にっき
nagi



 台湾 3日目

あけましておめでとうございます。

続きです。

***


3日目。

これも某サイトでみつけた豆奨のお店。
なんと並んでいるではないか?! 並んでみたら
親切なおばさんがこっちは持ち帰りの列だと教えてくれ、
並びなおす。
そして購入。豆奨砂糖入り、なしの温かいのと揚げパン。
厚揚げの何か(名前忘れました・・・)
口コミに悪い意見がまったくなかったせいか、普通に美味しい。
日本人も結構いたしね。
そしてまた台北駅をウロウロして、
今日は九イ分へ。昨日友人と話し合った結果。
端芳まで電車で行き、そこからバスで行こうということになったのだ。
昨日会った人に九イ分は良かったという話を聞き、
やっぱり行こうということになったのだ。
夕方の九イ分がいいと教えてくれ、現地で申し込めるからツアーで
いったほうがいいと教えてもらったのに、
自力で行くことを決意したこの暴挙というのかチャレンジャー。

自動販売機で切符を買ったのはいいものの
(これも実は結構時間がかかった。時刻表を読むのがやはり難しい。
これでいいのだなという確認を何度もし、それらしい切符を買う。
そして、これは私一人の肩に・・・。友人は知らん顔。
仲が悪いわけじゃない。友人は韓国語は結構なかなかだが、
中国語は私以下なのだ。だから必然的に私にかかってくる。
でも、私も別にできるわけじゃないからね−ー;


プラットホームに降りるも、違うんじゃない? と友人に言われ
同じ年か少し下くらいの男連中に切符を見せ、
ここへ行きたいんだが、ここでいいのかということを聞く。

結果。どうやら違うらしい。
じゃあどれ? と聞くと「不知道」と言われる。
これはオイラの得意技。言えるし、わかる。
意味はつまり「わかりません」
何か色々いってくれるがわからない。
最終的には世界共通語「インフォメーション」と言ってもらい
ある場所をジェスチャーで聞く。

お礼をいい、インフォメーションらしき所で聞くと、
プラットフォームはあそこだが、何か言っている。
残念ながらそんな語彙力はないので、とりあえず場所だけ確認して降りてみる。
でも、残念ながら不安だ。

なので、また人に聞く。
今度は若い女性。南国系の美人さんだった。
また切符を見せて聞くが、教えてくれていることがわからない。
自分の切符を見せてくれ、その女性が言うことを単語とジェスチャーから理解すると
指定席の切符は? と言っているようだ。
それがないとというようなことを言っている模様。

切符は自動販売機で買ったことを伝えると、多分じゃあこれでいいんじゃない?
というようなことを言われる。
プラットフォームに書いてある時刻等々から確認すると、次にくる列車で間違いは
ないはずだ。妙な自信だけはある。
心配は心配だけどね。

列車が来て、車掌さんを発見。
切符を見せて、ここへ行きたい、この列車に乗っていいかと聞くと、
違うというようなことをいわれる。

その横で台湾人(だと思う。原住民か?)と車掌さんが言い合い。
何故か3人車掌さんはまとまっていたのだ。
あまりの大きな声で、説明の声がよく聞こえない。
次の列車に乗ってくれというようなことを言うので、
じゃあその列車は何時だというと、別の車掌に相談する。
ちなみに若手2人、ベテラン1人といった感じだった。
ベテランの人が台湾人と主にやりとりしている。

どうにもわからなく、紙に書いてと鉛筆と紙を渡すと、
困った顔をされ、もう一人の若手そして言い合いをしているベテランに相談している。
中文がどうのこうのというようなことと、どう書けばいいんだろうというようなことを
言っていることから、多分中国語が苦手なんだろうなと見当をつける。

台湾語と中国語、いわゆる普通語は違う。
そして、またそれ以外の言語も使われているので苦手なのかなと
そんなことを考えつつ、
時刻表の把握とかも別にしていないんだろうなとも思う。

切符がどうのといわれるが、とりあえず自動販売機で買ったのだということ、
私たちはこの「端芳」の駅まで行きたい。
これがダメなら何時の列車に乗ればいいんだと聞くと、
出発時刻が迫ってきたのか、台湾の人とのやりとりに疲れたのか、
ベテランさんが「これに乗っていい」と言ってくれた。
元より何がダメかわからず、「これに乗っていいのか?」と再度聞くと
いいという。そして何駅目に降りるんだということを教えてもらい
(それ以外にも言われたような気もするが、わからなかったーー;)
お礼を言い、乗り込む。
そこで友人と出した結論。
日本でいう新幹線に乗車券だけで乗ったようなものなのかと。。
この後も何度かすみませんとお礼を言うような場面があるのだが、
そう思った瞬間でした。


無事(?)端芳に着き、インフォメーションで日本語がわかる方に
乗るバスを教えてもらい、タクシーで行けば? と言われたが
バスで行きたいというオイラたち。
帰ってきた今でも思う。タクシーで行けば良かったかなと。
でも、バスだからできる経験があったし、迷惑だっただろうけれど
優しさに触れることができた。だから、ありがとう。そしてごめんなさい。

