どすこいナース戦闘記 ラストバース



共倒れ

 表現がよくないけれど、同時に二人亡くなりそうだった。「共倒れかもしれませんね」思わず言葉にでてしまう。

 何と言っても離れられない状態で、もしほとんど同時に来たら、他の患者さんに何か有っても身動きができない。夜勤でなくってよかった。夜勤でもこういうときはかなり緊張する。

 
2005年03月06日(日)

強いられる看護師 強いられる患者・家族

 準夜。ターミナル患者が2名。かなり、バタバタした日勤からも申し送り。これで穏やかな仕事が待ってるわけではない。

 ふぅ。って思って申し送りを聞くが、ターミナルの人の経過がイマイチわからない。まあ、ターミナルは刻々と状況が変わるんだから、対して経過が重要ではないんだけど。きっと、彼女自身が把握しきれてないんだろう。

 点滴の準備をすると、明らかに・・・。聞いても、埒が明かないので、自分で対応しておく。

 さて、一応患者さんをちらっと見ておくか。そんな余裕の発言は、その時だけ。

 いつも穏やかな先生も何やら疲れ果ててるし。本当に医者って過酷だもんなあ。

 気がつけば、便、検温、発熱、疼痛、与薬、傾聴考える暇なし、落ち着いてる人には話すらできず、本当に時間も足りなければ、手も足りない(はず)

 ゆっくりと話せれば、出来ない誤解もあり。大変だねって言わせてる面もあり。。。。

 申し訳ないです。

 消灯以後もターミナル患者さんの対応で記録すらできず。

 そんな中、自分の親が伴侶が、知らない姿に、態度になり、くたびれている家族にも上手に説明しきれないところもあり。。。
 何年経ってもダメなもんだと。

 「一般的でなく、この場合はどうなんでしょうか?」
といわれても、私たちの一存でどうしてあげることも出来ず。その場を濁すだけしか。

 はぁ。

 申し送りを終えても、ちっとも仕事が終わらない。相手側は23時以後は与勇壮だったなあ(+_+)

 ああ。

 医者も看護師も患者も家族もどこにも見えない苦悩だけが・・・。

 みんなで笑えるときもあるのにねえ。今日は曇りな表情ばかりです。
2005年03月02日(水)

不正出血 その2 患者編

 いつも行く婦人科(っても4回目か?)が受付人数制限で不安だったけど、間に合った。滑り込みセーフ。やっぱり女の先生の方がいいしなあ。。。

 何回乗っても緊張する内診台。初めて乗るのはお産でと思ってたのになんでかそっちは用事なし。いくら細きかずこさんが結婚や出産を勧めても相手がなくちゃね。とか違うことを考えればいいのに、緊張します。

 診察はカーテンで見えないけど、何されてるのかさっぱり分からず。超不安です。まあ、視診で、エコー、触診、ガン検診のための採取だとは思うけど。やっぱり自分が反対側なら説明しようと思う。

 どうやら「排卵」による出血だろうということで。ホッとする。いや、もちろん、がん検診の結果は後日だけど。

 この前の患者さんは「私は初期だから不安はありません」と言い切ってたなあ。羨ましい。色々見てきたせいか結果を最悪におくクセがついている。

 そういや、お産でも取り乱すのは看護師、助産師だと言うもんなあ。分かります。それ。

 ということで、過ぎってったのですが。やはり相談できる相手がいて、それは本当に安心できるものだと思ったのでした。看護師も業務でなく、心で接するのが伝わるとか。

 さて、実行に移さなきゃね。っていうか、してるつもりではあるけど。どうなんだろう?
 
2005年02月23日(水)

どすこいナース戦闘記 ラストバース / うまのすけ

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