楓蔦黄屋
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2020年12月23日(水) 辛丑・お風呂

お風呂に入る気がおきないなあ。

長年勘違いをしてきたが、
私にとって毎日の入浴はリラクゼーションではなく
義務なのだと知った。

銭湯とか、スパとかは大好きなのだ。
大きな湯船につかるぜいたく、あれこそはリラクゼーションだ。

でも身体を洗う行為は義務。歯磨きと同じ。
そしてうちにはたっぷりとお湯にたゆたえるほどのだだ広い浴槽はないので
毎日の入浴は完全にオール義務だ。

しずかちゃんは何が楽しいんだろう。

でもお風呂に入らないと汚れるのだ。
寝てるあいだに汚れるのだ。
人は寝てるあいだにコップ一杯の汗をかくと聞く。
お風呂に入らないと、身体にたまった垢がその汗と混ざり合って
起きたときけっこう汚れてるのだ。
私は垢もけっこう出るタイプなので。

で、お風呂をリラクゼーションと思っていた頃は
もう面倒くさくて仕方なかったが、
これは義務なのだと思うと不思議なことに面倒くささが軽減する。

今日は夜にスピッツのオンラインライブチケットを買ってある。
スピッツのライブなんて劇的にひさしぶりだ。隼ツアー以来だ。
新譜は必ず買ってきたが、ライブは行っていないので
本ライブのチケットはことごとく外れた。

そのひさびさのオンラインライブをお風呂に入らない身体で観るってのはなあ。
やっぱりゆっくりさっぱり観たい。

こうして日記を書くことによっても、お風呂に対する面倒くささが薄れてきたことだし
さて、よしお風呂いれよう。

明日はクリスマスイブだね。

そうそう、今日で仕事納めでした。
一年間お疲れさまでした、トゥーミー。本当に今年はよくがんばったと思う。

2020年12月21日(月) 戊戌・冬至・好きでないもの

冬至。
ゆず湯に入ったりはしなかった。
でも冬至。夕暮れがきれいだった。

ライブカメラにハマっている。

毎日、世界の気になった都市を3つほど巡回している。
もともとは東京のライブカメラで
朝なんとなく「出社感」を部屋の中で感じてから仕事をしたくて見始めたのだが
そういえば世界を見られるんじゃないかと思って見ている。
外国ではたいてい昼夜が逆転していて面白い。

ライブチャットも楽しめる。
日本語をほとんど見かけないからだ。
何言ってるかパッとわかんないからめちゃくちゃ気軽だ。

私も英語でやる。
でも合ってるかわかんないから一度DeepLで日本語にして
おかしくないか確かめてからやる。
たいしたことは打ってないから英語でもできる。
英語以外の言語は日本語を翻訳してぶっこむ。

チャットもその場その場で、なんとなくお国柄みたいなものが出るから面白い。
けっきょく、一番のんびりして平和なのが東京だ。
みんな優しい。

ニューヨークはトランプのことばっかり話している。
私はパンダのことばっかり話した。だっているんだもん。パンダ。

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そろそろ何かを学ぼうとして興味のない本を読むのをやめようかと思う。

今年、2冊ほどそれで失敗した。
それなり生きてきて、もう自分には好きでないものから学んでるヒマはないんだな、ということがわかった。

友人が星読みの勉強を始めている。
この先はもう身軽に、フットワークを軽く生きていったほうがいいとのことだ。
腐れ縁も切っちゃっていいとか、地位も名誉も気にしないとか。

人の口から語られるものはあまねくフィクションだ。
創作の意識なく事実を語っていても、人の口を通した瞬間それはフィクションになる。
と私は思っている。

だから話半分に聞くのがちょうどよいと思っている。

友人の忠告もありがたく、しかし半分だけ受け取る。
心にひっかかってるな、と思ったものだけ考える。

好きでないものがたくさんある。
好きなもののほうが少ない。

好きでないものに心と身体を動かさない準備を、
この30代最後の歳に1年かけてしようと思う。
四十にして惑わない準備だ。

好きでないものに心を動かさないためには
まずは初動が肝心だ。
何事もまず心構えだ。

しかしどうしたらよいものか。それを1年かけて学ぶ。
2020年の目標は「wrap around fluffy」だったが、
2021年の目標は「好きでないものに心を動かさないための心構え(仮)」かな。


2020年12月12日(土) 己丑・熊蟄穴・ピアノ弾き語り

ピアノ弾き語り活動を、ぼちぼち再開しようかなとひそかに画策している。

あまり集団行動に向いていないのに大学時代はバンド活動をしていた。
ピアノは弾けるが、東京事変のコピーバンドでもないかぎりは
キーボード活躍の場は少なくてつまらないのでもっぱら歌を歌い散らして満足していたが、
卒業してからあるときを期にピアノの弾き語りを始めた。

