2005年06月12日(日)  決死の努力。

どうしても「sommersturm」のDVDが欲しくて、ググってみた。
しかし、英語版は出ていないらしい…。
欲しい、どうしても欲しい。
気になる。たのみこむでなんとかしようか(もはや狂気の沙汰)

そんなわけで、本国のアマゾンでサーチ。
リンク貼っておく。
sommersturmDVD(独)


映画祭本部に電話してみて、今後の上映予定を聞いてみる。
「日本での配給元が決まっていない為、今回の上映を持って本国へフィルム送還。どうしても鑑賞したいのならば、ネットで本国DVDを購入(ただし独語ONLY)するしかない」とのこと。
おっかしいなぁ、ワーナー配給元なんだけどなぁ。
日本のワーナーさん、何とかしてくんないかなぁ。
シンガポールでは上映されたそうだ(R指定で)
英語が公用語だもんなぁ。英語字幕だったんだろうなぁ。

たのみこむにも登録してみた。
たのみこむサイト
コメントがどうも上手く書けない。



手が届かないとなると、燃えたぎります。収集癖が。


2005年06月10日(金)  映画「夏の突風」

「夏の突風」2004・独(独題「SOMMERSTURM」)
監督・マルコ・クロイツパイントナー
出演・ドイツ語読めない分からない。


必要以上に同性愛賛歌しているので、苦手な方閲覧禁止。

有楽町朝日ホールにて開催中の独映画祭2005に行ってきた。
どうしても見たい作品だったのだ。これが。
先日、バット・エデュケーションを見た際、チラシをもらい、
この作品が気になって気になってしょうがなかった。
以下、パンフレットの説明書きを抜粋させて頂く。

ボート競技のチームメイト、アヒムを愛してしまった少年トビーは、夏の合宿練習中に自らの気持ちを抑えきれなくなる。アヒムのガールフレンドであるザンドラと、トビーに好意を寄せるアンケが同行していることも、彼の混乱に拍車をかける。そこに同性愛者ばかりから構成される男子チームが加割ったことから、少年少女の感情の内に激しい「夏の突風」が吹き荒れる。あまりにも美しい湖畔の風景のなかで揺れ動く心理を巧みに表現し、多くの観客の共感を得たヒット作。

私が引っかからない訳がない。
ポイント「ボート競技」な、ボート。
そして、問題の男子チームな、男子チーム。
貰ってきたチラシのTopもこの映画だったもんで、かなり期待度up。
これは絶対見に行こうと心に決めたのでした。

そんで、上映後、速攻打った感想文。
毎回のことながら、ノートを忘れるので、携帯メモ打ち。

やっぱ、大人絡みより少年愛なのだよ…三次元、許容範囲だ!(喜ぶことではない)あんなに萌え萌えするとは自分でも思うまい。しちまったもんな。変態と自覚を持てた。誇っていいかな?ある意味病気かもしれない。女の子の迫り来る肉体が悪魔の誘惑かと見えた。いらぬ肉のついていない少年の肢体のなめまかしいこと(~∀~)男の子になりたいなあ。あんな素敵な夏を過ごしてみてぇ。…いや、本人たちは大変か…第三者からすれば青春物語だったり、少年愛萌えだったりで、立派な作品ではあるけど。森の中で号泣するトビーを見たら、いたたまれない部分もあるなぁ。
他人事だからこそ、芸術作品として取れるのかもなぁ。



ここまで悶絶できる映画初めて見た。
そして、やっぱり私は腐女子だと痛感した。
なんでこうもホモ萌えするのか分からない。
でも、なんつうか、もう、キターーーーー!!!!と思ったんですよ。

主人公の好きな親友(男の子)には、彼女がいて、嫉妬するわけです。
自分もさも、女がいるんだぞ、と振る舞うわけですが、腹の内は違う。
苦しい演技ですね、ほんと、見てて切なくなりました。
好きだー好きなんだー、と連呼はしないのに、いや、しないから辛い。
最後は、カミングアウトして、ハッピーエンドですが、
そこまでたどり着くまでに思いっきり引き込まれた。
トビーがどんどん可愛そうになっていく。
いちゃつく親友を見る視線が、誠に切ない、いたたまれない。
でも、思いを打ち明けれない。
性別違えど、立派な恋愛映画だった。


一番期待してたシーンは(ホントこう書くと変態以外何者でもないが…)
芸 術 作 品 で す 。

主人公は湖畔で水遊びの途中、アヒムにチューしようとします。
しかし、「お前変だよ!!」と言われ+逃げられます。
「マスかき合った仲じゃないかよ!!」と叫ぶ主人公。
いや、それ、ちょっと違うんじゃ。
そもそも、なんで欧州人は他人の前で秘め事できるの…。
冒頭で、実はやらかしてます。2人同時自慰。
結構普通に作中にも出てくるし(行為の仕草が)
お国柄の違いかなぁ、と思います。
合宿来てからも女の子のアプローチがすごかったりします。
アオカン誘ったりします。きゃぁ、破廉恥!!
あんたら、部活の合宿来ているのではないですか。
まぁ、若い盛りだからしょうがないのかもしれませんね。
あら、脱線。
そんで、落ち込んでいる所に、同性愛チームの一行が到着。
なかなか楽しそうに遊んでいる内に、うとうとと微睡んでしまいます。
気が付くと、周りには一人(名前忘れたよ!)だけ残ってて、
その子と初体験してしまう訳です。

