私の彼女。
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村山 由佳さんの「星々の舟」を読んだ。 薦めてくれたのはこの本だったっけ? 題名を忘れてしまって。 でも、すごくいい本だった。
セクシャルマイノリティーである私には、響いた話だった。 幸せのカタチは、周りからの判断ではないけど、 でも、やっぱり堂々と、結婚して、家族や友達に祝福されて、子供を産んで、また自分も家族を作るというのは、誰もが望む幸せのカタチなんだと思う。
誰かを強く愛し続けられることは、幸せなことだと思う。 そして、そういう強いものって、あまり幸せじゃない関係の中にこそあったりするもんなんだよね。 できれば、愛する人が兄妹だったり、愛する人に結婚している人がいたり、人のものだたったり、そういう状況ではない方が幸せに決まっている。 でもなぜか、そこに行き着いてしまう、そういうのも本当によくわかってしまう。
私は、本当にごくごく普通の家庭で育った。 でも、セクシャルマイノリティーだった。 だったのか、なったのか、今でもよくわからないけど。
でも、よく家庭の環境、家族の環境のせいにする人もいるけれど、 いや、もちろんそういった事は大きく、人の中に影響するし、闇みたいなものは、少しずつふり積もっていくのかもしれないけど、 実は、そういった事は全く関係ないのかもしれないなって思う。 生まれたときから、もうそういった要素を持ってるのかもしれないし、 何もなくても、自然にそういう方向に歩んでしまうのかもしれないし、もともとそこに理由なんて何もないのかもしれない。
でも、人はみんな歩いていく。 たくさんのものを抱えて、壊れそうになりながらも、歩いていく。 それは、決して不幸なことではないよね。
今日は流れ星が見えるかな。
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