in love with...
沙夜



 名月荘(の優しさ)と、RISTORANTE HiRo CENTRO(の刺激)

ゆうべはぐっすり眠ることが出来た。
朝食前に部屋のお風呂に入る。
全開にした窓から入ってくる風の気持ちいいことったら。



朝食は二人とも洋食を選択。
二日目は和食にしようと思っていたけど、
なんとなく物足りなさを感じたので変更した。


名月荘の味付けうんぬんの問題ではなくて、
(彼も「ここの料理は好きだ」と言っているし、もちろん私も気に入っている)
今、私の身体がパンチのある料理を求めているんだと思う。


『優しいのもいいんだけど、たまには刺激が欲しい』みたいな感じ?
洋食も充分優しいんだけど。




今日はオムレツじゃなくて目玉焼きをお願いしてみた。
パンの右横に写っている、野菜ジュース。
休憩所から彼が持って来てくれたんだけど、これ好きなんだ〜。
玉こんにゃくと野菜ジュースのサービス、良いね♪



デザートはキウイ。
洋食にはフルーツが付いてくるから、だぶっちゃう。
係の女性も申し訳なさそうだった。


昨日のお握りにしてもそうだけど、
もう少し(連泊者に対しての)配慮があると嬉しいな。
(こういう部分は宿というより、板さんに任されている部分かな?)
2泊分の請求金額を見て、余計にそう思う。


今回は部屋係の女性がチャーミングで好感が持てた。
これはポイント高し!
でもそれ以外の部分で(掃除のことなんかも)気になることがあり、
全体的に考えるとポイントはちょーっと下がっちゃったかな……。
1泊だけするか、昼にどっか出掛けていれば、不満は出なかったかもしれない。


「また来たい?」

「そうね。うーんと、2年後くらいとか」

「そんなに先なの?」

「豆ぞうさんはまた半年後くらいに来たいの?」

「いやそんなこともないけど。今度は他の宿と1泊ずつするとか……」


ふむふむ。
なにやら目をつけている宿があるようですな。


あれこれ文句を言ってしまったようだけど、私が泊まった宿の中では
上位に位置することは変わらない。
のんびり出来たし、楽しい旅行だった。





お別れランチは丸ビルで。




「リストランテ・ヒロ・チェントロ」にて。
色々あったけど、相変わらず繁盛してますなぁ。
オープンキッチンが良い感じ。
もしかして?と思ったけど、ヒロさんはいなかった。


フロアに対してテーブル密度が高くて混み混みしてる。
でも隅っこの席だったからあまり気にならなかったけど。


◇Pranzo D(Dコース)
◆Pranzo Speciale(本日の特別メニュー)


「いろいろ食べてみたいじゃない」ということで、別々のをオーダー。



◆高知県徳谷フルーツトマトの冷製カペッリーニ

名札を立てる、まるっこいの(磁石)が可愛い。

フルーツトマトの冷製カッペリーニは、ヒロのスペシャリテだそうで。
スプーンとフォークも冷凍庫から出して来て、めっちゃキンキン冷え冷え。


トマトが甘くて、カッペリーニもしっかりしていたし、
とてもさっぱりで美味しかった。


◇野菜の冷たいエスプレッソ(グリーンピース)
◆五月雨いさきのグリルと山菜のヴァポーレ 酸味をきかせたバーニャカウダソース

この、バーニャカウダソース、めちゃうま〜!
香ばしい風味がたまりません!
野菜と合うーーーー。


◇山口県萩よりアナゴのフリット カレーの香り マスタードのジェラート添え
◆三陸産赤ウニのスパゲッティーニ

このウニのパスタが来た時はびっくりした。
だって、ウニがたっくさーーん♪だったから。


残念ながら、麺はアルデンテより火が入ってしまっていた。
豆ぞうさんの方の「赤烏賊と貝割大根、からすみのスパゲッティーニ 」
(写真撮り忘れ)はちょうど良いアルデンテだったことから、
多分ウニと合えている間に火が入ってしまったんだろう。


味の方は申し分なく。
唐辛子がピリリと効いて、ウニのパスタにありがちなくどさを無くしていた。
今まで食べたウニのパスタの中で一番美味しかった。


彼の方のパスタは、すごーーーくさっぱりで、これはこれでまた美味。
(でもウニの方が美味しいw)








◆黒毛和牛イチボ肉のビステッカ
◇本日の肉料理 豚の腸詰め

このお肉がねえ〜……
ホント、惜しい。


炭火でグリルしたのか、すっごい香りが良いの。
でもお肉の……脂身が……1/3くらいある。うう。
カットして豆ぞうさんに進呈。
しかし、残りのお肉も筋っぽくて固かった。食材的にハズレ。
柔らかい部分もあったんだけど……調理方法は良かっただけに、惜しい。


ふと、名月荘のステーキを思い出し、比べていた。
とても対照的だ。
あの上品なステーキも良いけど、こういうワイルドなのもいいなぁと。



◆バナナのタルト
◇ダークチェリーとノッチョリーノのミルフィーユ

「バナナのタルトです」と言われて食べたけど、えっ……これ、違うよね?
なんか干し芋みたいなんだけど?
生クリームは好きな味系。


後で彼がスタッフに聞いたら「バナナをキャラメルで煮た」とかなんとか。
「バナナじゃないみたいなのが、狙い」だそうです。


こちらのデザートはみんなユニークだこと。


          ◆〆はカプチーノで


ヒロの料理には、私が求めていた“パンチ”があった。
最初から最後まで刺激的だった。
料理も予想外に美味しかったし。
(やっぱり特別コースの方がインパクトある)

そうそう、パンにつけるオリーブオイルもフレッシュで美味しかった!


でも、サービスはいまひとつ。
カトラリーを間違えて置かれて、後で直しに来た時も無言だったし、
お勘定の伝票も、他のテーブルのものを間違えて持ってきた。
いや、間違えたことが悪いのではなくて……


「すみません。この伝票、違うみたいなんですけど」

「……そうですね、こちら3名様(の伝票)ですね」

しばらくしてから、「こちらですね」と正しい伝票を持って来た。


この女性から謝罪の言葉がなかった気がする。
少なくとも、申し訳なかったという態度ではなかったと思う。


「沙夜ちゃん、すごいね〜。僕だったら気付かずに払ってた」


えー、気付こうよ。
5千円くらい高かったよ。


でも、そんな彼の態度に救われた。
ここで彼が怒ったら、空気悪くなっちゃうし。
そういうのも分かって、呑気なことを言ってたのかもね?


ごちそうさまでした♪



2007年05月26日(土)
初日 最新 目次 MAIL

※my登録を「告知しない」に変更しました※