六本木ミニだより
DiaryINDEXpastwill


2002年03月13日(水) ニヤニヤ生きる

 我が家で、スピッツの草野マサムネ氏は「スケベ」と呼ばれていますが、スガシカオ氏は、「ヘンタイ」と呼ばれています。

 で、その「ヘンタイ」ことスガシカオ氏は、「音楽をやっていきたい」と決めた後、27歳で会社をやめ、無職で曲を作りながら、それでも、その間、すごい自信をもっていたらしい、ってことを、最近、カレが話してくれました。
「『このオレの才能を、音楽業界がほっとくわけないじゃん!』って信じて疑いもしなかったらしいよ。
だから、お金がなくて、困窮してたときも、白いゴハンにふりかけ代わりの胃薬かけて食べながら、『そのうち、ステーキ食べられるんだからさー』って、ニヤニヤしてたんだって」
「そ、それだよ!」
 それを聞いた、私は、つい声を大にしてしまったのであります。
「私がさー、いつまでたっても小説家デビューできない理由って、それかもしれない。だって、私、『この私の才能を、文学界がほっとくわけないじゃん』なんて、今まで一度たりとも思ったことないもん」
(この項続く)


2002年03月09日(土) **家**

 原稿はまだ書き上がっていないのですが、納得いくものが思い浮かばないので、いったんうっちゃって、家の中のことをごちゃごちゃやってました。
 で、ここ数日の買い物手帖なんですが……

+GS式買物手帖+
無印良品/洋服かけラック2本
同/ブリ材長方形バスケット
同/ラグの下に敷くすべりどめマット



 これで、やっと家の中が片づけやすくなってきました。
 このマンション、住んで早や6年目になるんですが、今までつくづく住みにくかったんですよ。今まで、生活スタイルだの住む人数だのがあまりにコロコロ変わったんで(ついでに住む相手まで)、収納の場所とか量が全然決まらなかったんですね。
 それがだいぶ落ち着いてきたんで、衣類用引き出しの位置を動かして使いやすくしたり、あと、結婚前にやっていた最大のゼイタクな収納方法を再び復活させました。
 それは何かというと――、洗面所内に作った棚に 買ってきたバスケットをセットして、洗濯し終わった下着をそこにしまえるようにしたんです。これ、生活動線的に考えると、ものすごーくラクなんですよ。でも、住む人数が多いとだんだん難しくなっていくんですね。

* * * * * * * * * * * * * * *


 さらに、先日お払い箱にした古いパジャマなんかを使って、生理用布ナプキンを4枚縫いました。アップしようかなと思ったけど、とりあえずやめておきます。もとがパジャマだから、結構かわいいんだけどね。綿ヴィエラ(ネルのうすいやつ)だから、肌触り良さそうで、使うの楽しみ。
 ちなみに、このパジャマ、 西武が広岡監督だった時代の優勝記念セールで買ったやつです。洗いざらしの感覚が気持いいなあ、って、もう一回、もう一回とずるずる着続けていたら、いつのまにか今になっていた……年数計算して、驚いたよ、サスガに。


2002年03月08日(金) 心・苦悩

 先日のミスのおかげですべてがズレズレになり、テンパっていたここ数日。
 今日は「日本アカデミー賞」見ながら原稿うなりまくり。

* * * * * * * * * * * * * * *


 もうお気づきの方も多いと思いますが、この日記の下の方には「投票ボタン」を設置してあります。
 今までこういうランキングみたいなものに参加するのはちょ〜苦手だったので、やったことなかったのですが、今回、思い切って取り付けてみました。
 そして、早くもいつも投票してくださっている方がいるみたいで、ありがとうございます。
 で、この「エンピツ」には、「日常生活」とか「衣食住」とか、「趣味」とか、いろいろなジャンルがあって、そのジャンル別にランキングが集計されるようになっています。そのなかでもこの「活動記録」は、迷わず「心・苦悩」のジャンルにしました。
 だって、ねえ、いつも苦悩してるっていったら、この私に決まってるじゃありませんか。もう、こんなピッタリのはない、と思って、即決定。というより、このジャンルの存在を知ったからこそ、登録を決めたといってもいい(笑)。
 ……え? そのわりに今まで、あまり苦悩した日記がない? それはねえ、苦悩日記書き始めたら、毎日どんどん深みにはまっていきそうでコワイの(笑)。でも、そのうち、スゴイの書いていきそうな気もするので、そのときは「そういうものだ」と思って受け止めてやってください。
 


