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「今、やりたいことは?」と訊かれれば、「買ったまま積んである本を片っ端から読んでいく」、「○○(←レストランの名前)の人気ランチを食べに行く」、「ヘッドスパを体験する」…といった即実現可能なことから、「信州あたりの高原へ避暑に出かける」、「お部屋のリフォーム」…といったちょっと勢いが必要なもの、さらには「オーロラを見に行く」「マチュピチュに行く」…といったほとんど「夢」と呼ぶにふさわしいものまで数限りなく浮かびます。
その一方で、たとえば溜まりこんでいるHDDレコーダー内の整理とか、それ以前に使っていたビデオデッキで録画したものをDVDに移動させる作業、またお部屋の整理や不要なものの処分など、今すぐやるべきこと、長年「やらなくては」と思いながら先送りしてきたものも決して少なくありません。 先ほど書いた「買ったまま積んである本」ですが、実はそれらと同じ時期に買ったのにとっくの昔に読み終わっている本もあります。つまり今残っている本は、後回しにされてしまった本…。
確かに昨秋から大げさではなく目が回る忙しさではあったものの、食事もすれば睡眠もそこそことっていました。ダビング一回できないほど、本1冊読めないほど、追いつめられていたわけではありません。 となると、やるべきはずなのにやらなかったことたちは、無自覚ながら私の中で「絶対今すべきことってわけじゃない」と判断されてしまったものたちなのでしょう。 着るつもりで買ったのに、ちっとも出番がないままいくつかの季節を部屋の隅で過ごし続ける洋服たちのように。
近々部屋のリフォーム…とまではいかなくても、かなり大がかりな整理をするつもりなのですが、「いつか…」と思いながら何年も触れずに今日まできたものは、この際思いきって処分してみるのもいいかもしれません。 そうやって出来た空間が、まったく別の何か新しい楽しみを呼び込んでくれるかもしれないので。 |
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