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≫2008年12月21日(日)≫

激!円高に便乗してクリスマス前の買い物っつーかプライマーク(信じられないほど安い服飾ショップ)で満足いく買い物。だって、ニットのウィンターソックスとタイツとアンダーウェア×5とピアス8こ入りとヘアバンドと皮っぽいポシェット買ってレスザン£10だよ。有り難すぎるよ。ナオの物欲完全燃焼!カフェネロのアマレットラテはいつか絶対飲むと心に誓いつつ、全然別のイタリアンカフェでお茶して帰ってきたよ。今日は寒くもなく良い天気で気持ち良かった!

古本屋で買ったイプセンの「人形の家」読み始めたよ。課題はこっちじゃないけど、イプセンを読む私って少しインテリっぽいかしら?とか?ないない。課題じゃないとわかった瞬間読む気ががぜん上がりました。駄目すぎる…。あとは自分用に作ってるワンピースがそろそろ完成間近です。着てみたらフィット感も良いし、さすがだな。ちょっとしたフォーマルドレスになりそうな、ならなさそうな。完成したら写真載せます。あああ卒論!と思いつつ、今年の舞台観納めは何にしようかな、ってことで頭が結構いっぱい☆

日本のみんな!明日22日は宇宙兄弟4巻の発売日だよ!!いいな!



≫2008年12月19日(金)≫

月と六ペンス読んだよ!
何時間も休む間もなくずーーっと最初から最後まで読み続けてしまった。お母さんありがとう!!なんだろうな、まず何よりもナオがぶわあああって鳥肌だったのが、予想通りで本当申し訳ないけど後半、お医者さんの語りだったよ。不意打ちすぎた!

あれほど深い印象を残す絵を見たことがない。いや…一度だけ、ローマのシスティナ礼拝堂でも丁度同じ気分を味わったな。あの天井に絵を描いた男の偉大さに打たれた。天才を見た。巨大さに圧倒されて、自分の小ささと無意味さを思い知らされた。だが、相手はミケランジェロだ。偉大さを認める用意はできていた。(抜粋384)

おっさん、わかってる…!ありがとう!!!この話に出てくる画家が(どうしても名前が覚えられない)ゴーギャンがモデル、とオフィシャルに言うのはちょっとゴーギャンが可哀想すぎるんじゃないかな、と思うんだけど。明日ナショナルギャラリーでゴーギャン見てこよっと☆お母さんの分まで!

上記のお医者が、その後その画家とミケを対比して、だけどミケは作業中正気で健康で彼の天井画には崇高なる物の持つ穏やかさがあった、でももう一方は確かに美はあるが見る者を不安にさせる何かもある、って。ミケはナオが思うに、あの天井画を手がけた数年間、正気とは言えないか、少なくとも全く健康ではなかった。だけど、出来上がったものには、きっと「崇高なる物の持つ穏やかさ」がきっと間違いなくあるんだよ。それはひとえに、ミケランジェロそのものの、なんというか、力というか、美に対する心というか、ミケランジェロなんだよきっと。ナオもいくつか見たことのある彼の素描や、彫刻からも全く同じことを感じたよ。月と六ペンスを読んで、この感想かよーと思われるだろうけど、でもナオは、改めてミケランジェロが大好きだなあと素直に感じたよ。ナオが美術大好きなのは、もしかしてかなりの確率で突き詰めればミケランジェロに達するからなのかも…?ま・さ・か!



≫2008年12月17日(水)≫

the catcher in the rye 読んだよ!
ガンズンローゼスの同タイトルの曲の歌詞をきちんと理解したいという不純な動機でね。いやあ!理解できたよ!途中でどうしようもなく不安になって先を読むのをよそうかとも思うくらい、じっくり読んだ。主人公の、ホルデンが良い子で悲しくなったよ。この子は少なくとも2度、まだ子供なのに2度も人の死に直面して、しかもその1つは何よりも可愛がっていた弟で、優しい良い子だからこそ、の受け止め方でそれらを抱えて生きてるんだなって思うと、悲しい。ナオは人の死に直面したことなど1度もないし、子供の頃から身近な大人、家族や先生が大好きだったし、考え込むタイプでも全くないから、この子に深々と共感したりはしないけど、ああそういう風に考える人はきっといるだろうな、とはわかる。妹との一連のやりとりは涙が止まらなかったよ。救いがあって本当に良かった。「犬と子供だけなら世界は完璧だ」またフランクの言葉を思い出した。キャッチャーインザライになりたいなんて、綺麗すぎる。

the catcher in the rye/ guns n roses
結局
僕らは特別な一人じゃないんだと
誰が世界をそんな風に見てるんだ
そんなのは年寄りたちが言ってたことで
だけど彼らを見るたびに僕は
ああ銃を持っていれば、と願わずにはいられない
もし僕が僕自身狂ってると思えたなら
きっともっと楽だったに違いない