2002年03月06日(水) 右往左往

 あのーすいません、昨日の+GS式買い物手帖+の件なんですけど、私、あらかじめweeさんに「マネさせてもらっていいですか?」のメールを送り、快く承諾いただいてたのに、そのいきさつをすっかり書くの、忘れたんですね。ダサいです。

* * * * * * * * * * * * * * *


 こういうのを「春だから」っていって、いいんですかね? 昨日から、ダサいミスしまくり。
 試写会場に行ったら、ドアが閉まってるの。「一日間違えた!」と思って、今日出直したら、やっぱりドアが閉まってるの。ほんとうは昨日で合ってたの。時間を間違えただけだった。
 しかも、こういうのにかぎって、ものすごく取り上げたい映画だったりする。しかも、初めておつき合いする雑誌の記事だったりする。引きずらないようにしないと、また何かやりそうだわ。えいっ!(断ち切った音)

+GS式music+
NEVERMIND/NIRVANA


2002年03月05日(火) +GS式+

 『アディクションと家族と映画』ちょっとだけ更新しました。

* * * * * * * * * * * * * * *


 さて、この日記が、++Gingham Star++のweeさんの影響を受けてレンタルされた、っていうのは、周知の事実かと思いますが、あちらのサイトを初めて拝見したとき以来、「これは素晴らしい、ぜひマネしたい!」と思っていたものがあるのですね。それは、買い物手帖なのです。
 おそらく、あそこを読むのが好きな人も、作ったご本人も、「ぴあ」なら「はみだしYOUとぴあ」を読むのを楽しみにしている人ではないかな。なにしろ、「手帖」の「帖」の字が、「帳」じゃないってのがいい。こういう細かい芸を見ると、私、嬉しくて腰が立たなくなりそう(笑)。活字フェチっていうのは、そういうものなんですよ。
 で、拝借するに当たり、何か、これは++Gingham Star++さんからもらいました、っていうのがわかる名前を付けることにしました。「wee式」とか「佐藤式」とか考えたんですけど、野口悠紀雄の超整理法みたいでちと固いので、結局「+GS式+」にしました。
 で、ぜひとも+GS式+買い物手帖をつけたくなった訳は、以下の1〜2月の初手帖を見てもらえればわかっていただけるのではないでしょうか。いざ、使ってみん。

+GS式買物手帖+
無印良品/座布団カバー2枚
クッションカバー2枚
ベージュカシミヤ混セーター
グレー、スウェットジップアップ
濃グレー、スウェットパンツ
ネルのパジャマ
裏フリース黒スカート
ババシャツ、4枚
パンツ、3枚
毛糸のパンツ、1枚
マグカップ2個
文具収納用引き出し
洋裁道具入れ用ボックス
GAP/綿リブ編みセーター
ユニクロ/ストレッチコーデュロイパンツ
ビックカメラ/炊飯器に取り付けるタイマー
コム・サ・コミューン/防寒用ジャケット(綿なし)
同(綿入り)
ユナイテッド・アローズ/スプリング・コート
八重洲コンタクト/コンタクト・レンズ(片方)
通販生活/風呂釜クリーナー
スタンド式ゴミ箱
有楽町JALショップ/パソコン持ち運び用トートバッグ



 ひょえー、買いも買ったり。しかも、「ババシャツ」だの「炊飯器用タイマー」だの、ほとんど実用品ばっかり。
 でもねえ、お金握りしめたときって、迷うじゃありませんか。「このお金で、本買う? 映画見る? それともゴミ箱買う?」って。
 昨年はちょっとだけ原稿料も入ったし、服作る時間がないからって、うすいパジャマで震えながら寝ているのも本末転倒だし、無印良品は最近値下げしているし(昔は、意外と高くありませんでした?)……で、思い切って買ったら、こんな結果になってしまった。
 しかし、今つらつら見ても、全部使っているモノばかりだなあ。
 ちゃんと必要なとき買えば、ムダな買い物は減る……はずなんだけど。  


