六本木ミニだより
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2006年11月12日(日) |
ジャケットコート、やっと縫ってます。 |
4月からお教室で縫っているコート、放置してあったのですが、やっとエンジンがかかり始めました。
このコートは前あきが比翼です。ブティック社の部分縫いの本(学校にある)を見て進めましたが、とくに難しくなくできました。作業する前は「なんか難しそう〜」と思ってびびっていたのですが。
作業を始めたら、はやいな〜。ほんとに最近、手が早くなりました。
2006年11月11日(土) |
東京の合コン、大阪の合コン。 |
今週、知人と話していたときにふと思い出した、昔、女性雑誌時代に取材した話なんですけど…
東京の合コンでは、そんな話、聞いたことがないんだけど。(って、そんなにやったことないけど)。
大阪の合コンの場合、 女性は途中でさりげなくトイレに行き、その場で、「Aちゃんは、X君がいいのね、BちゃんはY君がいいのね」と、意見調整する。 これが何度か繰り返され、合コンが終わる頃には、誰が誰、というマッチメイキングが水面下でできあがる。 みんな、自分のお目当ての彼にアタックするにあたり、他の人からジャマが入らないかわり、他の人の恋路を邪魔してはならない。
だ、談合だ…(笑)。 っていうか、ビジネスの公開入札で談合するのはやばいのだけれど、本当にこれが機能するなら、すごい折衝能力やなあと今でも感心するのであります。 でも、本当ですか? これ。今でも知りたい。
2006年11月10日(金) |
もしも「あなたのもとを去らないよ」と約束した人が去っていってしまったら… |
2007年2月に公開される『ルワンダの涙』、そういう映画でした。
青年協力隊の一員としてルワンダにいるイギリスの青年教師、ジョーは現地の娘で走るのが得意なマリーと、なんとなく思いあっている。94年4月の暴動後、この学校を基地としていた国連軍が撤退を決めたため、ツチ族の避難所となっていた学校は、丸裸状態に。この国連軍の最後の撤退で、ジョーは、軍と一緒に引き上げてしまう。
この後フツ族の虐殺の部隊となったこの学校は実在するが、ジョーは実在の人間ではない。マイケル・ケイトン=ジョーンズ監督によれば、彼は、「北側社会の人間の象徴」とのこと。途中までは人助けのつもりでやってきて、本当にいい人だったし、現地の人たちとも交流があった。しかし、最後の最後で「離れる」という選択をしてしまった人だ。
5年後、虐殺を生き延びたマリーは、イギリスのジョーのもとを訪ねる。「なぜ逃げたのか」という問いに、ジョーは「死ぬのが怖かったから」ととても正直に答える。マリーはいう。「夜中に、生き延びようとして暗い道を走っていたら、あなたが私を実況中継する声が聞こえてきた。走っている間中、ずっと」。平和だった頃、熱心な教師ジョーは、よくそうやって彼女の才能を伸ばし励まそうとしたのだ。 ジョーは最終的にはひどいやつであったが、人間の記憶というのはそういうふうには働かない。また、人間が全面的にひどいやつということもできない。マリーとジョーの複雑な関係が、とても人間を描き出していて泣けました。
虐殺シーンは、『ホテル・ルワンダ』よりむごいし、ヒーローがいないところも考えさせる。
秋になったので、りんごジュース、復活。 甘い! ジュースにすると、噛むと少しずつ出てくる甘みが一気に口の中に広がるので、甘いもの欲が一気に満たされます。
ところで、グラス一杯をジュースで満たすのに、日本のみかんだと5個ぐらい必要、りんごは1個でグラスからあふれるほどできてしまいます。ちなみに、ほうれん草も水分が多く、3分の1わぐらいでグラス一杯。 なんとなく、水分の多い順って、ミカン≧りんご≧ほうれん草だと思っていたけど、全然違いました。
2006年11月08日(水) |
フーベルト・ザウパー監督記者会見 |
12月にシネマライズで公開される『ダーウィンの悪夢』のフーベルト・ザウパー監督の記者会見に行ってきました。 こういう社会派の映画の監督の会見は、取材する側もされる側も内容が白熱していて、中身が濃いです。
この映画を見て私が一番悲しさ、やりきれなさを感じるのは、アフリカでこれほどまでに経済格差や暴力、飢え死にする人が出るほどの貧困を引き起こしているにも関わらず、それによって富がもたらされている日本やヨーロッパ先進諸国の人たちの心が、必ずしも『幸せ」といえないところです。なんだかそれじゃ、搾取された人が浮かばれないと思いません? 経済交易によって喜びがもたらされない関係の中で運ばれてきた食品が、どんなに高タンパク低脂肪であっても、それを食べて健康をもたらしてくれるのだろうか?