もっと早くに始めればよかったと思うが、
私は長いこと「弾きながら歌う」ができなかったのだ。
練習してみたらできた。できるもんだった。

初めて1人で弾き語りとしてステージに立ったときは
その心細さにビックリしたものだ。
バンドのときはステージ上のプレッシャーを分散してもらっていた。
1人だと緊張がその比じゃない。ピアノの発表会より緊張する。声を出さないといけない分。
MCとかも初めてやった。なんかおかしなことばっかり語ってた気がする。
でも仲間の和を重んじるバンドよりもはるかに自分に向いていると思った。私は自分勝手なので。

自分の歌ってる歌とか聞き返したくないですが、
弾き語りするのは大好きです。自分の姿みえないし。

弾き語りのライブを主催してみよっかなんて友だちと言ってたけども、
そうこうしてたら子どもが生まれて、仕事も忙しくなって
いったん保留となった。

そうこうしてたら、ちょっとではあるがピアノ練習しよっかな、とふと思うぐらいの余裕は生まれてきた。

じつは楽譜はコツコツ買いためてはあるのだ。
弾いてみたいものが10曲ぐらいある。

家の近くにスタジオもある。今も営業を続けてくれている。ありがたい。

まだ友だちがライブしてくれる気があるかな。あるといいな。


2020年12月07日(月) 甲申・大雪・歳時記カレンダー

ヘンな夢をたくさんみる。

たいていは仕事が進んでいなくて、納期ギリギリになるとたくさんみる。
起きているときにあせることはほとんどなくなったが、
やっぱりそのぶん心のどこかでストレスを感じているのかもしれない。

さっき昼寝したときには蘭寿とむさんとお会いした。
夢の中でもおきれいだった。

起きてしばらくしたら、家族が宝塚版「逆転裁判」を観はじめた。
…予知夢?

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ある時期から、歳時記カレンダーを仕事部屋にかけている。

「山茶始開」(さんちゃはじめてひらく・椿が開花する頃のこと)や
「朔風払葉」(さくふうはをはらう・冷たい北風が木の葉を散らす頃のこと)や
「橘始黄」(たちばなはじめてきなり・柚子やミカンなどが黄色に色づき始める頃のこと)など
カレンダーでなんとなく意識してるとまさにその通りになってたりして、
なんというかちょっとした魔法気分だ。
呪文を唱えたらその通りになっているというか。
本当は逆なんだけども、それも含めてちょっとしたマジックショーのようだ。

もしくはアドヴェンドカレンダー感があって楽しい。
クリスマスまでのカウントダウンじゃなく、毎日送られる小さな贈り物感があるというか。

歳時記カレンダーを作っている人に心から敬意と感謝を。

2020年12月02日(水) 己卯・橘始黄・ちょきん

部屋をきれいに保つことについてわずかばかりではあるが前進できたんだから、
経済観念においても育てようと思って遅すぎることはもしかしたら
ないんじゃないかと思いはじめてきたお。太鳳。

わりと欲しくなったらすぐ買ってしまうタチだ。

昔に比べたらさすがに少しは考えるようになってきたが、
ひょんなことから小金が入ったりするともう財布のヒモはガバガバだ。
財布のヒモっていうか、指から流出するクレカの情報が。

世の中には借金に抵抗がある人もいると思うが、
クレカ程度ならば私はあまり抵抗はない。
要は返せばいいからだ。
返さないから大変なことになるわけで、ちゃんと返せば別に何の問題もないのだ。

「正しい借金ならば、返していくことで逆に信用になる」というのは母の主張だ。
奨学金を返済し終わったとき、ちょっとだけその意味を実感した。

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しかしまあ、ここらで少しは「お金を使わないでとっておく」という技も身につけたほうがいいのかもしれない。
家のローンをわずかではあるが背負っている身としてそう思う。
奨学金のときの経験で、自分は「借金を返すために働く」のが別にイヤな性分ではないことを知った。
ならばお金をお金のまま所持できるよう精進するのもいい経験になるかもしれない。

そういうわけで、ちょっと前からやってみたいことがあった。
それは「つもり貯金」だ。

カードの支払額を見るたび、「このお金を全部貯蓄に回したらけっこういい額いくよなあ」と思っていた。
それを実行するのだ。
何か欲しいものがあったら、お金を支払う感覚でメイン口座から貯蓄口座へ振り込む。

最近、それを初めてやってみた。

おお。
わりと抵抗があった。
「こんなの買っちゃって本当によかったんだろうか」という後悔がほんのり芽生えた。
モノが手に入るときはまっっっっったく感じない類の後悔だ。

ただ口座の額がマイナスになる(実際はならないが)だけなので
次にお金を使う抑制力になりえるな、これは。

ちなみに1ヶ月以上経ってもまだ欲しかったら
そのときは迷いなく貯蓄口座からお金を払って買ってよいルール。
なのでガマンしているという感覚は一切ないのも有効だ。
むしろちょっと購買欲も満たされてる。

さて、この方法は私に合ってるだろうか。



楓蔦きなり

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