電車に乗っているときからそうだったが、雨が本格的に降り出した。
もったいないと思いながらも、折りたたみ傘を買い、バスを待つ。
バスに乗り込んだはいいが、日本人はいなさそう。
全体的に日本人出現率が少ない旅行だったように思う。
時期が時期だからなのだろうか。たまたまなのかもしれないが、ちょっとよくわからない。

ちなみにバス代は22元。
バスは進んでいく。
電車と違い降りる駅表示がバスはない。
降りた人がいるから、ここかなと思い、降りようとし
その前に運転士に確認しようと思い、確認すると扉を閉められる。
・・・・・・どうやらここじゃないようだ。
乗っているお客さんもジェスチャーで違うと教えてくれる。
・・・・・・降りなくてよかった。
そして、どうやらこのバス地元の人がほとんどだったようだ、
どこで降りるかよくわかっていなかったが、これもまた乗客の人が
ここで降りるのだとジェスチャーで教えてくれる。

大雨。
でも、九イ分だ。商店街を歩き、
食べた買ったものの一つでもある芋圓を食べ、
ふらりふらりと歩く。といっても昨日の夜市ほどではないけれど、
結構な人。友人の姿を見たり見失ったりしながら歩いた。
町並みはガイドブック等に書いてあるように、
ノスタルジックという言葉がしっくりと当てはまる。
千と千尋の舞台になったのではといわれるのも頷ける。
友人の希望で「天空の城」という茶館に入る。
湯のみをここのお店のオーナーが作ったようで、
そういったものに興味がある友人は興味津々。
オーナーの奥さんが日本人らしくお店の人も
日本語ができる人が結構いる。
すごいなと思うのが、こういうときだ。
習いにいったわけではなく、旅行者、日本人の旅行者が来て
それで日本語を覚えていく。
曲がりなりにも習ったことがある私の中国語なんかと比べ物にならないほど
流暢で。自分の甘さに向かい合った気がしてくる瞬間だ。

そしてライトアップされた九イ分。
雨は相変わらずだけれど、幻想的で来て良かったと
景色を見て思いました。でも、願わくば。
晴れたときにまた来たい。


帰りはバスが台北まででているということを茶館で教えてもらったので
バス亭らしきところで待ってみる。
タクシーにその間数分だったのにもかかわらず、乗っていけと言われるが
バス90元の魅力のほうが強く、バスで。
ここでも日本語ができる台湾の方に助けてもらったんだよな。
自分が降りた後、席に座っているこの人たちもすぐ降りるから
その後座らせてもらえばいいとか話をつけてくれる。
そして自分が降りるときは、とくにこちらを振り返りもせず、颯爽と。
その後ろ姿に「ありがとう」と叫んだけれど、
多分聞こえていないと思う。本当にありがとうです。
バスの運転士が言うことを通訳してくれ、落としたお金を拾ってくれ
そしてどこで私たちが降りたいのかの確認もしてくれて。。。
かっこいい女性でした。
バスには1時間以上乗っていたわけだけれど、
何がいけないってクーラーききすぎ。
おかげで、最後のほうはトイレとの格闘で大変でした。
台北駅に降りたわけではないけれど、わかりやすいところで
おろしてくれて百貨店のトイレに友人と駆け込んだのでした・・・。

この近辺にも色々見たいところがあったけれど、時間の問題や
友人がかなり疲れていたので(そりゃそうかも)
おとなしくホテルの方向へ。

西門の辺りをまたふらつく。
屋台の餃子を食べてみたり、牛肉麺が食べたいという話になり、
餃子やのお兄さんに、この辺でお兄さんが一番美味しいと思う
牛肉麺の店がないかと聞く。
店の名前がよくわからなかったので、書いてというと地図を描いてくれる。
・・・・・・普通はそう思うか^^;

ところが遅すぎて、もうその店は閉まっていました。。
残念と思いつつ、ホテルの近くの店で、食す。
意外や意外、かなりあっさりしているんだね。牛肉麺て。。
美味しくてペロリと感触。
牛肉もかなり柔らかいんだな。

シャンプーをしたのも多分この日。
おしゃれーな感じの店に入ってみたら、座って洗うシャンプーじゃなくて。
友人がそれならやる意味がないというようなことをいったので
出ようと思ったが(正直私は何でもよかったんだなー^^;
もう準備ができたとか言うから
大体うまいこと説明できなくて、私は「帰る」としか言ってないからなーー;
向こう日本語ダメ。こっちもなんか駄々っ子みたいに「帰る」しか言えない。
説明するのが面倒で、マッサージ着いてるかって聞くと「ついている」というので
この店でやってみた。
結果、友人は結構ご満悦。私もボチボチ。
でも、私あまりマッサージなかった気がするんだな。
ま、でもサラッサラになった気がしたからいいかと思えた一日でした。

自分の靴がかなり擦り減っていることに気づく。
気づいても、どうしようもないんだけどねーー;

2008年01月01日(火)
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