ジムで、ボディ測定をしてもらいました。 測るのは、8月の中ごろ以来、約3ヶ月ぶりです。 体重は変化なし。でも脂肪が0.9キロ減って筋肉が0.9キロ増えてました。体脂肪率も25%から23%に減ってました。。。。嬉しかった。 体質的に筋肉は絶対つかないと思ってたけど、やればできるもんですね。
2006年11月06日(月) |
家が…机の上が…頭の中が… |
毎日何か書こう! と思っていたのに、最近さぼりぎみ。いかんいかん。
ここ数日間で、ちょっと変化があったようです。はっきり感じるのは、妙に家が広く感じることです。しかも片付いているし。自分で片付けた記憶ないのに(笑)。
そして、机の上も物がなくなってきてます。 実は、引っ越して以降、ぐらいかな? また机の上に物がやたらとたまるようになった。紙(書類)なのに、ものすごい「たまってる〜〜どよよ〜〜ん」みたいなエネルギーを発していて気持ち悪かった。 それが、山が粛々と高度を下げていき(笑)、台所とかもみょーにキレイ。
化粧品神隠しのせいかな? メモとり生活のせいかな?
おじさんのトラックに行ったらセロリ(大束、10本以上ついている)、ほうれんそう、にんじん3本、りんご3個、柿2個合わせて1000円だった。セロリは使い切れなさそう、と思いましたが、すごい生命力で「買って! 買って!」光線を出しているのでつい買ってしまいました。 火曜日はほうれん草、きゅうり4本、にんじん2本で200円だった。それ以外に先週の土曜日に買ったきゃべつも残ってます。 ちょっと買いすぎです…。
日曜日の法事でいただいたお菓子(叶匠壽庵(かのうしょうじゅあん)!)がたくさんあったので、原発事故を題材にした恋愛映画(!)『見えない雲』のグレゴール・シュニッツラー監督のインタビューにもって行きましたら、場がものすごく盛り上がりました。日本のお菓子はどういうものか、という話はもちろん、「法事」とは何か、という話にまで及んだからです。外国人監督や俳優は2〜3日しか日本にいないわけですし、何から観光したらいいかわからないわけです。しかも映画監督というのは人間観察が仕事であり本能みたいな人たちですから、こんな、日本の生活がかいまみえるギフトはきっと楽しかったことでしょう。今あらためて立場を逆にして考えてみてもそう思います。 監督は「これ、日持ちするの? ドイツに持って帰ってもいい」とまでのたまう大ノリぶりでした。
今まで「仕事のときは仕事!」と公私混同をしないようにけじめをしてきたつもりでした。が、これからは、外国からの映画監督や俳優の取材のときは、ちょっとした日本にギフトをもっていくのも悪くないなと思いました。いつも「これ、法事の引き出物なんです」というわけにもいきませんが(笑)。
今日は「生きるのって苦しいぜ」という映画を2本見ました。 一つは「僕は妹に恋をする」。キワモノに感じているのにどうしてもひかれてしまう本能のままに行ってみたら、大当たりでした。「NANA」に続いて、こんなタフなもの読んでいるのか今の若い子は。でも、そのことに未来を感じているのは(彼女達は十分に頭がいい。昔の少女は、13、4の頃から源氏物語読んでたんだから)「金曜日」に書いたとおりです。 もう一本はマーティン・スコセッシが「インファナル・アフェア」をボストンのマフィア潜入捜査官に置き換えた「ディパーテッド」。 これは面白かった。スコセッシも、あと、もう「様」をつけないほうがいいレオ様もすごくはまっていました。来年のアカデミーは「父親たちの星条旗」に一票ですが、これもかなり良かった。 「インファナル・アフェア」とは「無間地獄」という仏教用語の英訳ですが、「ディパーテッド」もキリスト教用語で「死人(でも救われてない、というニュアンス)ということらしいです。
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