花火大会があった。 花火に行く前にいつものようにコンビニに立ち寄る。 月曜日はいつも休みなはずの彼女が浴衣を着てそこにいた。
これは声をかけるのに最初で最後のチャンスだったのかもしれない。 「浴衣似合いますね。」 帰りにいたら絶対言おうとおもった。
帰りに寄ったら彼女はまだそこにいた。 レジに行ったら違う人が入っていて3番目に並んだ。 結局言えないのかと思った。 隣のレジで2番目にお待ちの方どうぞと彼女が声をかけた。 最初の人が結構買い込んでいて、 僕も彼女のレジに行った。 でも結局声がかけれなかった。 「浴衣似合いますね。」 この一言がなぜ言えないのだろう。
かなり今日は自己嫌悪。 僕にとって最初で最後のチャンスだったかもしれない。 いつもと違う彼女がそこにいて、 それを自然に褒めれる機会なんてあと何回あるのだろう。
僕は本当にどうしょうもない馬鹿だ。
でも本当に浴衣似合ってましたよ。 浴衣姿の彼女は見惚れてしまうくらいかわいかったです。
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