ああ、キャッチャーインザライ再びだよ
彼の銃から逃げさせはしない
明日なんて無い
ただの別の日ってだけで
今日と同じ

お前が決める
僕がすべきかどうかを
そしたらあいつらが見つけるだろ
でも僕はお前には聞かないよ
いつでも
いつまでも
外は、僕が思っているのと同じように
冷たいかどうかなんて

(もし外が寒いなら
僕はきっとくるまってるよ
僕自身に… ああ)

結局
僕らは唯一じゃないんだなんて
誰が世界をそんな風に見ているんだ
そんなのはただ若い奴らが言ってるだけで
まるで彼らは変わってしまったように
別に誰って訳ではないけれど
だけど奴らを見るたびに
僕はもし銃を持っていたら、と願ってしまう
もし僕が僕自身狂ってると思えたなら
きっともっと楽だったに違いない
だってかつてはどうだったかなんて
僕にとってはどうでもいいことなんだ
そして誰か狂気にふさわしい奴を見つけるだろう
僕みたいに

何でもない普通の日に
全く普通じゃないやり方で
一度に僕が聴いたその歌は
もはや奏でられることはない
誰かや、誰の為にも
誰かの慰めが必要だった
誰かからの慰めが必要だった
気にかけてくれる誰かが
お前や僕みたいのじゃなくて

そして僕は声を失われ
今、君は歯車を回し始める
そいつは記憶にまとわりつく
お前はただの手先だった
お前はその一人だった
どうやって誰かは
誰かを連れて行ったんだ
お前があの子に銃を与えたんだ

お前が僕らのイノセンスを奪ったんだ
僕らがじっと見ている後ろで
時にはそれは
僕らが唯一持ってるものだったんだ
そこに、僕ら以外誰もいなかった時は、さ
ああ

訳は例の如く適当だけど、あのストーリーからこの歌詞を創るガンズって凄いなー!多分きっと、共感できるのかな。本当に、なんというか、ピュアだよな。綺麗だなーー!!というか、歌詞カードと歌詞が違いすぎる…えええ!涙涙若干何言ってるかわかんねー!



≫2008年12月15日(月)≫

お母さんの手作りクッキーつまみつつ、さっきマリーが、フレンチジャパニーズの本買ったよーと見せてくれた本の衝撃を是非ともシェアしたい。

フランスの出版社から出てるハンディーサイズの辞書です。単語とか例文とか発音とかが載ってます。まず開いた一番最初に、こんにちは。さようなら。有り難う。はい。いいえ。など基本単語と一緒に、トイレはどこですか?……まあ。大切だよね!その後も普通に基本的文法とか季節とかそういうジェネラルな日本のインフォメイションが続いて、ふむふむ、と読み進めるわけです。そして用途別に例文のセクション。大体はまともで正しい必要性のあるしっかりしたものなのだけど、いくつか、かなり笑える。

・麻薬はやりません。(!!!いきなり麻薬ときた!)
・ときどき(マッシュルーム)をやります。(カッコの中は自由にドラッグの名前をいれるらしい!つーかやんのか。)
・吸いたいですか?(もちろん煙草じゃありませんよ)
・ぶっとんでます(!!!つかまるから!)
・自分の注射器があります(!!!準備いー☆)
・私をセックスのためだけに使ってます(!!!何があった!?!?)
・だいじょうぶ、自分でやるから(・・・積極的フレンチ)
・肩の力をぬいてやろうよ(・・・がんば!)

ドラッグとラブセクションは爆笑でした。マリーも大喜びです☆ちなみにトイレの場所を聞く例文は、ざっと見ただけでもこの小さい本に4回は出てきます☆大切だよね!

こんな笑っちゃってるけど、小さくページのはしっこが折ってあるページがあって、そこには、「誕生日おめでとう」が載ってた。マリーが、今年ナオの誕生日にくれたカードに、日本語で「誕生日おめでとう」ってしっかり書いてあったんだよ。きっと一生懸命探してくれたんだと思う。なんて優しい!本当に大好き!!!



