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2006年11月23日(木) ■ |
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早慶戦 |
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伝統のラクビー早慶戦をテレビで見た。 結果は41連勝中の早稲田が慶応に41-26で勝利した。
ラガーマン、楕円形のボールをつかむと 前方へ何人もの手をタックルをすり抜けようと、 猛然と走る。 倒されると、仲間が覆いかぶさり、ボールを守りまたパスして、 RUN RUN RUN!!!
何度でも起き上がり、パスをつなぎ、敵陣に トライめがけて走ることを繰り返す。
トライが決まると沸きあがる歓声。 スポーツとはつくづく素晴らしく感動を生むものだなぁと思う。
トライを決めた選手たちの笑顔、チームの喜び、 それが、印象的だった。
さて、我々の生きる現代社会はどうだ? 派遣社員、準社員、契約社員。 行き着くところはニートの増加。 「正社員」って言葉の響きが、重さをもつようになった。 バブル崩壊後、失われた10年を経て、 ようやく景気の上昇の気配が感じられるようになった。が、 景気の踊り場の脱出をした、とはいえそんなに変わらない個人消費、 儲かっているのは、正社員を減らし便利のいい非正社員の雇用を 増やした企業で、個人ではない。
再トライの道は険しい。 かつては、終身雇用制の崩壊で、1つの会社にずっといるもんでもない。 再就職も当たり前の風潮が強まっていたが、 一度、線路から外れると、同じかそれ以上の待遇になかなか戻れず、 正社員にすらなれない。
テレビのニュース番組で放映していた。 特番の「再トライできない社会」について、 今日ラクビーを見ていたらふと頭をよぎった。
走って走って倒されても何度も起き上がって 楕円形のボール渡さないようにパスをつなぎ、 トライをトライし続ける・・・
オレらの社会からそんなフィールドが遠ざかっている。
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