楓蔦黄屋
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2021年01月08日(金) |
丙辰・大安・朝めざめては |
あ!日記が更新できるようになってる! 嬉しい嬉しい!ありがとうございます管理人さん。 お元気なようで何よりです。安心しました。
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朝おふとんの中で眠りから醒めてから、 完全に起きるには2〜3時間かかる。私は。 ということを最近知った。
眠りから醒めて、でも起きられないので 私はまだ寝たいんだと思ってもう一度寝てきたが、 もしかしたらもう一度寝る必要なくて、だからといって起きる必要もないんじゃないか、 と思い始めている。
眠いまま、醒めてればいいんじゃないかと。
朝からキビキビ動かなければダメだと思い込んでいたが、 別に朝からキビキビ動く必要ない。
そういうわけで、眠いままボンヤリとだらだら朝はまずお湯を沸かす。 そういうルーティンを決めた。
お湯を沸かしてお茶を入れたらベランダで飲む。 朝の景色は好きだし、そもそも私は朝が好きなのだ。
そしてどうやら私は血液が滞りやすく、水がたまりやすくそして冷えやすい。 冷えると頭痛が起きる。頭痛がひどくなると必ず吐く。吐くとラクになる。 東洋医学だとそういうのは水毒というんだそうだ。
起きたらベランダでお茶を飲むという行為は好きなんだが、 別にベランダで飲まなくてもいいよな、ていうか お茶も飲まない日があってもいいよな、と思う日もあって なかなか習慣化してなかったんだが、
外に出て外気に自分をさらし、今日はこんな温度だよと体に知らせ、 そしてあったかい水分をとるのは理に適ってるんじゃないかと思った。
自分がやりたいなと思ったことは、理由を明確化できなくても身体が欲してるもんなんだなと あらためて思う。
こりゃ義務だな、と思った。義務だと思うとかえって楽しみになる。私の場合。
2021年01月05日(火) |
癸丑・小寒・OSアップグレード |
ついにOSをアップグレードしている。
なのでマシンが使えなくて今やることがない。 やるべきことがあるのにできない。 もっと言えばできなくはないがなんとなくやらない。
OSアップグレード中はなんとなく、 仕事中だけとなにもしなくてもいい時間、 みたいな気がしている。会社員だった頃もそうだった。
あと一時間もかかるのかー。
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エンピツ不具合が復旧する日は来るんだろうか。
管理人さんが、ただもうやる気がなくなったとか、 やりたいけど疲れちゃったとか忙しいとか、 そういうのならいいと思う。
なんか悲しいことになってなければいいな、と思う。 日記を書くこと自体はこうやってできるわけだし、 ずうっと無料で長い間、日記を書き続けさせてもらってたわけだし、 別に不具合が復旧されなくてもこちらに不都合はない。
復旧したらそりゃ嬉しいけど、 管理人さんが元気でいてくれればもうそれだけで充分だよな、と思う。
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こうしている間にもOSはアップグレードされていっている。 残り44分。この、サクサクなんでも処理してくれるマシンが44分もかかる作業。 目には見えないけど、確かにすぐそこで行われている、きっと緻密で複雑な作業。 宇宙のこととか、身体の細胞のこととかを考えるときと似たような気持ちになる。 わからないけどたしかにあることを、自分なりに自分のなかに落とし込もうとするときの気持ち。
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子どもはお友だちと外に遊びに行った。 すぐそこの遊び場だ。
ついこないだまで、そんなことが起こり得るとは想像しなかった。 子どもが外に行くときは自分が連れていくときだけだった。
それが一人で学校へ行き、一人で友達のところへ行き、 そして一人で帰ってくる。
無事を祈る気持ちと心配は 連れて歩いていた頃となんら変わらないが、 物理的にこんなにも距離が離れている場所で、私に何も見えない、わからないところで あの子はしかし確かに存在して、生きて、何かやってるのだ。 つい数年前までは私のそばにいて、 むしろ私の身体の中にから存在がスタートしたあの子がだ。
やはりOSアップグレードを、宇宙を、自分の細胞を想うのと同じような気持ちになる。
明けたよね。
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今年の自分のテーマをきめる。ことをYUKIちゃんの日記で思い出す。 「善意に従わない私をゆるす」。
もうちょっとくだけた言い方とか、比喩的暗喩的かつポップで可愛い表現を 考えようとしたけどこれはこれでいいかなと。
2019年「改善はするが反省はしない」 2020年「Wrap around fluffy」 で、 2021年「善意に従わない私をゆるす」
なんか日本語と外国語がテレコになる予感。
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世の中は善意であふれている。 世の中はというか、私の中は。 なんでもあふれすぎると息苦しくなる。 従わなければならないという気持ちになっている。
従わなくてもよいのだ。 私ならゆるす。 だから私は私もゆるす。
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2020年の「Wrap around fluffy」は難しかった。 じつに難しかった。 まず忘れることが多かった。
それに、自分の周りを包み込むには 私の持っているふわふわは圧倒的に少なすぎた。 ちょっと高望みしすぎたのかもしれない。
自分のテーマは、あくまで自分に照準をあててセットするのがよいらしい。
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世界はいつもただ進むだけで、戻らない。 何が起きても、いつでもそれがふつうだ。 たとえこの先状況がどうなっても、きっとそれがふつうなのだ。
そのふつうの中で、今までしてきたように、一生懸命やるだけだ。
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…とかなんとか言ってたら エンピツ不具合により2021年の日記がアップロードできなくなっている。 サポートメール出しても戻ってくる。
他にもそういう人がいるみたいで、 その人達の例にならって100年前に戻ってみた。 というわけで今日は2021年の1月3日です。 (※現在は復旧しています。ご対応ありがとうございました!)
