- 2004年07月06日(火) ないものねだり
スキマスイッチの
夏雲ノイズばかり聴いてるこの頃。
夏休み前に、研究会のパンフとか、学校ＨＰの更新しなくちゃ…
とかで、いろいろ慌ただしい毎日。
そういう中、
同級生夫婦のお宅へ子供を見にＮちゃんと先週末でかけてきた。
奥様は同じ学校じゃなかったんだけど、
同級生…ってことで、あらたまることなく楽しい会話。
しかし、まぁＮちゃんと私はこのままいけば、
負け犬王手って感じの生活なんだけど、
奥様Ｋさんっていうのは、世に言う勝ち犬ってことなんだよね。
読む雑誌から一日の生活までことごとく
笑いあえるほど食い違っていた。
おかしいね。
十年くらい前までは、
みんな似たような生活をして、
似たようなことを考えていたはずなのに。
私とＮちゃんが手みやげに持って行ったケーキの
単価を知っていたＫさんは、
「こんなに高いケーキを…
うちじゃぁあそこでは、シュークリームしか買えないのよ。」
って恐縮していたが、
私とＮちゃんは、ケーキの単価なんてたいして考えずに
おいしさだけで注文して買ってきてしまったのが事実だった。
そうか。
やはり、私とＮちゃん…少なくても私は生活感がにじみ出ていない
パラサイトシングルなのかもしれないよなぁと自覚した。
ま。
教師って上場企業に比べれば薄給な方だけど、
とりあえず今自分で自由に使えるお金は、主婦より多い。
なんか。
でも、お互いナイものねだりしてしまうのかもしれない。
Ｋさんに言わせれば、
Ｎちゃん（歯科医）と私（教師）は
手に職つけていいなぁ、
自由になるお金や時間があっていいなぁって言われたけれど、
私とＮちゃんに言わせればＫさんなんて、
もう子供も育てていて、立派な母親になっているところが、
すごすぎるという感じだった。
とりあえず今のところ私とＮちゃんは、
自分のことだけで
おぼれそうになりながら、
いっぱいいっぱいで、生きてるからさ。
あったかい家庭は、
何ものにも変えられなくて、
偉大なんだよ。
それを維持していること自体が素晴らしいって思ってしまった。
「なんか、初めてだったなぁ…ああいう雰囲気。」
帰り道、Ｎちゃんがつぶやいた。
そう。
思いは同じ。
もう、
私たちの世代では、
ああやって、
自分のためと、
自分以外の人のために、
共に幸せになるための、
心の家をつくってる人たちが
いるんだよね。
思い知った。
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