斜め読み日記
みなと



 メモを見ながら回顧。

朝9時に家を出まして、私に合わせて父君母君も一緒に会場入り。
前撮りの時と同じように、着付けの先生は既に控室入りしてまして
着く早々ヘアメイク開始。
ヘアメイクが終わったらすぐドレスも着付け。
まだ式まで2時間近くあります。

途中でノリ君も控室入り。
ドラマなら全部終わった後で対面して
「化けるねー」とかいう展開があるんだろうけど
ここではそんな風情は味わえないようです。

…ちなみに父君もそういう展開を夢見てたらしいのだけど
メイク途中に突撃してワタシに追い出されたのが
不服だったらしいです(苦笑)。


12時から教会でリハーサルということで場所移動。
エレベータに向かったら
ちょうど乗り口正面が自分たちの親族控室で、みんなと鉢合わせ。
本番まで待っててもらうんだろうな〜と思っていたら
そこにいたほとんどの親族がぞろぞろと一緒のエスカレーターに。

聞くと本番は撮影不可なのだけど、リハーサルは撮影OKとの事。
そういや昔々に参列した友達の結婚式の時
目の前でリハーサル風景を見てしまい気まずかった事があるのだけど
それを凌駕する恥ずかしさ。

…こんだけいたらほとんど本番じゃね?というリハーサルでは
歩きだすタイミングや歩幅、動作の流れを細かく指導。
でもまぁ気が散ってしょうがない(苦笑)。

誓いの言葉の練習では、ノリ君は「声が小さい」
私は「早口すぎ」というダメ出しをもらいました。

指輪の交換やキスも練習したのだけど、ここで
「エンドロール用に使うので、本番と同じ事をしてください」
といういきなりの要望。

どこにキスするのか打ち合わせしてなかったので「じゃあほっぺた」「了解」とその場でリクエスト。
そんな光景まで見られてるなんてとことん恥ずかしい。


こんな感じでリハが終わりまして、
本番の前に「中庭を2人で歩く」という映像を撮るために
教会の外へ行くように誘導されてたその時、

急に頭に衝撃が
そして教会に響く悲鳴

神父さんがベールを踏んでいて頭からはぎ取られました。
しかも破れてしまってる様子。

そのまま中庭を歩く撮影を終え、本番に備えて教会横の控室で待機。
その間プランナーさんが、ホテル内の衣装屋さんから
代わりのベールを持ってきてくれました。
きっと弁償もしてくれることでしょう。

挙式参加の人が入った後いよいよ本番。
裾を踏みまくって上手く歩けず、
父君に何度も置いて行かれそうになるので
腕を必死で抑えながら入場。
途中でノリ君に交代して神父さんの前に行きます。

しかしこの時点でヒールが高くて立つのがしんどい。
ミュールタイプの靴にしてもらってたので、
ドレスの中でちょっとつま先を抜いたり、足を広げてみたりと悪戦苦闘。

早く動作のある段階に行かないかなーとそればかり考えてました。
これ参列してくれた人が見たらがっかりするんだろうな(笑)。

ブーケおよびブロッコリートスを済ませた後は
親族写真を撮って再び控室へ。披露宴に向けてのヘアチェンジです。

挙式では纏め上げていた髪を、つけ毛を足してサイドのポニーテールに。
ネックレスをシンプルな一連のものからレース調の淡水パールに。といった具合。

披露宴会場へのお迎えが来て、入場のためにホールのロビーに行くと…ドアの前にまさかの人達が。

前の支店でお世話になってた先輩たちが3人
わざわざ駆け付けてくれてました。
今の支店の人がもっと少なかったら呼びたかった人達だったので
テンション上がります。

以前報告を兼ねてノリ君も交えて一緒にご飯を食べたりしてた時に
会場や時間を聞かれてたけど、まさか直接来てくれるとは。
うまい具合に緊張もほぐれて入場しました。


入場曲はノリ君が選んだRakeの「100万回のI Love You」。
半年前に結婚した友達夫婦が使ってた曲だそうです。
…その友達来てるんだよね?まぁいいけど(←自分の友達じゃないから気にしない)。

お色直しの入場曲はET-KINGの「いいんですか」
上の曲と合わせてこの辺は全部ノリ君にお任せしてました。
理由は後述。
ここでノリくんは緑色の紋付き袴
自分は勝手に「ニシキゴイ」と命名したちりめん生地の和柄ドレスに。

ここでS水姉さんとJさん、Aちゃんの他に
ジャズダンスの先輩にわざわざご足労いただいて一曲踊ってもらいました。

美鳥ちゃんのおじさまが乱入してきて大いに盛り上がりました。
終わって書いてる今も伝説として語られてます。

もう一回退場し、キャンドルサービスの準備。
ここでの曲は
「他は決めていいからここだけは!ここだけはお願い!」と主張した(笑
THE ALFEEの「TIME AND TIDE」。
一瞬歌詞の中に「別れ」が入るのだけど、基本前向きな歌です。

…2週間前、これらの曲の打ち合わせをしている時に
ちょうどこの辺でノリ君がトイレに行ってたので
勝手にエンヤとゴスペラーズも滑り込ませました。趣味です。


披露宴の流れも無事終わってゲストさんお見送りの時の曲は
親しい人ほど後で出るだろう。と踏んで、1曲目に普通のインスト
2曲目に「水曜どうでしょう」のEDテーマを入れました。
この辺は完全に遊んでます。

そんな感じの結婚式+披露宴でした。
2次会はせずに、めいめい近場で晩御飯を食べてる人達の所を訪ね歩いてました。

2012年02月11日(土)