2002年03月02日(土) スタバ、我が家を浸食

 さらに布を3枚水につけた。今日干して、明日アイロンをかけよう。

* * * * * * * * * * * * * *


 人生には、5年か10年に1度巡りあって、そのときは「もっと極めてみたいものだ」なーんて思って、でも再び5年や10年ほっておかれる出来事があります。
 その最たる例がボウリングではないでしょうか。2ゲームやって、ようやくガーター出さずに、1〜2回スペアがとれるようになったときにはタイムアップ。ああ、今回もスコア100は夢と散る。
 本日、昼頃、カレのCG学校時代の友人から電話がかかってきて、「遊ぼうよ」。で、そのカノジョと4人で、突然、何を思ったか、ボウリングへ(言い出しっぺは私だった気がする)。うーむ、人生3回目の年女にして、ボウリング場でダブル・デートかあ。いつまでも若い人に遊んでもらえて、ありがたいよおばさんは。

* * * * * * * * * * * * * *


 自由が丘のスタバで原稿書こうと思ったが、混んでいて空気が悪いので、「デカフェ(カフェインレス)」を豆で買ってみた。さあ、ちゃんとやらんと。


2002年03月01日(金) MOVIES更新

 『アディクションと家族と映画』、結局そのまま更新しちゃいました。もっと簡単に管理できる方法をあれこれ考えたんですけど、うまくいかなくて。
 それに、あらためてつらつら見ましたら、私の映画感想データベース、けっこうな量になるんですよねえ。いつのまにこんなにたまったんだろうと思って思い返してみると、初めて映画評論を書いたのは、98年の4月のことでした。そうか、もう4年になるのか。
 このファイルをどっこかに引っ越しさせるだけでも大変なので、少しずつ書き貯めていきます。


2002年02月28日(木) 自宅に出勤

 昨日は、途中まで書いたところで、電車が最終になってしまいまして……。
 最近、私もカレも忙しく、週末、ちゃんと時間がとれないもんで、夜はなるべく向こうに泊まりに行くようにしているのです。ちょうど、自宅に出勤している感じ。

* * * * * * * * * * * * *


 あらためて、works更新しました。前回より、ちょっとだけハデなマフラー。

* * * * * * * * * * * * *


 一昨日の日記を読んで、「私までつらいです」という趣旨のメールが数通来た。(もちろんメールくれないでこゆ気持ちになっている人も含めて)
 ごめんごめん。もう、こんなに怒ったりしないから。っていうか、怒りは明日に持ち越さないために怒るので、怨みをため込むために怒るもんじゃないから。
 あなたが傷つかないで。You're OK. You're OK.

* * * * * * * * * * * * *


 綿の布の地直しを、ここ数日で、5枚分ぐらいやりました。「縫いたい!」と思ったとき、地直しされてないと、意欲が消えてまたやりたくなくなることって、ありません?
 これらは昨年の春に日暮里で買った布たちなのですが、これ、どれもすごく気に入っていているんですね。で、そういう布って、自分のにしようか、パートナーのにしようか、とても迷うんですよ。その結果、手がつかない、ってことになってました。
 先週の日曜日、布を全部出してきて、検討会議をやりました。「これは私用」「これはあなた用」てな感じで。おかげで気持ちはすっきりしましたが、さて、どこまで縫えるでしょう。


2002年02月27日(水) ワークス更新

works更新。残りは明日。


2002年02月26日(火) テロリズム体験学習

 今年の1月25日、某匿名掲示板(危険度=中)に、ISLのbbsに訪問者が書き込んだ内容が転記されるという事件がありました。
 ただ、その10分後にはISLをフォローする書き込みがあったこと、また転記された内容は非常に内省的なもので、あざけるのが目的とすれば筋違いであることなどから、その時点で閉鎖はしませんでした。
 ただ、トップページに、「ISLはリンク・フリーであるが、それは、リンクを貼る人にも決定権と責任を委ねることなのだ」という旨の一文を付け足し、注意を促していました。
 しかし、先週の2月20日、またもやBBSに書き込んでいる特定の個人を揶揄する目的で、今度は、危険度=大の匿名掲示板に、ISLがリンクを貼られてしまいました。

