くじら浜
 夢使い







あの夏の日 5   2006年09月05日(火)

屋根に登った少年は
ひとつ大きな深呼吸をした

夏の終わりのコノ感情に戸惑いつつ
それでも次から次へと溢れ落ちる


陽射しは昨日とは比べ物にならないくらい弱々しく
崩れかかった入道雲が
わずかに変色しながら千切れていった


コノ感情はどこに流れていくんだろう

蝉が最後の力をふりしぼって鳴いている

遥か彼方の龍郷湾に太陽が落ちていく



少年はただ屋根の上に斜めに寝そべりながら

感情はただ溢れながら











夢を繋ぐ   2006年09月04日(月)

浅い眠りから目が醒める
夢を反芻し
また眠りにつく








戦場の唄・5   2006年08月30日(水)

時として焦燥の渦に飲み込まれる

暗黒の闇は静寂につつまれ
慟哭は渦に消え
出口を失った兵士はただ蹲るしかすべがない

静寂が鼓動を覆い
闇が血を遮り
発っした叫びさえも流域に消される

見えない敵に銃を向け
今、正に放たれた銃弾が静寂を突き破り
己を撃ち抜いた


                              戦場の唄・4





蜂の巣狩り   2006年08月27日(日)

山道を少し脇に入り
斜面にかかった50センチ程の穴。

周りの土と雑草をちょっとだけ払うと
大きな蜂の巣が見つかる。

巣に群がる蜂たちはまだおとなしく
お尻と羽根を少しだけ震わしている。


そこでイッキに煙を吹きかける!


蜂の子を散らし(?)蜂達が巣から離れると
僕達は一目散に避難する。

蜂がすべて巣から離れると
静かに穴に近づき
今日の収穫を確認する。


樹々で遮られ陽の当らない山奥に
雄叫びが木霊する。


蜂の巣を穴から取り出すイチバンの仕事は、
ジャンケンで決める。

ソレを籠に積めて
僕達は山を降る。


夏休み最大の冒険です。








宇宙の法則   2006年08月24日(木)

何気なく歩いていると、
なにかに躓いて転びそうになった。
ふと足元を見てみると、
それは蝉の死骸だった。

蝉がひっくり返っていた。

アスファルトに入った罅で出来た
わずかな段差を太陽が照らし、
その段差の影に蝉の死骸があった。

どうやら蝉ではなく
その段差で躓いたらしい。









そろそろ復活?   2006年08月23日(水)

夏だねぇ暑いねぇ嬉しいねぇ。
ということでぼちぼちとひっそりとジミ〜に復活したいと思います。
一年以上もほったらかしにしてると更新の仕方等々を忘れて大変です・・

ケイタイはだいぶ前に買い替えましたが、なにしろ前のがブッコワレてたためデータ移行が出来ず、アドレスがみんな消えてしまいました。

連絡疎遠になっている方々、
大変申しわけありませんでした。
小泉首相に代わりましてお詫びを申し上げます ←意味不明

まぁ気が向いた時にでもケイタイの方にメールかTELを入れてやってください。
番号もアドレスも変わってませんので。

でわでわ。






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