緑の風 白い鳥  波那村 悠




2012年11月20日(火)  さよならという名前の日々

 実家に帰ってきて一ヶ月と少し。
 ちょっと疲れた。
 いや、かなり疲れた。

 現実味がない。

 たまに荷物を取りに、避難する前の部屋に戻るんだけど、実家とのギャップに泣きそうになる。
 自分の部屋じゃないみたい。
 他人の部屋みたい。

 わたしはここで暮らしていたのだ。
 ここにいたかったのに。

 何が悪かったんだろう。
 どこで間違っていたんだろう。
 リセットするポイントがあったはずなのに、わからない。

 いや、わかってる。
 でも結果はこの現状です。

 なんかもう、休職のことばかり考えている。
 仕事が当たり前に進んでいくことがつらい。
 詳細は誰も知らないけど、私情を持ち込まないように、と注意を受けている。
 みんな公私混同して職場にいるのに。

 明るい顔してろ、と。
 高校時代からなんもしてなくても顔色悪いと言われてたけど、ここでもまた。

 無理だよ。
 社内に笑顔を向けるべき相手がいない。

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