下さい(土下座)
元は、恋人殺された彼女の話だったのに・・。
最近、子供が殺されたニュースとか多いし、何となく書いてみたかった。
復讐は後ろ盾が無いと果たせないのでは?
と言うのは管理人の意見です。何となく、そう思いました。

因みに、書いたのは家庭科(テスト)の時間。
テストの内容は、出産とか、その辺の保健体育にありそうなやつです(汗)



2004年01月30日(金)
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