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■ 無情
=無情=
さびしく消えたのは、何もない心の部分だった。原色の人間を残して、ひっそりと。曖昧に人の形をとって、粒子の間を縫って、風のほうへと誘われていく。
モノクロの雨。
青い心だけが少しばかり君を懐かしい。ただ、温かさも冷たさもない。すきっ枯らしの風に滲む。涙の形をとったそれは、霧散。
青色への電信。
地に染み込んだ飴玉は、赤色が笑い、沸き立ちます。追従の服従。憂愁の中秋。最終の来週。驟雨がすべてを地に伏せて、、
ただ、モノクロが切り離されただけ。
2007年11月16日(金)
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