毒茄子
レガお君



 鬱憤源は実家

肌荒れ炸裂。

朝から顔半分腫れてて気分最悪。
やっぱり畑違いの精神科実習は
かなり応えてるのかなぁと。
家事もちょっと慣れた感はあるけど
毎日帰ったらそのまま台所で
座るのはごはん食べるときが初めて。

それでも今日はオットが
肩を揉んでくれて嬉しい。
病棟実習はクーラーがきつくて
冷房だけで肩がバリバリに凝る。
寝るのは相変わらず畳に座布団で
早く普通に暮らしたいなぁと。

実習は本日外来見学で
学生が院長の診察を見学。
が、見てきたものを聞いて驚く。
診察室には灰皿があって
3人診察しては休憩でタバコ1本。
また3人診たらタバコ1本。
そんな感じで進んでいくらしい。
自分の病院とはいえ診察室で喫煙って
常識も何もあったもんじゃない。

診察中に患者さんと話してて
院長が椅子蹴ったり机叩いたり
結構激しい感情表現もあるみたいで
学生が「ああいうモンなんですか?」
って聞くから嫌になる。

精神科って偏見が多いとか
ケアのレベルがとか色々言われてるけど
見てて「????」な事は多い。
薬の副作用でパーキンソン的な症状が
出まくってる患者さんは
お風呂に入ればモノのように洗われて
じっくりその患者さんの出来る事を
待ってみるなんて絵空事みたいになってる。

自分が働いてた病院がいかに恵まれてて
自分がいかにキレイ事に染まってたか
なんだか今になって思い知らされたような
変な気分の毎日。
本当は私のしてきた仕事が
キレイ事とは思いたくもないし
キレイ事の域にも達していない
ごくごく基本的な看護だったんだと思うけど
何が普通なのか見失いそうになってる。

実家の母親が電話をしてきて
「ちゃんとご飯作ってるのか」とか
「朝ごはん食べてるのか」とか
色々聞くのがうっとおしい。
私なりに必死にやってるし
オットも文句は言わない。
実家では滅多に母親が作らなかった汁物も
私は毎日バリエーションつけて考えてる。

「ちゃんとやってるの?」って
聞いたところで出来る事はやってるし
今、出来てないことが
出来るようになるわけもなく
現状は変わらないんだから
イチイチ聞かないで欲しい。
聞かれて「それなりにやってる」って
答えたら答えたで「ホンマに?」って
信じられないなら聞くな。

何がイラつくって実家からの電話が一番。

2004年08月24日(火)



 開店まで3分

夏休みは完全に終了。

今日から実習でしかも病院が遠い。
6時57分とかいう電車に乗るんだけど
朝ごはんとお昼ごはんを
駅前のハートインで買おうと思って
早めに家を出たら営業は7時から。
朝7時前と言っても
結構な人が乗り降りしてるのに
せめてもう30分早く働けよ。店員。

せっかく早めに家を出たのに
店が閉まってたらする事がない。
朝ごはんも食べられない。
早い電車に乗っても
新快速の乗り継ぎを考えたら
結局次の電車と一緒で
単に待ちが長いだけという
もう最悪の結果。
しょうがないからキオスクで
カロリーメイトを2箱買う。

久々の実習で白衣を着ると
さすがに気分がピリっとする。
夏休み明けの学生はボケボケで
朝から遅刻ギリギリとか
ツメ伸び放題とかいい加減にしろ。

精神科の実習は自分の学生時代以来で
独特の雰囲気に飲まれそうになる。
学生は無邪気に患者さんと
ホールでトランプとかしてるけど
私はハイテンションの患者さんに
「きゃー。学生さん?先生?
カワイー」と追い掛け回されて対応に困る。

お昼ごはんが買えなかったから
病院の売店に行ったら張り紙。
「昼休みは12時から1時まで」
はぁ?
見事な商売気のなさ。

古い病院なので詰所の中に
デンとオートクレーブがあったりして
なかなか面白い。
延々と夜勤からの申し送りを
学生も聞かないといけないんだけど
内容はと言うと
「○○さん、昨夜眠前ラキソ3滴。
反応便ありません」とかで寝そう。
3滴ってねぇ。
向精神薬の便秘に効くのかねぇ。

見るもの聞くもの新鮮な一日は終わって
家に帰って食事の支度をしてると
まずは妹から電話がかかる。
ハンバーグをこねてて手が汚れてるので
オットが電話に出てくれる。
もうしばらくしてまた電話があって
今度はオットの実家から。
暗にいっぺん帰って来いという内容らしい。

結婚してからというもの
新居からお互いの実家に電話した事はなく
ご両家とも様子を見ながらも
そろそろシビレを切らしたのか?
オットはともかく
私の周りでは結婚してから毎日
実家に電話してる嫁さんの話を聞く。
寂しいというか、ヒマなのか?

便りがないのは良い便り。

2004年08月23日(月)
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