このシーンがすごい。

「乙女の想像そのまんま」って感じです。
私は口ポカ〜〜〜〜ンとなりましたよ。
いや、キレイで、まぁ…。
2人とも絵画に描かれる様な美少年ではないのですが、
なんか、もう、呆気にとられる位、トキメキが止まらなかった。
「あ、いや、見て良いの?いいの?見ちゃって良いの?」
とためらいつつ、目は皿のように。心拍数∞。
ドキドキして、鼻息荒くなったよ。
自分、かなり変態だなぁ、という認識は有りますが、
どうでも良くなりました。羞恥とか吹っ飛んだ、このシーン。
やっぱ、一種の芸術になるんだなぁ、と確信した。
バッド・エデュケーションは、大人の熱い絡みでちょっとグロさもあった。
でも、ひたすらキレイだったんですよ、今回は。
ぐあぁぁぁ。もう、これ見たら、AVきもくて見れない!!
(いや、別にまじまじと見たことは無いですが…)
ただ、主人公は、振られた所を喰われた感がある(苦笑)
しかも、その後もまた身を委ねてしまう当たり、やっぱ色欲ってすごい。
要は、振られて行き当たりバッタリ身を重ねちゃいましたっぽい。
まぁ、相手は主人公に好意を持っていたようなのだが。
なんかよくある話だよな…。


こんな作品を、堂々と公開できるドイツがすごいと思った。
そして、日本ではまだまだできないジャンルだろうな、と思った。

コメディタッチで伏線も張って(いわゆるゲイというタイプの子が、ノンケの子を落とそうとする手法の一手一手に、場内沸き返っていた。また、部活のコーチが他校の女性コーチにアプローチする手法なども可笑しかった)下ネタ系から、ちょっとした小ネタまで、笑えるところもたくさんあった。
しかし、同性愛に対する差別もキチンと描いていた。
辛辣なジョークもあったりした。
ON,OFFがバランスよく表されていたと思う。
ラストはスッキリまとまったし、見ていてサッパリとした映画だった。
その点、バット・エデュケーションは最後までドロドロだったなぁ。
対局ですね。

もう一回、見たいと思った。
DVDは、本国で発売されている…。ドイツ語わからねぇよ…。

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読み直した。
何言いたいのか相変わらず自分でもわからん。
とりあえず、3次元でも萌えれる事に気付いた。
萌えというか、私は、ときめいた。
よって、他の腐女子の皆さんにも体験して頂きたい。
絡みに全集中している感想だが、他の所も見て頂きたい。

余談だが、主人公に思いを寄せる役の子は必要以上に美人かつグラマラスだ。
いわゆる「女性」という感じ。
より一層、同性愛としての絡みが際だった気がする…(また絡みの話だよ)
それを予期してのキャスティングだったのだろうか?
私は見事にその術中にはまってしまったようだ。

最後の一言。
「言い訳を
  言わせてもらうと
    エロじゃないのよ
        芸術なのよ
」(字余り…全然合ってない


2005年06月01日(水)  「ゆれつづける」 松本次郎

■ゆれつづける  松本次郎

表題の作品。これ、これなのよ。松本作品の出会いは!!
部活の後輩から借りたエロ本が、全ての始まり。
これを探し求めて、どれだけ彷徨ったことか(大げさ)
エロ描写に萌え〜…ではないのだ(女体燃えではないので)
はっきりいって、これ以上のエロ作品は他にも掲載されていた。
でも、全体に漂う得体の知れない雰囲気が、焼き付いて離れなかった。
まぁ、ホントのところ、何が言いたいのかわからない作品。
でも、おもしろいような気がする…。
結局はだまされた感でいっぱいなのだが、忘れられなかった。
多感な高校時代、ちょっとドキリとした出会いだったのです。
そして、時は経ち、大人になって、また読んだ。

で も 、 や っ ぱ り 意 味 分 か ら ん 。

まぁ、こんなまともな感想なんぞ、役に立たぬ作品なのだが。
しかし、このころの画面の書き込みが好きだなぁ。
…そうか、絵が好きなのか。あ、それは話に何も求めないや(解決)

内容は、書道家(全裸)を取り巻く、ある街の日常。
端から見たら、非日常。最後は殺人→風呂場合体で締めくくり。
カメという白痴の女の子の役割はなんだろう。とか、
ヤクザのおじさんの異常なまでの加虐性の必要度とか、
入り組み過ぎていて、深く考えるのもめんどくさい。
案外、単純なのかも知れない。