 この時点で、これ以上、「安全を保ちながら自由な発言のできる掲示板」の運営を続けていくのは無理と判断し、掲示板の一時閉鎖に踏み切りました。
 また、今年の始めあたりから、上記のようなISLのBBSならではの役割は、すでに果たされたような気がしていたので、今後再開はしないことに決めました。

 同時に、いくつかのコンテンツも、削除することにしました。「着物これくしょん」と、「メインラボ」、それに「道具の工夫」です。
 上記のコンテンツには、今後、「目盛りの引いてある裁断台の作り方」「人が来たときぱっと片づけられる道具箱」「ダーツのないシャツを、肩幅も袖幅も変えずにバストだけ補正する方法」などを更新する予定だったのですが、これらのアップも中止しました。

 これらの情報は、すべてシロウトである私が考案したものであり、有益かどうかは意見が分かれるところだと思います。
 しかし、テロル(=恐怖)が支配するところの本当の怖さは、安全を壊されることによって、こうした、無害な情報までもが地下に潜ってしまうことなのだ、いうことを多くの人に知ってほしいので、このように決断した次第です。
 私のサイトは「洋裁サイト」ではありませんので、技術や情報の提供より、安全保障とは何か、今回の出来事を教材に、体で感じてもらう機会を提供したいのです。
 ソマリアやボスニアやアフガニスタンでは、技術や道具や情報だけがあっても、決して洋裁はできません。
  この喪失感を体で感じることができたら、あなたは、上のような国の人とも、心から共感できる部分が一つ増えるでしょう。
 親愛なる訪問者諸姉よ、どうぞ私と一緒にガマンしてください。

 トラウマを抱えた人は、たしかに嫌われます。
 それは、重いトラウマを抱えた人というのは、今でも心から血を流しっぱなしになっていて、どこに行っても、そこらじゅうを心の血でベタベタ汚すからです
 その血を流させたのは、加害者であって、今目の前にいる被害者ではない。でも、かといって、無関係の第三者が、その人が流した血をいつも黙って掃除してあげなきゃいけないという義務というのもないんですね。
 かくして、血を流しっぱなしの人というのは、一刻も早く血を止めないと、関係ない第三者に、次の被害を与えてしまう結果になってしまうのです。

 ISLの掲示板が多くの人をひきつけてきたのは、「本物の血がある」という理由だったと思います。
 血というのは、「血も涙もある」とか「血が通った」とか、我々が人間である証を見ることができるということなんですね。「そういう雰囲気で、なおかつ洋裁についても話せる」という掲示板を見つけることができなかったので、私は自分で作りました。
 しかし、その一方で、防腐剤を使っていない血というのは、すぐに腐ります。その腐臭が人を引きつけたのだとすれば、もっとマメに、その血を洗い流す必要があったのかもしれません。
 でも、でもですよ。だからって、1000ある過去ログの発言を750もめくって、あんな臭い血、舐めに行くなよ〜。お腹壊すよ。

 さて、私のサイトがリンクを貼られたのは、匿名掲示板ですので、誰がやったのか追跡のしようも、ましてや抗議などできるはずもがありません。
 しかし、私としては、「おまえなんか、赤ちゃんをつくるときに使う器官が赤く腫れて、おしっこしようがエッチしようが、ヒイヒイいって転げ回りやがれ!」ぐらいのことは祈らせてもらってもいいんじゃないかと思っています。あ、私の呪いは結構効くので、「一週間ぐらいで治りますように」とも祈り足しておきます。

 ちなみに、トップページのイラストの元ネタは、パブロ・ピカソの『泣く女』です。
 私は泣いているのだ。で、泣いて、初めてのイラストレーターで絵を描いちゃったのだ。(下手でゴメン)


石塚とも |MAILHomePage

↑エンピツ投票ボタン
My追加