 あねいもうと

平日のお休みは久しぶり。
みなとです。

実家にいますので
役場で戸籍謄本を取っておこう。
銀行にも行きたいなーとだらだら準備してましたら

仕事が休みだったらしく
弟がやってきました。

向こうの引っ越しも片付いたようで
近況など話しておりましたら
何と最近、ナンパした女の人と食事に行ってきたとのこと。
引っかかる人いるのか…。

「したら5歳年上だった」
「私の3つ上か…。姉弟そろって男が年下婚?」
「あれから全然連絡も来ないし、続かないと思うけど。
続いたら年上の義妹だよねー。もしそうならどう呼ぶ?」

「アンタは前に年下の義理兄に『にーと』と付けた実績があるからねぇ…うーん。姉であり妹でもあるから…」



「『あうと』ってどうだろう弟?」
「いかんやろ」


自分の事となると厳しい奴。

2012年01月23日(月)



 あにおとうと。

それなりに長く住んでたアパートを引っ越すために
保証人になってくれ。と
弟が私の家にやってきました。
みなとです。

で、
のり君もやってくると電話が。

私が最近仕事で追い詰められてるので
心配されたようです。

松山の鶏肉専門店で買ったお弁当を持参してくるとのこと。

「今日弟が来るって言ったよね?」
「じゃあ3つ買う」


というわけで数時間後
女一人暮らしのアパートに
男が二人詰めかけるという初のシチュエーションが誕生。

何度か顔を合わせているので
それなりの会話はできる二人。
お弁当を食べた後
ノリでカラオケに行ってきました。

弟より2才下ののり君。
弟にとって年下だけど義理の兄となるわけでして
ちょっとややこしい。

「で、どう呼ぶ予定?」
「えー。(義)兄でもあり弟みたいなもんだし…



両方足して『にーと』ってどうだろう」



いかんやろ。

2011年12月14日(水)



 モデルになれる訳もなく。

前撮りの日でした。
みなとです。

当日はウエディングドレスとカラードレスの2着のみ。
この日だけ白無垢と色内掛けをを着ます。

撮影開始は10時からですが
その2時間前から控室に入りました。

すでに今日一日着る衣装がスタンバイ済み。
美容師の先生も7時半から入ってたそうです。

まずは白無垢に着替え。
ノーブラスタートで綿やタオルを入れながら着こむ着こむ。
しかしこの美容師さん、和装の着付けの先生もしているそうで
苦しくない場所でしっかり結んで固定
よく動かす場所は程良くと絶妙の力加減。

1時間程経った頃ようやくのり君が控室入り。
手早く紋付き袴に着替えてます。

でも

ダンス生活が長かったから
いろんな人の着替えを見たり自分の着替えを見られたりするのにはとても慣れてるのだけど
結婚前の男女が同じ部屋で仕切りもなく着替えってどうだろう。

今どきのカップルは結婚前に着替えを見られたり見たりするのはもう当たり前で
同じ部屋に押し込んでも平気って取られてるってことなんだろうか…。

確かに見るのは平気なんだけど
見ても平気な自分を第三者に見られるのは
なんかイヤ(苦笑)。


日本髪のカツラをかぶり
着付け終了直前にパートを休んで見物に来た母君も合流。

まずはホテルの中にある日本料亭の中庭で撮影。
続いて写真スタジオで撮影

一旦控室に戻って色内掛け。
ヘアアレンジも洋風に変更します。
ちょうど花屋さんからブーケ一式が届いていたので
巻き髪に小束の花をちょこちょこ挿して
スタジオで撮影。

それから松山城の下にある日本庭園までロケに行きます。
紅葉を狙って11月にしたんだけど
今年の秋は暖かくて全然紅葉が進んでない…。

少しでも色が変わってる場所を狙ってあちこち撮影。
「少しお互いにお話ししてる感じで」という指示が出て
写真屋さんは大変ほほえましい風景を狙ったんでしょうけど

「おにーさん鼻毛出てるよ」
「マジで!?俺剃ってきたよ?」
「正面は見えないだろうけど私の目線でジャストアングル」

という会話だったのはここだけのハナシ。


和装の撮影はここまで。
ここでホテルに戻り、おにぎりを食べつつ
今度は洋装。

ヘアワックスで髪を立たせて
前撮りの時にしか着ない
ワインレッドのタキシードを着るのり君。
「ジョニーデップに見える?」
「ていうか…忌野清志朗…」

ここでロケ出発。
近くにある
洋風のお城っぽい建物がある山の上の公園へ。

一般の人も数多く訪れる憩いの場所。
つまり
たくさんのギャラリー。

一時撮影スタッフが増えたかのような一団となりつつも
自分たちもだいぶ撮影にも慣れてきて
座り込んだりジャンプしたりと
ちょっとアクティブな動きをしつつ撮影。

そのまま次は海へ。
日没狙いという事で1時間ほど時間をつぶしながら撮影。

水平線に夕日が沈む場所ではあるんだけど
水面ギリギリに雲があったので
予定よりちょっと早めに終了。

またここでホテルに戻り
最後ウエディングドレスに着替えて
夜のチャペルで撮影。

おおよそ12時間に渡る撮影となりました。

一旦ダイエットはストップということで
ラーメンとケーキ屋さんに行って
慰労会をして帰りました。

二人して雨男+雨女なんだけど
一日天気が持って良かった〜。

というわけで

自分たちだけが楽しむのはここで終わりです。
あとは来てくれる人の事を考えるようにならないとなぁ。

これからが大変です。

2011年11月14日(月)
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