楓蔦黄屋
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2013年02月20日(水) |
またの名をリビングスクラップ |
「甘ん汁」という言葉を全くの思いつきで書いてみました。 こんにちは、家庭内ルンペンことグリコです。甘ん汁舐めて生きてます。
先日、わたくしのかわいい姪三姉妹の末っ子(齢一桁)が 会うなり「雀鬼ですかー!」と叫んできました。
元ネタはもちろんふわよんです。
その後も「ノンケですかー!」「奥サ〜ンソレハ『メゾルミン』デッセー」と 次々にはなこワードを繰り返す末っ子(齢一桁)。 しかもニコニコ笑いながらちょっとはにかんで、などではなく まるではなこが憑依したかのような全力の表情と声量とテンションで再現してくれる末っ子(齢一桁)。 聞けばこの時だけではなく、普段からちょいちょい叫んでくれてるらしい。 嬉しかったけどおばちゃんちょっと怖かったよ。
わたくしの可愛い姪三姉妹の次女(口癖:「あ〝?」)は 同人誌版ふわよんをこともあろうにおうちの外へ持ち出して、 自分のテリトリーにちょっとしたふわよんブームを巻き起こしてくれたご様子。 お陰で在庫がちょびっとですが旅立ってってくれてます。 え、つーか君、そんなにふわよん好いててくれたの?ふだんそういう素振り全然見せないくせに。エレキングで目が肥えてふわよんなんか見向きもしないかと思ってたよ。可愛い奴め!おばちゃんの中でお前はすでにツンデレ認定だ!
ちなみにわたくしの可愛い姪三姉妹の長女(見た目だけなら18歳)は 相変わらずゴールデンレトリバーみたいな愛しさと切なさと心強さで包んでくれました。 ふわよんにもクスッと笑ってくれるみたいです。
しかしまあ、子供受けなんざ全くもって度外視してたから、こうやって子供たちのリアクションが生で感じられるのはまったくの予想外だし嬉しいもんです。 まあ子供受けの前に身内受けっちゃ身内受けなんですけど、身内受けだってもちろん度外視というか「まあまず絶対にしないだろう」と思ってましたから、母や姉たちが「面白い」と言ってくれたときはやっぱりビックリウレシかったです(奴らはつまらない時には容赦してくれない)(ちなみに父と義兄のハートは未だ掴めず)。 いいんですよ身内受けで。身内受けしないモンは大抵外にも受けないし。 まあ身内受けしたから外受けするってモンでもないですけどね。
だからっつって描く気が起きるかっつーと、それはまた、別の、お話(ベルエキップ)。
iPad miniの話題でもしましょう。
だいぶ前に我が家でiPad miniを購入しました。 私自体はそれほど興味なかったので、買ってきたのを見てもふーんという感じでしたが、 便利ですねこれ。特に本を読むのが。
「興味はあるけど、買うほどでもないしどうしようか迷う本」というのは 大人になるにつれて結構増えていくものだと思うんですが、 そういった類の本は、ずいぶん電子書籍で買うようになりました。 個人的に、いちど読んだら二度と読まないような本が部屋に増えていくのはストレスに感じる性分なんですが、 電子書籍だったら体積がないので迷わずサクサク買えるしサクサク読める。なんてすてき。
値段も、わずかではありますが書籍より安いのも私にはウレシポイント。 あとポイントが貯まりやすい&ポイントで本をまた買えるのもかなりウレシポイント(ポイントポイントうっせえな)。
あと私はよく寝転がって本を読むのですが、 ページをめくらなくていいので手の疲れ方が全然違います。 これは予想外のウレシポイントでした。
つっても「やっぱり本を読むのは紙が良い」という人が何人もいるので そう言う人には向かないんでしょうけどもね。 かく言う私も、最初に電子書籍を見たときには「紙以外で本を読むなんて邪道だ」ぐらいに思ってましたし。 むしろiPadで本を読んで初めて「あ、俺、紙じゃなくても何でも読めるわハハハ」と気づきましたし。
どうやら自分は、文章さえあれば木片でも石版でもチラシの裏でも何でもいいらしいです。本好きじゃなくて文章が好きなんですね。お菓子袋の裏のコラムとか必ず読みます。 媒体にこだわりがあるような粋な人格ではないんです。野暮です。よく考えなくてもわかりそうなもんですね。だって俺だし。 何で紙じゃなきゃ邪道だつって怒ったんですかね。まあ小学校の頃に読んだファンタジーの思い出が強いのもあるんでしょうけども。買ってもらったときや図書館から借りたときのワクワクした気持ちに付随する、本の重みや匂いって忘れがたいですもんね。 でもまあ、要は紙にこだわりがある通ぶりっこしたかったんでしょうね。そういう性分なんで。 そのわりに本を雑に扱って旦那から随分怒られたりしてます。 人様から借りたのは丁寧に扱いますよ? でも昔友達から借りたCDのケースは割りました。
取っておきたい本や漫画は紙で買いますけどもね。 でも買う前にiPadで差し出されたら間違いなくそっち先に読みます。 本当に本を愛している人からは「こーゆー奴が日本の文芸界をダメにしていくんだ!」と怒られそうですが、 紙媒体だけを求めてたら結果として紙媒体なくなっちゃうであろうのが現状ですからね。 紙書籍ばっかり買えるお金持ちならいいんでしょうけども、図書館などでレンタルしたり古本屋で買うだけでは作った人にお金が入りませんし。 電子書籍が売れなくなったら紙媒体も間違いなく売れなくなってしまうと思うので、少なからず貢献はしてるんじゃないですかね。と思うんですがどうでしょうね。
話がそれますけど、この文章もiPad miniの音声入力で書いてます。ラクー。 どうやら私は「楽なこと」がものすごく好きみたいです。
2013年よ、おはよう!グリコは今年も寝坊します!
