毒茄子
レガお君



 残業は贅沢

爽やかに晴れてるけど

実は朝から警報が出てるらしく
オットはTVの前でキャアキャアと騒ぐ。
高校はちょっとした警報で
あっさり休みになるらしく
そうなると自分も休みになるもんだから
一生懸命警報チェックしてる。
が、うちの近辺は警報が出ながら
肝心の学校近辺は注意報のみで
観念して出かけていく。

うちの学校は「大雨」「洪水」「暴風雨」
の3拍子が揃わないと休みにならない。
当然そんな事は滅多にないわけで
今まで警報で講義や実習が飛んだ事なんて
何十年の歴史の中でほとんどないらしい。
前の大きな台風が直撃した九州で
その3拍子が揃ってたけど
確かにあの状況じゃ実習どころか
外出が無理やわな。

私は今警報なんか出されると
講義の準備に響くわけで大変困る。
来週からはまた実習だから
日数が減っても内容は減らない訳で
それを考えるとやっぱり困る。

おまけに今日は職場の健康診断もあって
午後から外出の予定。
うちの職場は三十路に入ると
採血があって前食が禁食になるんだけど
私は採血ナシのお手軽検診最後の年。
このまま誰も20代が転勤してこなければ
うちの学校はまたall over30's。

昨日は初めて夕食をさぼった。
今日は検診で早く帰れるから
ちゃんとごはん作ろう。
で、明日ぐらいまた手抜きして
金曜が私だけ先輩と外食だから
木曜はゴマすりディナーを作ろう。
うー。遊ぶのにイチイチ気を使うのね。

昨日オットと話してて
奴は「残業は優雅じゃない」と言う。
でも、私にしたら残業して
自分の思うペースで働けるのは
ある意味贅沢だと思う。
いくらその分お金がもらえるとしても
帰っての家事も考えると
ノンビリと仕事だけしていられない。

サクッと定時で帰って
ちゃんとごはんを作ろうと思ったら
仕事の量が減るわけじゃないから
時間内の仕事の密度を上げないといけない。
それって結構大変で
残業しながら優雅にこなせたら
どれだけ楽だろう。

オットは朝出かけるのが早くて
その分帰りが早いから余計に残業がしにくい。
既婚の同僚はみんな夫の帰りは遅くて
少々残業したところで夫が帰るまでに
食事の支度はできるらしい。
まぁ先輩主婦で家事の手際が良いのもある。
オットよ、残業しろ。
それなら私も気が楽で、残業手当で財布も楽だ。

主婦が働くのはやはり難しい。

2004年09月07日(火)



 連ドラ撮影

台風来るかな?

昨夜は地震で大騒ぎ。
うちはごはん食べて床に転がってたら
ぐらーん、ぐらーんと揺れて
船酔いみたいで気持ち悪い。
うちの近辺は
震災で結構被害があった場所だから
立て換わったマンションは
免震かなぁとか
色んな事を考えながらゆらゆら。

オットの実家は和歌山方面で
何も起こってないかはいちおう心配。
なので奴に実家に電話して
様子を聞くように言ったら
「別に大丈夫やろ」って。

大丈夫でも連絡ナシは良くない。
奴にその気がなくても
「息子が冷たいのは嫁のせい」とか
思われたらとんでもない。
が、オットは動かないし
実家の電話番号も言わないから放置。
ふん、自分の実家は自分で面倒見ろ。

1年生の実技テストが近づいて
みんな練習に熱が入る。
という事で様子見に行ったら
42度近くの熱々のお湯に
いきなり患者役の学生の足を
ボチャンとつけたりしてて危なっかしい。
身体を拭いてもらって
リラックスしてた学生の顔が
熱いお湯で一瞬怖くなる。

お題は石鹸清拭なんだけど
石鹸用のベースンと
ふき取り用ベースンがごっちゃになって
キレイなお湯に間違って
石鹸のついたタオルをつけた途端
透明なお湯にモワッと石鹸が溶けて
学生が「げ」という顔になったりで
側から見てる分には面白い。

この実技テストに合格しないと
この先の基礎実習には行けない。
という事でみんな必死なんだけど
なかなか「おお、上手」
という子がいない。
タオルの絞り方もぎこちないし
拭き方も拭くというか撫でてるし。
さぁて、どうなるか。

今日は家の前の通りで
ドラマの撮影をやってる。
いつもは向かいの居酒屋に
おっちゃんが集まって騒ぐから
結構遅くまでうるさいんだけど
ロケがあるから今日は静か。
ドラマと言ってもNHKの連ドラで
キャスティングは渋め。

という事でギャラリーも
おばちゃんばかり。
オットは「えー連ドラーしょぼいー」
とか言ってたくせに
結構撮影中にウロウロしてて
ミーハー丸出しで可愛い。
私は山西トオルのアゴと
ばんばひろふみが見たくてウロウロ。

山西氏のアゴは本当にでっかくて
見事にただの不気味な植木屋さん。
ばんばひろふみも作業着を着てたら
見事にふつーの人で
それはそれでものすごい
演技なんだなぁと。
芸能人オーラ漂ってる植木屋って
植木屋としてはリアリティないし。

物陰から覗いてるつもりが
バッチリ画面に入るらしく
退去命令を頂く。
オバちゃんたちは容赦なく
「ちょっとーこっち向いてー」
「かわいいなー応援するよー」
って声かけまくり。

オットの実家からの電話を初めて受ける。
姑と喋るのも緊張するので
自然と臨床でやってたような
営業用喋りになる。
という事で電話を切るとオットが
「お疲れ様」って。

なら、電話ぐらいお前が取れ。


2004年09月06日(月)
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