そういや、この人の漫画、読んでいてしっくり来たことがない。
唯一来たのが、最後に収録の「ハードボイルド坂田」
でも、作者は「好きではありません」と切って捨てている。

そっけない態度がすげぇと思った。

よくわからん具合が好きな漫画家さんです。
今後も短編描いてくれないかなぁ。


2005年05月26日(木)  「百億の昼と千億の夜」 萩尾望都

■百億の昼と千億の夜  光瀬龍・萩尾望都

ブックオフに行って衝動買い。
この話、なんとなく覚えていたんだよね。
立ち読みで阿修羅を見た時「あ〜なんか知ってる」
それだけ名作なんですな。きっと。

前半は、それこそ私好みの話でありました。
アトランティスの滅亡やらブッタの出家やら。
最後に全てがつながるのですが、最初はさっぱりわからん。
でも、後半はさすがSF。頭痛くなる公式が出てきた。
こういうの苦手なんですよ…。熱エントロピーとかなんとか座標とか。
めっきり文系の頭になってしまっているので、飛ばし読み。
しかし、飛ばしても大体話を掴めるので良し。

昔、「世界はなんで在るのか」とか「この世界は誰かが作った箱庭で、気に入らなければ速攻壊されてしまうんだ」とか「そもそも宇宙って何だよ、宇宙の果てって何処だよ」とか「私の一挙手一投足が全て仕組まれた事なのかも」とか…。
そんなことばっかり考えていた時があった。
そんな時期に読みたかったなぁ。ちょっと難しいけど。

ナザレのイエスが悪者っぽく描かれているのは、面白いなぁ〜と唸ってしまう。
むしろ、ユダを情状酌量してしまうような感じ。
これは基督教徒にゃ描けません、いえ、見せられません(笑)
でも、絶対「キリスト」とは表記しないですね。
ブッタもずっとシッタータで通している。
その当たり、ちょっと配慮があるのだろうか、と考えてしまう。

仏教界有名スターもちらほら出演。
帝釈天は、それこそ「帝釈天」という感じ。梵天様はちょっと頼りなさげ(笑)
弥勒さまのお立場が不思議で、「救世主=弥勒」という公式は今作では当てはまらぬ。
仏教ベースなんだろうけど、根底覆している。
ある意味、問題作。
だって、阿修羅が主役だもん。

ヲタク観点から言うと、目指す終末が静けさを伴うので「シジマ」っぽいなぁ。
又は、人類と文明がどんどん衰退していくんで「アバタールチューナー」を思わせる。
アトラス関連でゴメンナサイ。
あと、私にとって「阿修羅」と言ったら、仏ゾーンの阿修羅くんしか無かったが(聖伝とかも阿修羅だけどさ〜)萩尾氏の阿修羅は、本当に興福寺の阿修羅像だなぁ、と思った。
これはこれで、きちんとした阿修羅イメージとして脳裏に焼き付いた。
そして、シッタータが格好良いと思った。ミーハー。
プラトン関係の本も読もうと思った。従者のグラディウスが気になる。
…往年のシューティングゲームじゃないのか…??

結局、宗教・考古学・古代史がらみが大好きなんだな、と再確認した一冊でした。
そしてやっぱり数学はダメってな…。


余談。
・瀬戸内寂聴の源氏物語全巻セットが5000円だったので、次回買いに行く。
・天空戦記シュラトDVD-BOXを見つけた。
 「最強のシャクティ」とか表題なのですが…超気になる。


2005年05月24日(火)  実家で読んだ本。

■ほしのこえ  新海 誠・佐原 ミズ

ほりえもんが絶賛していた自作アニメの漫画版。
エヴァンゲリオンと最終兵器彼女が混ざった感じ。
いや、むしろ、最終兵器彼女の方が強いか?
戦う敵は異星人なのでエヴァっぽいなあと思った。
宇宙空間で繰り広げられる、ロボ対宇宙人。
そして、その狭間で募る、恋愛感情。
超々遠距離なこの恋の結末や、いかに。
ロボに乗るのが女の子、って時点で男性優位の世界も終幕ね、と思った。


■プルートゥ2  浦沢 直樹・手塚 治

アトムがかわいいんですけど。(ハァハァ)
手塚版アトムも好きですが、一家に一台、なら浦沢版アトムを注文する。
…ショタ開花かなぁ(遠い目)
さて、本編、家族愛が垣間見られまして、泣ける。あと、漢の友情。
ブランドが最期にデータ転送しているシーン。
あぁ、もう。見てらんないよ。走馬灯だよ…。
1巻も巡察ロボの奥さんとゲジヒトのやり取りとか、ノース2号の話で切なくなった。
ロボットも進化するんだなぁ。人間の進化は止まったんじゃないか、なんて。
胸がきゅんきゅんする漫画です。これ。アトム加わって、さらに。


以上。妹の本棚から。




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