ツイッターでもグリコ屋でもいい子ぶるようになってからだいぶ経ちますね。 いい子ぶるの大好きです。本当にいい子ではないのですぐ底が割れますが、でも 誉められたい優等生気質なのでいい子ぶるのです。 だからよく漫画で出てくる「いい子でいるのはもうやめなよ!」的なセリフに まったく共感できませんでした。意味わかりません。 でも本物の優等生じゃないからやっぱりすぐ底が割れますが。
だからドラえもんに出来杉くんが出てくると嬉しくなります。本になる代わりに未来に連れていく話とか大好きです。 30過ぎてようやくありのままの自分を見つめられたとき、どう考えても自分はのび太でしたが。 あやとりと射撃の無意味さよ。
というわけで、昨年末に 人生初コミケに行ってまいりましたが その話はまた後日。
新年あけましてシクヨロ。今年もおめでとう。
近所のコンビニでメール便を出しすぎてるので おそらく店員から「メール便子」とあだ名をつけられていると思います。 こんばんは。あなたのメール便子です。
というわけで、ここでもせーんでーん!
「海沼実のうたほん もっと歌が上手くなる、好きになる」
東京新聞社(中日新聞社) 著者:海沼実 マンガ:グリコ
4コマつき歌唱レッスン本です。 4コマの部分を私が担当いたしました。 表紙に出ている黄色い鳥は「歌のカナリア先生」。 後ろにいる面々は、この先生が開いている歌の教室の生徒たち、という設定です。
本を買ってくれた友人に「この生徒たちは実在すんの?」と聞かれたんですが、 実在しません。モデルもいません。ふつーに私が考えたキャラです。 あまりないことですが、のびのびしすぎのこのキャラたちは1発目のラフでリテイクなしに採用されています。 本当に自由に描かせていただきました。得がたい経験です。
そうそう、著者の海沼実さんというかたはすごいかたなんですよ。 音羽ゆりかご会といえば日本で一番古い児童合唱団じゃない! 吉永小百合とか河村順子とか松島トモ子も出てるのよね! 川田三姉妹なんか私たちの代じゃ有名よ! というのがmy母(63)の談ですが、その音羽ゆりかご会会長でいらっしゃいます。 あと全日本音楽教室指導者連合会会長。他にも肩書きがいっぱい。 ちなみに「全日本音楽教室指導者連合会会長」というのは ざっくり言うと「全国のカラオケ教室の先生、のトップ」ということだそうです。 ご本人もいろんなコンクールで入賞されている歌唱のプロです。 「ヤン坊マー坊」の歌ってあるじゃないですか。あのマー坊は海沼さんなんですよ。個人的にはそれが一番衝撃的でした。
ですが私にとっては海沼さんはまず「少林寺拳法の道院の先輩」でして、 恥ずかしながら上記のような経歴も他の先輩から教えてもらったもので、聞いたときは度肝を抜かれたものでした。 普通に柔法の技とか練習でかけさせてもらってました(しかも素人だから力の加減ができなくておもっきしバン!とかけたりしてた←よろしくない)。 あー、やりてーなー少林寺拳法…(遠い目)。
以前「怒濤の10月」とか言っていましたが、 この「うたほん」がそのひとつだったわけです。 こうやって今回紹介できて、ひたすら嬉しいです。 なんせ「グリコ」と名前をのっけてもらった初めての商業本ですから。
やー感慨深い。 図書館に通ってひたすらコツコツとネームやった思い出が蘇りますね。 私ふだんネームをコツコツやんないもんですから、非常に印象深いです。
コツコツとネタ出しして
コツコツとネーム出しして
コツコツと画稿やって
コツコツとセルフボツなんかも
というわけで「うたほん」、下記リンクからAmazonで買えます。
(リンクに画像が表示されてないですけどね…) 現時点でAmazonの在庫は1冊。買ってくれたかたありがとうございます!ありがとうございます! 他のネットストアでも発売しております。 ■honto ■boox store ■紀伊國屋書店BookWeb ■セブンネット ■TSUTAYA online ■livedoor BOOKS ■カラメル ■JBOOK こちらではまだ在庫ありそうです。
さんざんブログやツイッタでも宣伝しましたが、 とにかく読みやすい、楽しい本です。 歌をやるかたも、マンガだけ読んでたいかたも、 すべてのかたに自信を持ってオススメできる逸品です。 よろしければぜひ。
近々特設ページなんかも設けようかと思ってます。 一生に一度あるかないかのことだからね!しつこいのは許して!
※注)my母(63)のセリフに関しては、まあmy母(63)の言うことなので信憑性充分とは言いがたいのですが、一応合ってると思います。
楓蔦きなり
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