≫2008年12月14日(日)≫

クリスマス☆クリスマスうきうきうきうき!
マリーと一緒にクリスマスショッピンしてきたよ!といってもツリーリーフを色んなお店で頂きまくっただけだけどね。うちは基本共用スペースがないので、大きいツリーとか置く場所がなくて、だから壁一面に2Dのツリーを作っちゃおうっていう試みです。知らなかったけど、ツリー屋さんではツリーリーフをフリーでくれるんだよ。優しい☆だから、それを集めてツリーを自分たちで作れば、ノーコストでツリーゲットできる☆素敵プランです。完成が楽しみだな。マリーはフレンチで、フレンチは1ヶ月通しでクリスマス祝うらしいんで、今年はナオもめっちゃクリスマス気分を感化されちゃってます。うっきうき!


あとそうだ。昨日の夢!すっごい宇宙!というか、シューティングスターの大スペクタクルな夢だった。我ながら、あれは美しすぎる!流星の絆を見たあと寝る前にマリーと流れ星観測について話してたからだな。単純に。本当に凄い夢だったー!



≫2008年12月11日(木)≫

一日だって怠惰な生活は出来ない感じなので思い切ってピアフ観てきたよ!学生は£20。でも当日券最前2列は£10なのでもしもう一度観る機会があれば、そっちで観よっと!

ピアフ感想!
もう、これぞ舞台の神髄というような、舞台演出。やっぱイギリス舞台界半端ない。凄い。素晴らしすぎる。ストーリーよりまず最初に美術演出に唸った。感涙。大がかりなセットなど一つもない、舞台転換も一つもない、シンプルなステージなのに、その空間とライティングの使い方の上手さ。職人技のような、全く狂いのない舞台演出。上手すぎ。こういうのを観たくて舞台観続けてるんだよナオは!と思ってしまったくらい。そんな作品が沢山あるロンドンってやっぱり改めて最高!

書きたいことは沢山あるけど、取り敢えずまずこれを言わせて。ルーク・エバンス格好良すぎ!!!!格好良すぎ!!!もううっとり。うっとりしすぎて自分で自分に引いたよ。嫌だよもう、何あの人。神?素敵すぎる。本当。困る!今まで素敵だと思う役者さんは沢山沢山いたけど、多分ナオ個人の好みとかじゃなくて、世界レベルでぶっちぎりの素敵さだと思う。はい改めて何度も何度も繰り返し言い続けて申し訳ないけど、改めて、レントリミックスのキャスティングの奇跡を思い返してしまいました。彼がロジャーであの人がマークであの子がエンジェルとか…。去年の自分が羨ましい!

あとはとにかく、ピアフ役の役者さん(数年前にロンドンでエビータやった人。エビータは正直……?だったけど)に拍手!拍手拍手!素晴らしかった。ナオはピアフについては何一つ知らない初心者だけど、知ってる人が観てもきっとすっげーーー!!って思うんじゃないかな。舞台は休憩無しの約2時間。その殆どをステージ上でピアフの若い時から死ぬまでの一生を演じきった彼女は本当に凄い。信じられない。歌も素晴らしかった。フランス語で歌われるから、何を言ってるのかはさっぱりわからなかったけど!それでもその迫力や哀愁や感情がとても心に響いてきた。隣の席のおじいさんは号泣。周りを固める役者さんも、毎度の事ながら、みんな素晴らしかった。ロンドン素晴らしすぎる。

このキャストとこの演出は、きっと08年ロンドンシアターの中でもかなり高く評価されてるんじゃないかな。そういえばレビューも大絶賛だったし。もしこれがブロードウェイなら今回のトニー賞はこれだろーなって疑いなく思うくらい。

良いもの観られて仕合わせ☆終演も10時前だったから歩いて帰ってきたのだけど、今夜の月が美しすぎて、ふるえたね。Kの昇天のK君の気持ちがダイレクトに理解出来た。感じ?明日が1年で1番地球と月が近づく、1番月が美しく見える日らしいので、楽しみ!



≫2008年12月09日(火)≫

ひまだ!忙しいのと暇なのの差が激しすぎる!ナッシントゥードゥー!でもなんだか最近は引きこもれない体質になってきたので意味もなく学校行ったり散歩したりしてます。冬のロンドンが好きだ☆どこもかしこもキラキラしてて、大変良いです。フラットメイトががっつりお洒落してお出かけしてて、羨ましいよー!ナオも本気お洒落で出かけたい!お母さんが手作りクッキーをロンドンまで送って下さるらしい。これは素敵☆最高のクリスマスギフトだね。ありがと!





この間買ったルソーっぽいスカート。色も本当こんな感じ!可愛い!



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