大晦日にはまだまだ特別感を感じる。
ある種の緊張感があるからだろうか。 カウントダウン感がすごい。
昼間にけっこうな文章を書いたのだが ウッカリ消してしまった。 エンピツならではだ。
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きのうは H&Mのリサイクルボックスにドキドキしながら向かったわけだが、 ふつうに服を箱にいれたらふつうに店員さんが気づいてくれて ふつうに値引きチケットをくれたという すばらしい結果に終わりました。 よかったよかった。 子どもの靴下を買って帰りました。
これからも利用したい。
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こたつでみかんやらカニやらぶどうやらを 楽しみつつあと5分。 ドキドキだ。 できれば大晦日ぐらいは一生ドキドキしてたい。
服がやっとどうにかなった。
クローゼットの中の服がいつ見てもパンパンで 何があるかいまいち把握できないし、 把握できないからつい新しく買ってしまう という悪循環がちょっと改善された。
私は着替えるのが面倒くさい。
その日の気温と気分と用事とを照らし合わせて 服を選び、そして寝間着を脱ぎ、 そして選んだ服を着る、という行為に ものすごい労力を費やした気持ちになってしまう。 要するに苦手なのだ。
スティーブ・ジョブズのように毎日同じものを着られればラクだとも思うが、 しかし私は身につけているものに大層気分を左右されてしまう上に 「いつも同じ」ということにかえってストレスを感じてしまうタイプなので その方法はたぶん合わないなと思っていた。
ならばせめて、「組み合わせを考える」という労力を省けないだろうか。
「着回し」というテクニックが当たり前のように謳われている昨今であるが、 別に着回さなくてもいいんじゃないか。 このトップスにはこのボトムス、と決めて、基本それ着てりゃいいんじゃないのか。 「私服の制服化」ってやつだ。
というわけで決めた。 かなり楽しかった。 そしてクローゼットがかなりすっきりした。
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要らない洋服がけっこうはっきり区別できる。 買い足すのもきっとラクになる。
要らない洋服はH&Mのリサイクルボックスに出してみることにした。 ブランド問わず、靴下かたっぽでもよれよれのTシャツでも汚れたシーツでも 布なら何でも回収してリサイクルします、というスタイルがとてもいいと思った。 服をただゴミにするのはあんまり気持ちのいいものじゃないが、次の道筋に送ると思えば気がラクだ。
まだ出してないからどんなものかドキドキする。
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着回さなくてもいいやと思って気づいたことがある。
「オールシーズン着られる」ものも、別にオールシーズン着なくていいということだ。
春まで長く着られる冬物でも、春か冬どっちか着れば別にいい。 どっちかに決めて制服化したほうがラクに着られる。
今まで服は「春夏」「秋冬」でざっくり衣替えしていたが、 「春」「夏」「秋」「冬」で細分化したほうが 常用クローゼットの中はすっきりする。
春用にと決めたレースのスカートを どうしても冬物に合わせたいとかいうこともたまにはあるだろうが、 そしてそのときはふつうに合わせようと思うが、 たぶんそんなことは本当にたまにだ。
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この整理整頓をするにあたって、いっこだけ気をつけた。 「どうでもいい格好」も2、3通り制服化すること。
この場合の「どうでもいい」は 「着なれてるけど気分が上がったりはしない」だ。
服の断捨離の基準で「着て気分が上がるか否か」というのがあるが、 私には気分が上がる服を着る気分じゃない日が毎月必ず数回は訪れる。
体調よくない日、気分がどんよりする日、 ラクにいきたい日、ホッとしたい日。 そんな日には 適当に選んだちょっとイマイチな服がとても安心する。
だから、どうでもいい服はけっこう重要だ。 心地いい生活をするためのクッションになる。 そして気に入った組み合わせの制服は、気持ちを新しくしてくれる。
私がスティーブジョブズスタイルに向かないのもこのへんに理由がある。
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来年の夏は、ワンピースとカラー靴下の組み合わせを楽しんでみようかなと今から思ったりしている。
楓蔦きなり
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